愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロックダウン日記2週目

1週間が短いようで長い。1週間おきに記録しようとすると、もう数日前のことを忘れてしまう。

リモートワーク

仕事はもともと同僚が世界中に散らばっているような環境で、普段からすべてオンラインで済むようになっていたので、ロックダウンになっても全く支障はない。子供の世話とのリズムもまあつかめてきたかな・・と思ったが、今週は一つ締切りがあり、やはりキツかった。1日だけ、家事、子供の世話全部旦那に丸投げした。

クライアント主催の2時間のオンラインミーティング。社内外から30人ぐらい参加していたのだが、プレゼンしてた人が突然「・・・ちょっとすみません」と言って3分ほど離脱。再び話し始めた時には、後ろで子供が泣く声がしていた。ははは。どちら様も、お疲れ様です。

ボスとのミーティング中も、話途中に子供がワーキャー言う声、そして「こら、喧嘩はやめなさい!」「Paw Patrol(子供むけアニメ)は云々・・」とボスが子供に向かって叫ぶ声が(笑)

オンラインミーティングは、カメラはオフにして音声だけ、あとは画面を共有してやることが多いので、BBCのパパのような状況にはあまりならない。なったとしても、仕事のアジェンダを進めるのに頭が行っているので、意外と誰もあまり気にせずに進めてしまいそう。

子供の学校

欧米ではオンラインで早速授業が始まっている!というイメージがあるかもしれないが、最初からオンラインで講義を始めた公立の小学校は、そう多くは無いのではないかと思う(私立はその限りではない)。

子供の小学校は、ロックダウンが始まって最初の2週間は、自宅自習という形。おすすめのオンライン教材情報やアクティビティ一覧は送られてきたが、それを参考に各自プリントをダウンロードしたりして、親が見ながら自主的にやる、という感じだった。

一応「算数は分数と小数点に重点を置いてください」程度の指示はあったが、イギリスの学校、教科書があるわけではないので、いまいち学校でどこまでやってきたのかはっきりせず。あまりに情報や指示が少ない、何をどれくらいやっていいのかわからない、と2週目に入って不満を表明する親も出てきた。

学校側も急にロックダウンになったので、実際のところ遠隔学習についてはまだまだ準備中というところらしい。とりあえずGoogle Classroomはセットアップされて、子供達も使い方は学校で習ってきたけれど、まだ活用には至っていない。

やはり公立の学校になると、インターネットの接続状況とか、持っている機器とか、家庭の事情がバラバラなので、すぐにオンラインに切り替える、というのは難しいらしい。私達が住んでいる街では、最近カウンシル(区役所的なもの)が一部のエリアで無料Wifiを飛ばし始めたらしい。

これから春休みに入るにあたり、春休み中の課題については新しく連絡が来た。

学校も完全に閉まっているわけではなく、医療関係者やスーパー、流通に関係する仕事など「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人達の子供は通い続けて良いことになっている。子供の同級生でも、お医者さんのおうちの子はまだ学校に通っていて、学校に行ってもみんないないからつまらない、会いたいよ~と子供にテキストが来た。

買い物

引き続き、野菜果物などはオンラインで卸売業者から購入。最近は冷蔵庫にある食材で何を作ろうか考えるのが俄然楽しくなってきている。スーパーで買うよりは安いが、先週よりも値段が少しだけ上がっていた。しかし卵はスーパーで買う値段で2.5倍の量が手に入るし、ありがたい。夫はビールなどもオンラインで注文するようになった。

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家に引きこもっていられるのも、流通を回し配達をしてくれる人達のおかげ。子供と一緒に、このアパートに配達に来てくれるみなさんありがとう、のポスターを作り、ロビーに貼り逃げしに行く。その後気が付いたら、同じビルの他所の家庭の子供もそれに追従してくれていた。

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ロックダウン後初めて、どうしても足りないものを買いに近くのスーパーへ。日本のコンビニ2個分ぐらいの小さめのスーパー、入場制限あり4人ほど並んでいたので列に入る。Social distancingということで2メートルの距離を取って皆並ぶのだが、私の後ろに並んだおじさん、最初は「ながら携帯」しながら前を見ずにやってきて私にぶつかりそうになったり、列に並んだ後も50センチぐらいの距離に詰めてくるので、怖くなり、2メートルですよ、下がってくれます?とお願いする。

しかしこのおっさん、そんなに細かく言わなくても、店の人も何も言ってないじゃないか、Relax!などと抜かすので、でもI'm not comfortable だと強く言ったらしぶしぶ下がってくれた。もうこの「自分は大丈夫」的な考え、まじでやめてほしい。

しかしスーパーの中に入ると、そこはもう日常の風景・・人数制限してる割には人が沢山入っているし、狭い通路では普通にExcuse meとか言いながらすれ違うし、social distancing もへったくれもあったものではない。

怖くなって人が通るたびに息止める。極めつけは、そんな中でご近所さんのところのご主人が、スーパーのフロアの一角に立ち止まって携帯でずっと大声で誰かと仕事の話してたこと。あぶねー!!もうそそくさと逃げる。

スーパーによってはレジの前にプラスチックの仕切りを置いたりしているところもあるようだが、この店は店員もマスクはしてたりしてなかったりで、自主判断で防護してる感じ。もうこの店行くのやめよう。

ドラッグストアにも寄ったが、そこは床に2メートル置きに目印が貼ってあった。客もほとんどおらず、マスクをした店員がレジに控えているのはとてもシュールな光景だった。薬剤師はマスクしてたが、レジの兄ちゃんはしてない人もあり。買い物に出たのは30分ぐらいだったと思うが、もうどっと疲れた。

誰もいない住宅街を散歩するのはいいんだけれど、買い物に行くのは、まるで宇宙遊泳かエベレスト登山をしに行くような気分になる。何というか、危険と隣り合わせというか。

近所の郵便局は閉鎖してしまった。多分局員の誰かが発熱したのだと思う。郵便も気が付いたら郵便受けが空の日が多く、多分週に1回ぐらいしか来ていないと思われる。

ソーシャライジン

家に籠っているものの、意外と家族や外の友達とはSNSなどを通じてずっと繋がっているので、あまり孤立感は無い。オンラインでの飲み会も週に何度かあって逆に普段より忙しいぐらい。子供も友達とビデオチャットでつないだまま、マインクラフトをやったりしている。

出かける手間をかけずにみんなと会えたり、一緒に「夕食」をとったり、違う国に散らばっている仲間達と顔を見てしゃべったり。もう長年連絡していなかった友達数人からも連絡が来たりして、みんな家にいる分、普段より人と繋がる時間が逆に増えた感じがする。悪くない。

子供のクラスのZoomミーティングも引き続き主催。今回は、子供達のチャットに校長先生が乱入!(笑)校長先生、全校生徒の顔と名前を憶えている素晴らしい先生なのであった。これはとても良かったので、次は担任とか前の担任とか、転校した友達もスペシャルゲストで招待してみようかな。

健康維持

FBを見ていると、広い裏庭があるおうちはやっぱりいいなーと羨ましくなる。我が家はアパートなので、ベランダはあるが走り回るスペースが無い。子供はあまり外に出たくないようで、散歩も2-3日に1回程度。でもこれでは足腰が弱ってしまうなあ。ヨガを一緒にやったり、ダンスのゲームなどはする。

自宅隔離生活は、こんな感じで、不便といえば不便かもしれないけど、実は思ったほど不便でもない。食料なども特に困っていないし、もちろん欲しいものが手に入らないことも多いが、あるものでどうにかすればいいので特に何とも感じない。友達と代用食レシピを交換したりして、なんとなく戦時中のような感覚もある。

ただ運動不足ですぐに寝付けない日も多く、そういう時はふと色々な不安が頭をよぎることもある。この週は、急に車に乗って自由に色々な場所に出かけていたカリフォルニア時代の日常の感覚や風景が寝ている間に脳内にうわっと押し寄せてきて、「あの頃は良かった・・」という思いに駆られたり、数か月前に撮った写真や、時には仕事中に過去の日付が入ったデータを見ただけで「あの頃は平和だった・・」と思ったり、「なんで今こんなところに自分はいるんだろう」なんて思ったり、ロックダウンで諸々止まってしまっている色々な手続きや用事を思い出して不安を感じてしまう日もあった。

だいたい寝て起きるとスッキリしているのだけれど、なるべく夜はお笑いのビデオを見たりして頭をからっぽにして過ごしている。テレビニュースは繰り返しが多いしあまり見ていない。色々な情報が錯綜しているから、なるべく振り回されないように。ロックダウン生活が当たり前になった身としては、日本のことが心配ではあるけれど、日本の家族はちゃんと自衛しているようだし、国としての心配はもう、遠くからは何も言うまい。とにかく今は家族全員健康に乗り切れることに集中。