愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ピカピカの・・・

ぼやぼやしているうちに楽しかった、しかし怒涛の夏休みも終わり、新学期が始まってしまいました。夏休みは日本・ロンドンに滞在というなんだかすごいことになっていたのですが、その話はまた今度。

さて、7月に5歳になった小さいチャンは、プリスクールを卒業し、今週からキンダーに進学です。キンダー、つまり幼稚園ですが、アメリカでは日本と違ってキンダーは年長さんの1年間だけ。そしてたいていの公立学校は、小学校にキンダーがくっついているので、子供たちはたいてい近所の小学校のキンダーに入り、そのまま翌年は1年生にあがる、という感じになります。

うちのエリアの小学校は、キンダーから5年生まで。6年生からはミドルスクール、いわば中学校になります。ちょっとだけ日本と、学年と学校の分け方が違うんですね。

夏休みの間に、同じキンダーに入る子供たちとのプレイデートがあったり、教室を訪問する時間があったりと、ちょっとした心の準備期間はありましたが、初日は特に入学式があるわけでもなく、バックパックにお弁当だけ詰め込んで、8時20分の始業ベルが鳴る前に、教室の前に整列、先生に促されて教室に入っていきます。本当にそれだけ!

筆記具やらノートといった勉強に必要なものも、学校のPTAが全部用意してくれて、机の上に置かれているので、親が用意するものは本当に食べ物とバックパックのみでした。拍子抜けする位でしたが、手作りバッグだ給食袋だ、なんて無くてよかった本当に・・

教室に入っていくのを親が見守り、ちょっと中に入って写真をとったりしたら後はもうすぐに教室のドアはパタンと閉められ、親の出る幕は無し。その後、PTAがコーヒーやら軽食を出してくれて、歓談する場を設けてくれましたが、親のほうが心配やら、感動やら、色んな複雑な思いでうるうるしていたかも。アメリカのキンダーは日本の幼稚園とは違って、もう「お勉強」の世界に入っていく第一歩。宿題だって出るようになります。学校が始まるまではあんまり考えなかったのですが、実は大きなマイルストーンでもあるわけです。

さて、外交的・社交的でどんどん色んな人に話しかけるため、プリスクールでは他の親に「市長みたいだね」と言われていた小さいちゃん。キンダーの初日も平気かな、と思ったのですが、いつもより早く起きなければならなかった上に、意外と緊張していたようで、学校初日に撮った写真はどれも今までに見たことがないような辛気臭ーい顔。そのままゾンビのように教室に入っていたので、とても心配しながら仕事に向かったのですが・・

午後になって、アフターケアー(いわゆる学童保育みたいなところ)から、「アフターケアーに向かっている間に吐いた」との連絡が!∑(゚Д゚)ガーン そんなに緊張していたのか、小さいさん・・

アフターケアーに向かう間って、向こう側の教室に30歩ぐらい歩くだけなんですけどね。実はロンドンでも1週間だけサマースクールに通ってたのですが、時差ボケもあって初日の通学路でちょびっと吐いた。ヘラヘラしているようで、実は繊細なのか小さいさん・・!!!

朝の、今まで見たことのなかったような緊張の面持ちは、体調悪かったからか?と心配いっぱいでサンフランシスコの職場から早めに学校に向かったところ・・・

もちろんケロッとして遊んでいました。ある意味∑(゚Д゚)ガーン、でもホッ。

吐いたのも、スナックに食べたイチゴをちょっと戻したらしく、「ピンクのが出た」と・・(苦笑)アフタースクールでは、他の学年の子供たちとも一緒に遊べるし、小さいさんも大きなお姉ちゃん達とするゲームが楽しかったようで、迎えに行った私は結局その後20分ほど待たされたのでした・・・・ナンダヨ

2日目の今日は、「昨日はシャイだったけど二日目の今日は全然平気!!」とのたまい、教室の前で元気いっぱい、変顔でカメラにおさまった小さいチャンでした。

さて、親にとっても初めてのアメリカ公立校体験。生後5ヶ月からデイケアっ子だったとはいえ、今までは気に入ったフィロソフィーの学校に、働く親ばかりが子供を預けているような環境だったので気楽でしたが、今回は近所の公立校ですので、共通点はただ同じコミュニティーに住む人々、ってだけで、そりゃいろんな人が来ることになります。PTAやら何やら、どうなることやら!