愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

イーストベイで、四川、本気出してきた。

学生時代はたまに実家から送られてくるお笑い番組のビデオテープを擦り切れるほど見ていたものですが、最近はあれやこれやの方法で遠くにいても日本のテレビ番組が見れるいい時代になりました。そんな中最近我が家がハマっているのが「孤独のグルメ」。子供が寝静まった後、「イノガシラ見よう」と旦那と2人でちびりちびりと見ております。「孤独のグルメ」の前は「深夜食堂」を2人で夜中に見ては、ああ今すぐこれが食べたいと悶絶していたものですが(実際そのメニューを翌日の夕飯に出したりしていた)、「孤独のグルメ」の場合は日本の懐かしい色々な街並みも出てくるので、ああ今すぐ日本に行きたい、そしてウロウロしてこれが食べたい、と悶絶度もさらに増すというものです。

昨晩は新小岩四川料理の回を夜中に見てしまい、頭のなかが四川で一杯になってしまった旦那。今日のランチは迷わずイーストベイの四川料理屋へ。こちらAlbanyにあるChina Villageでございます。

迷わず五郎さんが頼んだのと同じものを注文。

蒜泥白肉

 
ドラマではご飯と一緒にいってましたが、こっちでは冷たい前菜の扱いでした。でもご飯のお供に。
 
ドラマに出てたのは泡菜魚、でもお店にあったのは酸菜魚片湯だったのでそれを頼んだところお店の人に「こっちのほうが美味いよ」となぜかオススメされてしまった川西泼辣鱼片。写真では既に取り除かれてしまってますが、フタを開けると真っ赤な唐辛子がどわーっと浮いている!うわっ、激辛!と思いきや、実は食べるとものすごーくマイルドな味。チキンベースのスープらしいですが、すごく優しい味の白身魚と、春雨が入っています。最後にちょっとだけほんのりと唐辛子のピリッとした感覚がきますが、本当に少しだけ。子供でも食べられます。ちょっとこれをラーメンのスープにしてもいいかも、という感じの味でした。ただただ辛いだけじゃない四川料理、奥が深い!
 
 

あとは写真はないけどお約束の麻婆豆腐。花椒が聞いていて鼻水が出る旨さ。でもTVで言ってたようにビールの味は変わらなかったw

たまに一人でランチを外食する時、心の中で井之頭五郎ごっこをするのですが、ここアメリカでは五郎さんのように笑顔で胃のあたりをさすりながら店を後にする確率はあまり高くなく・・・。でも今回は久しぶりのヒットでした。旦那曰く、日本の外食は世界でもレベルが高い、多分同じことを例えニューヨークでやろうとしても無理かも・・、でも中華に関してはここでも多少は同じことができるね、だそうで。孤独のグルメアメリカ版なんてあっても面白いかも。でも日本はちょっと街中をウロウロするとあちこちに飲食店、コンビニがあるっていうシチュエーションが羨ましい。

それにしても五郎さん、シーズン2ではいつも最初にデザートを食べておきながら、しばらくするといつも猛烈に腹が減ってくるのは血糖値的にどうなのか、いつも心配になってしまいますw

今日はメキシコのお祭り、Día de Muertosがありお店の近くでは子供達がダンスパフォーマンスをやっていました。



日本語では「死者の日」。ご先祖様をまつり家族が集まる、ちょっとお彼岸にも似た感じの日です。そういえばチャイニーズ文化でも家族が集まってお墓を掃除する日があるなぁ・・、ということで先祖を敬う気持ちは世界どこでも変わらないんですね。ただメキシコ版お彼岸、大昔に骸骨を飾る風習があったとかで、とにかく独特の、ホネホネ骸骨のデコレーションがあちこちに。東海岸にいた時には聞いたこともなかった行事ですが、こちらでは土地柄盛大に祝われ、小さいさんもプリスクールで骸骨の絵を書いたランタンを作ってきました。