さてお料理ですが、タパス風にちょっとずつ出てくるので、メニューから色々頼んでみました。これはババ・ガヌーシュ(中東のナスのピューレみたいなの)
子供にパスタを食べさせようと頼んだら、こんなのが出てきた。結構濃い味。思ったようなパスタじゃなかったので、子供には不評。
ブラタに、コリアンダーシードがコレでもかと載っています。
なんだか忘れたもの。
コロッケ的な何か。どんどん記憶が薄れている・・
ショートリブ。味が、これもまた濃くて、なんだかコーンビーフっぽい味だった。
鯖の何か。
後半の食事の記憶が、ほとんど「何か」になっておりますが・・、実は食事の途中から、急に気持ち悪くなってしまい、後半は素敵な鏡張りのトイレに出たり入ったりを繰り返してばかりいました。ワインはグラスに半分ほど入っていたのを、4分の1ほど飲んだだけだったけれど、悪酔いしたのか・・?結局3回ほど嘔吐。それでもスッキリせず、グラグラしてしょうがないので、早々にレストランを出てしまいました。
もうこうなったら早く家に帰りたいのに、これまた外に出たらタクシーが捕まらない。レストランがちょっと細い道沿いにあったため、メインストリートまで歩く羽目になったのだけれど、冷や汗が出て動けず。そこに道端にたむろってタバコ吸っている人達の煙が流れてきて、さらに気持ち悪いことに。ほぼ旦那に引きずられるようにして歩かされましたが、もう道に倒れてしまいたい衝動と、視界がだんだん狭く、暗くなっていくのにビビりました。小さいさんも一緒だったんですが、子供の心配をする気力ゼロ・・ほとんど「く」の字というか「へ」の字になりかけの大勢の私を旦那が抱え、横には心配そうな子供が一生懸命ついて歩いている異様な光景だったに違いないんですが・・ロンドンの同僚が言っていたように、こういう時道行く人は確かに冷たかったな!
意識朦朧としながら歩いていたのは賞味5分ぐらいだっと思いますが、不思議なことにちょっとひんやりした風を受けながら、ほぼ地面を見る形で歩いているうちにだんだん気持ち悪いのがスーッと引いていき、しばらくしたらまっすぐに歩けるようになり、とりあえずタクシーには普通の人間らしく乗り、家族と雑談するまでに回復しました。でも家に帰ったらまだ胃が気持ち悪くてその日はそのまま寝込むことに。一体何だったんだろう、体調もそれまでは悪くもなかったのに。あんなに憧れていたお店でまさかほぼトイレにこもって過ごすことになろうとは・・!!!
お酒に弱い自分のせいなのか、ワインなど頼まなければ良かった、と凹んでいたのですが、アメリカに戻った後でレストラン業界で働く知り合いにこの話をした所、「もしかして魚が怪しいかもよ」と。言われてみれば、注文したの、鯖。青魚は、新鮮じゃないモノは、食べてその場でアタるようなことがあるんだそうです。ううううまさか?!オトレンギさんに限って?!でも起きてしまったことは後のカーニバル。確認しようもありません。でもそれ以来、スペインワインと鯖は怖くて手をつけることができなくなってしまいました、トホホ。