愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロンドンの馴れ馴れしい鳥達

ロンドンにも色々な鳥がいます。意識してあまり撮っていないとはいえ、Google Photosで[birds]と入れて自分のアルバムを検索してみたら、それなりにありました。

「なー、なんかよこせやー。なー。なーて。」

バッキンガム宮殿に隣接するセントジェームスパークにて。ここら辺の鳥は、観光客慣れしすぎているのか、人を見ると一目散にやってきました。

こちらも同じ種類ですね。調べたら灰色雁(ハイイロガン)のようです。こちらはリージェンツパークにいました。

カササギ?バタシーパークにウロウロしていました。

ウィンブルドン・コモンにいた白鳥。白鳥も綺麗ですが人慣れしすぎていて、ちとふてぶてしい。食べ物をもらうのに慣れすぎている感はありありですw

ハイドパークの白鳥はもうその最たるもので、じりじりじりじり視線を合わせて寄ってきます。

ハイドパークにいるエジプシャン・ギース、エジプト雁。その名の通りエジプト原産だそうで、イギリスには連れてこられた系。アメリカでは動物園で見たなあ。

ハイドパークには野生のオウムもいます。特定の木のところにいて、人の手からご飯をもらいます。だいたい観光客が木の周りに集まっていて、手を差し出しながら上を見ているので、場所がわかりますw 

そして最後はロビンちゃん。これはワンズワース・コモンの公園で子供が遊んでいる間にパパと芝生に座っていた時に寄ってきたもの。パパのカバンの上に乗っかり、こちらをジーーーーッと見つめていたかと思うと・・

こんなに近くまでにじり寄ってきました。この後も20分ぐらい、私たちの周りをウロウロ(毛並みがボサボサに見えるのは、この日は結構風があったため、風になびいている)。

ずっと地面にいて、私たちの周りをぐるぐる回るので、怪我でもしてるんじゃないだろうか?と心配になりましたが、パパが何か買ってくるから待っといで、と買い物に行ったらしばらくして飛んでいってしまいました。なんだったんだろう・・・

こうやって見るとロンドンの鳥はずいぶん馴れ馴れしい。って、多分寄ってきた鳥の写真しかとってないからだw

他にもフィンチみたいな小さな鳥が家の周りの木にいたりするので、へぼい携帯カメラでどれだけ撮れるかわからないけど、見つけたら撮ってみよう。というわけで id:Tpong さん、現地からのレポートは以上です。

伴天連タイン2019

毎年恒例、伴天連タイン。ロンドンでも、駅前に即席の花屋ができてピンクや赤の花ばかりだーっと並べて売っていたり、花や風船持って家路につく男性陣をたくさん見かけるなど、アメリカとあまり変わらない光景が繰り広げられておりました。

仕事の帰り道、電車を待っていたらカリビアン系の駅員さんが、マイクでぼそぼそアナウンスを始め、何かと思えば

「みなさん・・・今日はなんの日だか知っていますか・・・そう・・恋人たちの日です・・・男性のみなさん・・・・女性を大事にしましょう・・・自分のことも大事にしないといけませんが、女性も大事にしないといけません・・・・女性を特別扱いしてください・・・料理ができない人は、ディナーに連れて行くのです・・・特別扱いするんですよ・・・」

と本当に「聞こえますか・・」ネタみたいな感じに語っていましたwww

あまりに熱弁しすぎて、電車がきてもそれは続き、電車が出発する段になって「あ、この電車は○○行きです」

今年のバレンタインは平日だったので、特にどこにも行きませんでしたが、パパはこんなものを持って帰ってきてくれました

仕事の合間に買いに行ったらしいんですが、これ持ってオフィスに戻ってきたら同僚(男)が「わ〜これ僕に〜?」「ごめん君はいいやつだが俺のタイプじゃない」と言う会話が繰り広げられたとかw

あとはゴディバのチョコ(みんなでつまみ済みの写真)

こういうのを買うのに並んでいると、男性陣の間に連帯感が生まれるらしく、「今朝起きて今日はバレンタインだと気づいた、奥さん寝ている間に家を出たので気づいてないことがばれないで良かった」「俺も今日ギリギリ」みたいな会話があちこちであったそうな。って、こんなにいろんなところでバレンタインのもの売り出してるのに、みんな気づかなかったか!w

子供は数日前からクラスのお友達用にハート型の折り紙を作りまくり、当日学校で配ったのですが、そんなことをしたのはうちの子だけだった模様。

アメリカでは「バレンタインを配る」と言う変な呼び方でこういう風習があったんですが、イギリスの学校ではやらないみたい。子供が同級生に聞いたところ、「この学校は100年以上続いているけど、そういう風習はない」って言われたってw

アメリカの小学校での「バレンタイン」はこんな感じでした。ユーチューバーになりたかった小さいさんの折り紙インストラクションビデオ、今見ると可愛いなあ・・⬇️

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はてな昔話

「撮鳥見鳥」の id:Tpong さんがはてなブログで復活されて嬉しい限りです。わー、パチパチパチ。

昔々その昔、はてなはブログではなくて「はてなダイアリー」というサービスでした。15年続くこのブログも(!!)もともとははてなダイアリーで書いていました。

さらに当時は、「はてなアンテナ」というサービスもありまして。ってこれは今もあるのかな。

自分が登録したサイトがアップデートされると更新順にスニペットを表示してくれるというもの。

まだRSSリーダーとかもそんなになかった時代、自分が読んでるブログは自分のアンテナに登録して、巡回していたものでした。

自分のアンテナもなんですが、人のアンテナを見るのも面白かったんですね。

で私がよく活用していたのは、当時ボストンにいた酔漢さん(id:suikan)の「海外生活アンテナ」。

海外在住日本人の日記がだーっと集められていて、いろんな地域に住む人の生活を覗き見るのはすごく面白かったです。

自分のアンテナよりも、酔漢さんのアンテナでブログを巡回して、色んな人とコメントしあったりする頻度の方が高かったかもしれません。

実際ブログ経由でお友達になって、今でもリアル友達な人もいます。

Tpongさんも酔漢さんのアンテナ経由で美しい鳥の写真満載のブログを読むようになり、Tpongさんも時々私のブログにコメントしてくださっていました。

はてなダイアリーと並行してはてなブログがローンチしたのが2011年。その頃にははてなで日記を書くよりSNSに流れる人も増えましたし、自然と更新頻度も減って消えていく日記も増えました。

そんなわけで、はてなダイアリー時代からのゆるーい「ブログ仲間(と言っていいのか?w)」として残ったのは、id:suikan さんと、id:QianChong さんぐらいになってしまっていました。

そこにTpongさんがブログ再開されたとのこと。私のブログに読者登録して下さったお知らせを見て復活を知り、まあ嬉しい限りだったのでした。

って、残った仲間は、おじさんばかりだ!!(爆)

実は私も一時はてなダイアリーを離れて、ブログをBloggerに変えたことがありました。

はてなブログアフィリエイトができるようになった影響で、はてなで書かれるコンテンツの雰囲気が何かガラッと変わってしまって、なんか殺伐としたなあ、というのもあり。

でもブロガー使ってると、勝手に独り言を書き散らしているとはいえ、何か1人荒野にいるような感じなんですよね。

昔のコンテンツも残っていたしで、結局1−2年でまたはてなに戻り、昔のコンテンツをはてなブログに統合させてここでまた再開しました。

おかげでまたこうやって古いお仲間のブログも読めますし、また色々と面白いブログも見つけて楽しませていただいております。

というわけで、15年間、気がむくままに書いているこの日記。はてなというゆる〜いコミュニティで続けていてよかったなぁと言うものです。

って、本当はTpongさんにロンドンの鳥見て見て〜!というエントリーを書こうと思ったのに前置きが長くなってしまった。鳥の写真はまた次回!w

ロンドンの郵便ポスト・どこにでもマニアはいる

イギリスの王様女王様にはそれぞれロイヤル・サイファというのがある、と子供が教えてくれました。日本語でいうとお印みたいな感じだろうか、個人のイニシャルをかたどったものです。

こんなの!

https://www.postalmuseum.org/wp-content/uploads/2016/06/Presentation-Pack-informati.gif

そして、イギリスの郵便ポストには、それが建てられた時代によってその時の王様女王様のロイヤル・サイファがついているので、どの時代に建てられたものだかわかるんだそう。へーへーへー!

そう聞いてから気になって気になって、出かけるたびに郵便ポストをちらちら確認するようになりました。今までにざっと見つけたのはこちら。

ER、その間にIIとあるのはエリザベス2世のもの。Eはエリザベス、Rはラテン語で王を指すrexの略だそう。いつ建てられたかはわかりませんが、もう在位も67年となるとずいぶん年季が入ったものも多いです。

こちらはジョージ5世。エリザベス女王より3代前ですが、エリザベス女王のおじいちゃんにあたります。明治43年昭和11年の間に建てられたこのポスト。そんな古いものが現役だってところが・・・なんだかすごい。

この2種類がよくあるポストのようで、実際街を歩いているとだいたいこの2種類がよく目に付きます。我が家がよくエアメールを出しにいくポストも、ジョージ5世の時代のものでした。

続きましてぇ〜、エドワード7世。在位は1901〜1910年。明治34年〜43年。日露戦争とかそんな時代です。はぁ〜!これも意外とあって、今のところ3個ぐらい見かけました。

そしてこちら!

ビクトリア女王!在位は64年におよぶ。即位は文政2年って、シーボルトが来る数年前です(なぜか日本史と比較する)。これは長い在位の間の、いつに建てられたんだろうなぁ。

エリザベス女王のがたくさんあるのはわかるとして、エリザベス女王のパパに当たるジョージ6世のはまだ見かけていません。

そして一番レアなのは、在位が1年にも満たなかったエドワード8世のポスト!これはピンポイントである場所を知っていないと、見つからないくらい絶対数が少ないそうです。

DNAスプレー?

さて、ビクトリア女王の郵便ポストのところに、何かシールが貼ってあったのが見えたのですが、これ、別に誰かがいたずらで貼ったわけではありません。

DNAで保護??

これ、以前滞在していた地域でも見かけたんですが、SelectaDNAというイギリスの会社のセキュリティーソリューション。

なんでも、こういう街にある歴史的なものとかコンピューターなど、盗難から保護したいものに、特別なジェルみたいなのを塗り塗りして置くんだそうです。

このジェル、紫外線を当てると見える+DNAみたいに、識別番号みたいなのがついてるらしい。まあ、これがあっても盗難されることはされるでしょうが、多分転売防止措置ですね。

銀行やお店などでは、強盗が入ったらスプレーを吹き付けて、犯人を特定するようなシステムも売ってるらしいです。へーへーへー。

警察やロイヤルメイルがわざわざ使ってるということは、それなりに効果あるんでしょうか。

郵便ポストマニアの会

郵便ポスト、私はロイヤルサイファばかりに目がいってしまいましたが、ポストの形状なども実は様々。

で、いるんですねえ、やはりイギリスにも、こういうものを愛好する人々が。

lbsg.org

郵便箱研究グループ。会員は500人ほどいるそうで、イギリス中の郵便ポストや郵便ボックスを見つけては、ディレクトリを作ったりする活動をしているらしいです。

エドワード8世の郵便ポストの場所を探そうと色々検索してみたんですが、この会も含め、マニアがそれなりにいる割には、郵便ポストの詳細情報、実はあんまりネットで公開されてないんですよねぇ。

あるにはあるけど断片的だったり、ざっくりした場所しか書いてなかったり。保護の目的(?)もあるのかもしれないけど、なんか仲間内だけでシェアしてる感じ。ケチ〜

BBCでも郵便ポストマニアのおじさん達が紹介されてますが、やっぱりちょっと変わった人扱いされてますね・・。って、こういう人がタモリ倶楽部に出てきてマニアックな情報語るのを見るのは、面白くてすごい好きなんですが。

www.youtube.com


さて、この話はまだちょっと続きます。

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旧正月の餃子

恭喜發財、年末大掃除ができなくても、うまく新年のスタートが切れなくても、旧正月があるじゃない!と毎年お得な思いをしている、今年も中華新年がやってまいりました。

毎年大家族でワイワイと集まり、まだ誰が何番目かよくわからない大量のおじさんやおばさんにもご挨拶をし、甥っ子やいとこの子供達にお年玉をあげるためにピン札集めに奔走するのが習わしでしたが、今年はクリスマスに続きうちだけロンドン。家族3人だけの超核家族旧正月を迎えました。

というわけで、ほんっとに何もしませんでした。それもどうかと思ったので、週末は餃子です。

カリフォルニアでは普通のスーパーでも餃子の皮は売ってましたが、ロンドンではなかなか。で、皮も手作りです。これ、慣れると意外と早くできる。

強力粉200に水100ml強で30個分ぐらい。粉に水をちょっとずつ混ぜて、こねてボール状にしたらちょっと休ませます。休ませるのは15分ぐらいでも大丈夫、棒状にしてナイフで30個に切りわけたら、綿棒で伸ばします。

切り分けた生地は丸めた方が綺麗な円形の皮になるので、丸める作業は子供にお願いします。


餡はパパが担当。豚ひき肉に生姜、ネギやら白菜やら、あるものだったらなんでも入れます。青ものはたいてい青梗菜、白菜、ニラ、ポロネギあたりを入れています。にんにくは入れません。歯ごたえが欲しい時は水クワイか、レンコンも入れます。

これを家族3人でワイワイと包みました。

パパ作のチキン&コーンスープも。

大量に作りましたが、ぺろっと食べてなくなりました。家族でワイワイ作るのは楽しいし、これは子供にも受け継いで欲しいなぁ。

・・と言っても、パパの実家は広東系なので、実は旧正月に水餃子を食べたりはしません。これはどちらかというと、餃子といえば水餃子ばかりだった私の家の文化かもw

陳家実家は旧正月に何を食べるかというと、仏教徒だった先先代の習慣らしく、大晦日は精進料理、新年はチキンだダックだ豚だ色々ローストとか、牡蠣とか、全部元シェフの義理父(80代)が作ってくれていました。

あとは親戚一同集まってのポットラック。香港シンガポールイスラエルロシア日本スウェーデンと子供の代になっていろんな文化が混じり合った一家、毎年多国籍なものが並んでなかなか面白いことになっていました。

今年はそんなのもなし、爆竹も獅子舞もなーんにもなし。実はロンドン、中国の外では最大級のお祭りをやるとのことで(これは意外)、トラファルガースクエアとか中華街に行けば何やかやあったらしいんですが、子供が風邪引きだったので、地元の映画館でレゴムービー2を見るにとどまりました。来年はもうちょっとちゃんとやれればいいなー

おまけ:レゴムービー2面白かったのに、映画館満席だったのに、観客はジョークにほぼ反応せず異様に静かでした・・イギリス人、酒が入るかフットボールとかじゃないと、感情がなかなか出ないのはやはり本当か・・w

もひとつおまけ:昔に書いた我が家の餃子の変遷に関するエッセイ的なものです。人の歴史とともに、餃子も変わる。

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