愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

スカラ座


ドゥオーモ、そしてヴィットーリオ・エマニュエル2世のギャラリアと、観光名所が集まるすぐそこにある、憧れの地・・・


どーん!


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世にも有名なオペラハウス・スカラ座でございます。中にはちっさい博物館があり、楽器の展示や、スカラ座で上演されたオペラのポスター、衣装の展示がありました。本当だったら、この旅の間、スカラ座のオペラは無理でも、ぜひイタリアで演奏会を聴いてみたい!と思って色々調べたのですが、なぜかちょうど坂本龍一とかまで来ちゃうような音楽祭があったりもしたものの、微妙に全てスケジュールが合わない!!!!ということで、泣く泣く諦めました。「のだめ」にもあったけど、やっぱりヨーロッパの空気、空間で鳴るクラシック音楽って絶対何かが違うと思う。それを体験出来なかったのが一番の心残り。


でも、スカラ座の劇場の中を見ることが出来ました。博物館のフロアのドアが一つ空いていて、そこに入るとそれは劇場のバルコニー席だった!!!!天井にぶら下がるシャンデリア、そして壁一面に張り付いている客室・・・・。ここで鳴る音はどんな音なんだろう(音響はそんなに言うほど良くないらしい、とは旦那の言)・・・で、オーケストラピットを見たらなんだかまじて涙でました。昔々の大昔、ここでものすごいドレスとかつらを被った人達が、他の席に座ってるお客さんたちをチェックアウトしたりしながら、観劇してたんだろうな・・・うーん感激


天井桟敷の人々、なんて言うのもありますが、スカラ座天井桟敷の人々も猛烈にキビシイ。そういえば初めて見たオペラは、ニューヨークはメトロポリタン・オペラでのカルメンで、イタリア人の友人数名と行ったのですが、そのカルメンのひどさに、そしてそんなカルメンスタンディングオベーションしてしまうアメリカ人に彼らが非常に腹を立てていたのが印象的でした・・・。スカラ座ではヒドイとすごい口笛を吹かれたりするらしい。耐え切れずに最後まで歌わずに引いちゃう歌手もいる位。悪いものは悪いって言ったほうがいいんだって。うーむ。


そんな恐ろしい場所?なスカラ座では、モンティベルディの「オルフェオ」をやっておりました。


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このオルフェオは1600年代とかに描かれた、初期のオペラの曲。死んだ恋人を黄泉の国に助けに行くオルフェウスギリシャ神話が題材。見たかったか?といわれると、うーん。見られないのが逆にこれで良かったかな。舞台の上では大道具の人達が色々と設営をしてました。


地下の売店は狭いながらも、オペラのDVDを鑑賞出来るような素敵な空間があったり、さすがイタリアのインテリアデザインや〜!と思わせるものがたくさん・・・。あああー、イタリアに食べ物と音楽修行しに行けたらどんなにいいか・・・


劇場の前には、だ・びんちだー!


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