愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 外国人観光客的行動


「アキバ」に初めて足を運んだ。メイドカフェに行こうというのではなくて、たまたま乗り換え駅だったので寄ってみたのだけれど、なるほどいわゆるおたくファッションの方々がたくさん歩いていた。ちょっとコスプレ風の格好をしている方々も。そんな中を、手相を見てあげると声をかける(結構若い)おねえちゃん集団がいたりして、なかなかシュールな感じである。


駅前でめがねが30分で作れるというので作ってもらった。実際は検査も含めて1時間半ぐらいかかったが、ドル高のおかげで50ドルしかかからなかった。これはすばらしい。アメリカのめがね屋に比べて調整も丁寧にしてくれるので、感心して見ていたら、店長が「何かスポーツやってらっしゃいますか?」と聞くので、運動している時用に調整してくれるのかと思い「ああ、走ったりしてます・・」と言うと嬉しそうに「ですよね!だって足の筋肉がすごいもん!」・・・!!!・・・「あっはっはー、ひらめ筋動いちゃったりしますからね!」とさわやかに答えておいたものの、へこむ。まあ褒めようとして一生懸命言ったのだろうけどさ、そりゃないよ。


また生まれて初めておやじカフェ「ルノアール」にも入ってみた。タバコの煙で焚き染められた店内、一応禁煙席に座ってみるもののまったく意味がない(笑)。旦那は日中ここにネクタイの親父が座って居眠りしたりタバコをすいながらスポーツ新聞を読んでいる情景があまり理解できなかったらしく、「この人々は昼間なのに何をやっているのだ?なぜ会社にいないのか」と不思議がっていた。そういえばアメリカでは「外回り」とか「飛び込み営業」的な動きをしている人を街であまり見かけないかも。逆にアメリカでは昼間からカフェでのんびりコーヒーを飲んでいる若者が結構いて、そっちこそいったい何をしてるんだ?と思ってしまうが。ルノアールでは「水出しコーヒー」や「ミルクレープ」があってそれなりに美味しかった。


DSC04116


その後両国でお相撲、5月場所13日目を見る。当日席を求める列は外国人でいっぱい。両国駅前では地元の人が「この道は外人しかとおんねぇんだ」と話し合っているのを聞いてちょっと笑う。白鵬が全勝で横綱になろうかという時だったので、大盛り上がりだった。最上階の椅子席だったが良く見えた。ラジオも貸してくれる上に、外国人は英語でも放送を聴くことができる。さらにホットドッグやビールも売っているので、まるで大リーグの野球観戦のようで笑ってしまう。


小錦とかが活躍しているときに升席で2度ほど見たことがあったけれど、このときはお土産をたくさんもらったりして、すごく楽しかった。その頃は「土俵って思ったより狭いんだなぁ」と思っていたけど、最近のお相撲さんはそれほど大きい人はいないみたいで普通だった。琴欧州だけ特出して(背が)でかかった。初めてみた北桜のお相撲がなかなか印象的で面白かった。最後の取り組みでは朝青龍が負けて赤い座布団がフリスビーのように飛び、砂被りのお客さんは座布団の下に埋もれていた(笑)


DSC04139


アメリカでは相撲の真似をして変な動きをするレスラーがいたりして、ただの太った人のスポーツと誤解されているふしもあるけれど、実際に見るとこの形式美と緊張感がなんともいえない。そしてこういう伝統文化を普通にみんながわぁーっと楽しめているのって、いいなぁとまた静かにハイになる(笑)


ちなみに懸賞金のアナウンスはかなり笑えます。


さらに旦那のご希望でなぜか池袋のナンジャタウンに行き、餃子博物館で餃子三昧をする。人工的に昭和の時代の街並みが再現されていて、そこで色々な餃子を食べるという趣向。結構カップルも来ていたが、こういうところでデートってちょっと気恥ずかしくないだろか。やっぱり普通の餃子屋で普通に餃子食べたいな。母校の近くにあるにもかかわらず、一度も食べたことが無かったハルピン餃子、五香粉などの香りがしてとても美味しかった。家でも作れるか実験してみよう。さらにデザートコーナーでチーズケーキ三昧をして帰る。野菜が足りない。


DSC04146