マドリードで食べたものを色々羅列する第二弾。
インスタ蠅のケーキ屋さん
歩き疲れたマドリードでどこに行けばいいのかわからなくなって、女子高生風にインスタで良さげなところを探している時に見つけたお店。
うおおおおおお、チョコレートクロワッサンって、こういうことだっけ・・・?
マリービスケットが乗ったタルト。普通に美味しかったです。インスタ映えで集客戦略の勝利!
大混雑の老舗ケーキ屋さん
歩きツアーのガイドさんと待ち合わせした、プエルタデルソルの広場で、朝ごはんの場所を探している時に見つけたケーキ屋さん。見つけたと言っても広場の一等地にどーんと建っているので、いやでも目に付きます。創業1894年。
こういう昔ながらのケーキ屋さんが作るケーキって、不思議と見た目も味も、綺麗だけど大雑把な感じがする不思議。なんというか、粉をふらずにざっくり混ぜた感(ふらないとそうなるかはわからないけどw)。
この店は1階のカウンターは立ったまま食べたりもできるけれど、ぎうぎうに恐ろしく混雑しています。我々は二階のテーブル席に上がって注文。
二階には4−50人ぐらい座れるぐらいのテーブルがあるんですが、ウェイターはたったの2人。でもその2人が恐ろしくキビキビと動き回っていて、それほど待たされる感じではありません。
頼んだのはこれ!
「エンサイマーダ」というスペインの菓子パンに、ハムと目玉焼きを挟んだもの。エンサイマーダは、生地をロープ状にして、くるくる渦巻き状に巻いて焼いてあります。菓子パンなので、ほんのり甘いんです。そこに塩気のものを挟むのですが、この組み合わせがたまらない!
ウェイターのおじさん結構年配の方だったのですが、階段を上下何往復もして給仕をし、テーブルの会計も暗算で全部やってくれます。運動量が半端ない。キビキビしすぎるあまり、ひとつひとつの動作に力が入りすぎるので、逆に疲れるばかりでタイムロスなんじゃないだろうかと、見ていてちょっとだけ心配になります。
上品風な内装にしてあるけれど、一階も二階も人がごった返してワチャワチャした感じ、お店の人がせっせか動いている感じ・・、そうだ、これ、飲茶の店にそっくりだ!とパパ。言われてみれば確かにそうかも・・・!
マドリード名物イカサンド
歩きツアーのガイドのお姉さんがオススメしてくれたところ。イカリングのサンドイッチ屋さんです。
海辺の街からマドリードに出稼ぎにきた女性たちが、自分たちの地元で安く手に入る材料を使って、カラマリのフライをパンに挟んで売り始めたのが始まりだとか。食べるならここのお店が一番とのお墨付きでした。
お値段たったの3ユーロ。ランチの時間には店に長蛇の列ができますが、効率よくどんどんはけていきます。数字は忘れましたが1日にこれが数千個単位で売れるらしく、回転めちゃくちゃ早い。ご覧の通り本当に揚げたイカリングが挟んであるだけですが、あげたてサクサクのイカ、特に何もソースもかけずにシンプルにいただくのが美味しかったです。マドリードB級グルメといったところ。
知ってるのとは違うトルティーヤ
アメリカでトルティーヤと言うと、メキシコのコーンや小麦粉で作ったクレープみたいなものを指しましたが、スペインでトルティーヤと言うと、スパニッシュオムレツのこと。同じテンプラでも天麩羅と甜不辣で違うぐらい違います。
ガイドのお姉さんと歩いていた時にパパがたまたまトイレを借りた店が、このトルティーヤで有名な店でした。ここのトルティーヤは、ちょっと半熟の「ウェットタイプ」。でもそれが良いのだと。
そんな話をお姉さんとしていたら、小さなバーがあるだけの狭い店の中で待っていた地元の女の子が「そうなのよここのはトルティーヤが美味しいのよ、私もそれ目当てでここに来てる」と横からさらにお墨付きをくれたので、ツアーが終わった後で寄ってみました。
お墨付きをくれた女の子はちょうど食べ終わって出てくるところで、あ、食べに来たのね、楽しんでねと声かけてくれました。
そして出てきたのがこれ。そしてこれ美味しかったです。トルティーヤ、中にはジャガイモがはいっています。作る時には大きなフライパンで作るのですが、ひっくり返す時には一度お皿にとって、それをえいやっとひっくり返してフライパンに戻します。ロンドンに戻ってから自分でもやってみたのですが、これなかなか大変。
ここのお店はフードツアーのルートにもなってるみたいで、そうこうしている間にもアメリカ人のグループがトルティーヤを作るところを見に来たりしていました。
レストランで食事するときも、突き出し風にトルティーヤを出してくれたりします。作り置きしてあるトルティーヤが、ガラスの蓋をしたお皿の上に乗っているお店が結構ありました。
これはしっかり焼いてある、ちょっと卵焼き風。シンプルだけど、こういうのをちょびちょび食べて食事を済ますの、いいなぁ。家でタパス風な食生活をやろうとすると逆に手間かかりますけれどね。
シーフード
この時期、ガリシア料理のお店では、山盛りのエビやカニやシーフードが食べられる季節らしいですが、お目当てのお店に行ってみたらなんと予想外に閉まってた!ので、急遽はいった別のお店。ちょっと古い感じの高級路線で、英語しゃべってる年配の人ばかり来ていました。むむ
野菜のグリル。
子供リクエストのタコのグリル。
スペインにいる間に一度は食べておこうということで、パエリア。
トレド名物マジパン
マジパンというと、ケーキの上にマジパンでできた動物とかサンタクロースとかが乗っていて、食べると単に甘ったるーい塊・・というイメージでしたが、トレド名物だというマジパンは、甘さぐっと控えめで、和菓子にもありそうな感じな触感でもありました。
こちらはサントメという有名どころのもの。ここでお土産用のマジパンを買いました。
子供が怖がった別のお店のディスプレイ。
フラッと入った地元のお店
ホテルが中心から少し離れていたので、日中出かけたあと一度ホテルに戻ると、また晩御飯のために夜遅くに外に出るのが億劫になります。調べてみたよさげなお店も地下鉄にまた乗らないといけないと思うと・・とずいぶん行くのをあきらめ、適当なお店にえいやっと入ってみたりもしました。
ここのお店はタパスバーで随分混んでいましたが、裏にテーブル席が4つほどありそこに通してくれました。お店の人も英語はあまり通じませんでしたが、いい感じ。映画ラブ・アクチュアリーでコリン・ファースが恋してしまうポルトガル人のメイドさんみたいな、すっきりとした態度の人でした。というかもしかしたら、ああいう感じのたたずまいの人、この地域ではよくあるタイプなのかもしれない・・とマドリードにいたとき時々思ったw
一応メニューに英語があるよと持ってきてくれて頼んだのがこれ。
子供自ら野菜が足りないと「ロシアンサラダ」というのを頼んでみました。ほぼポテトサラダw
これはソーセージと、パンを一緒に炒めたもの。これも子供セレクト。値段からしてももっとタパス的な小さなお皿で来るとおもったのに、結構どーん!ときておののく。
スペインのお肉美味しかったです。付け合わせここでもまたポテトー!!メニューがよくわからないとこうなりますw
地元の人達が仕事帰りなどに友達と集まってわいわいやっている感じのお店でした。裏のテーブル席、最初は私達だけでしたがその後2組来ましたが、かならずオラ~って先に座っていた私達に挨拶してくれました。そういうものなのかな?
小ぎれいなベーカリーカフェ
これもホテル近くのお店。さすがに3日連続朝ごはんにチュロスは飽きた。子供はドーナツ、パパはパイ、私はパルミエのチョコがけ。パルミエ、これはミニサイズですが、マドリードでは私の手のひら以上に大きなものもよく売られていて、それにたっぷりチョコレートがコーティングされているの、すごくおいしそうでした。でも大きいのは無理そうだったので、小さいので。
ここはお店は2店舗あるほか、グルテンフリーのものもたくさん置いてあります。それが売りでもあるみたい。注文して、お皿に出してもらって、でも食べ終わってからお会計をするシステム。お店のお姉さんは仏頂面でしたが、商品を他にも卸しているらしく、それを取りに来たお兄さんには満面の笑顔でしたww
同僚とタパスランチ
今の仕事、マドリードにも同僚がいます。仕事の合間に、スペイン人の同僚Tちゃんと待ち合わせして、さくっとランチ。待ち合わせの前にパパと子供は公園でボート、私は一人で美術館に行ったので、みんな現地集合で、サン・アントン市場へ。ここは1階にスーパーやお店、2階がタパスなど色々なお食事処が入っています。
ここらへんのエリアは、SOHOといってLGBTのエリアなんだそう。一人でフラフラ歩いて来ましたが、特にレインボーフラッグを見かけたりもせず、言われなければわからない感じでした。でもなにせカトリックの国ですから、その背景はまたアメリカなどとは違いそうです。
コロッケだ何だとみんなでオーダーしてシェアしました。お寿司屋さんもあり、耐えきれなくなった子供は握りずしセットを・・w
最近の職場環境あるあるだとは思いますが、普段一緒に仕事しているといっても、違う場所にいるので、いつも話しているのに会うのは初めて・・っていうことはよくあります。Tちゃんはこれで2回目でしたが、ちょっと仕事の話もしたりして。帰り道には、ちょうど今クライアントになっているスペイン企業の建物の前を通りがかり、うおー、と写真を撮って会社のみんなに送ったりもしました。
ごちそうさまでした!