愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ポルトガルは良いその④:ツナといってもマグロじゃない

リスボンの街をフラフラと歩いていたら、黒装束に身を固めギターを抱えた団体に遭遇しました。

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ギターやマンドリンを弾きながら次から次へと伝統的なポルトガルの歌を歌っています。タンバリン捌きもお見事。

anTUNia という名前のこのグループ、ヌエバ・デ・リスボン大学のサイエンス&テクノロジー学科の学生さんだったよう。このグループのポルトガル語のウェブサイトを見つけたものの、翻訳にかけるとこんな結果が・・

ポルトガル語
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英語
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日本語
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・・・科学技術マグロ!!!

彼らはギターを抱えたマグロなのか。何か隠れた意味があるのか。科学技術で持って水産業をどうにかしようとしている人達なのか。・・などと色々混乱してしまいましたが、「Tuna」とはスペインやポルトガルなどで、伝統的な音楽を演奏する学生バンドのことを指すようです。しかもその起源は13世紀にまで遡るそうで、当時学生たちが食費などを工面するために音楽を演奏したのが始まりなんだとか!こういう格好なのも、昔からの伝統を踏襲してのことだそう。

観客の中から女性ばかりを集め、彼らが肩にかけていた布をそれぞれにかけてくれた思ったら跪いてのセレナーデ・・・!

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私も布をかけてもらったんですが、ウールなのか結構重くて暑かったです(笑)


この伝統的な学生音楽グループ「Tuna」、各大学にあるようで、このグループのYouTubeチャンネルを見てみたら、色んな大学のTunaが集まって演奏する大会があったり、路上での演奏だけでなく、オーケストラも入れてのなかなかクオリティの高いリサイタルを開いたりと、色んな活動をしているみたい。ポルトガルの大学の、部活というかサークル活動、初めて知った世界!練習は週2回、夜9時からだそうですよ!