リスボンに行ったのに、まだポルトガル料理のエントリーが無い!(笑)初日のディナーは、リスボン在住のブラジル人同僚と旦那さんと合流して、ブラジル料理。
本当は彼女のおススメのところに行こうとしていたのだけれど、どこも予約がいっぱいで入れず、適当に探して行ったところがなかなか良かった。ちなみにリスボンではThe ForkというTripadvisorがやっているオンライン予約サイトを使うとお店を探しやすい。フランスでも使ったけど、時々すごい割引ディールがあるので結構使えます。
行ったのはこちら。
本場ブラジル人のおススメに従って色々頼んでみたよ!
おなじみ、ポン・デ・ケイジョ、つまりはチーズパン。ここではポン(pão)、じゃなくてポンジーニョ(pãozinho)と呼ばれていました、ちっちゃいパン、的な意味のようです。なんかカワイイ。そういえばロナウドじゃなくてロナウジーニョ、もこの法則だな!
このパン、ミスドのポンデリングのヒントになったとかならないとかいう話も聞いたことがあるけど、タピオカ粉とチーズなどが原料で、モッチモチです。箱入りのミックスを売ってたりするので、家でたまーに作ることもあります。
ボリーニョ・デ・フェジョアーダ(bolinho de feijoada)、ブラジルの代表的な豆とお肉のスープ、フェジョアーダを、コロッケ状にしてあります。ブラジルの有名シェフ、Katia Barbosaという人の発明なんだとか。
そして今回意外に美味しくてびっくりしたのはこちら、Sopa Cremosa de Mocotó。モコトーのクリームスープ、つまりは牛の脚のスープです。鶏の脚なら食べたことあるけどな~。ちょっとゲテモノ好き?な旦那が頼んでみたのですが、これが予想に反してとっても美味しかったです。すごく上品で深い味のスープ。
本場で食べると、コラーゲンがタップリついた骨と関節がどん!と入っていたりするようですが、このお店のは綺麗に処理して細かくしたものが入っているので、初心者にも食べやすい。
Escondidinho de Carne de Sol。エスコンジジーニョというお料理。これはメニューを見て同僚がわ!と喜んで頼んでいた。当然ながらブラジルでも地方によって食べるものが違って、彼らの地元料理だったみたい。
いわゆるシェパードパイというかグラタン的なものなのだけれど、ここで使われているCarne de Sol(太陽の肉!)というのは、天日干しされた牛肉だそう。このお肉や炒めた玉ねぎ、キャッサバのピューレと、カトゥピリというブラジルのクリームチーズ的なものが層になっています。
子供が頼んだのはミックスグリル的なもの。ソーセージ、ポークチョップに、焼いたプランテーン(バナナみたいの)。付け合わせに小さなフェジョアーダ、フライドポテトそしてケールの炒めたのがついてきます。ボリュームたっぷり。
そして今回一番のヒットは、Bobó de camarão、ボボ・デ・カマラォン、エビのボボ!写真ではわかりにくいですが、エビのチャウダー的なものです。エビ、玉ねぎ、パームオイル、キャッサバのピューレ、そしてココナツミルクで煮込んだもの。表現が難しいのだけれど、初めて食べる味なのになんだか懐かしい感じ。アフリカにルーツがあるお料理だそう。これは家で作ってみたいなあ。
これだけ食べてデザートも行っちゃう。
O Melhor Quindim da Europa、ヨーロッパいち美味しいキンジン、とメニューにあったので、なら頼んでみよう!と注文したこちらのケーキというかカスタード的なもの。リング状になっているのを切り分けてくれます。砂糖、卵黄、シュレッドしたココナッツが材料。卵黄がメインなので、結構密度があり、甘い~。底にたまってるのがココナッツと思われるが、なんとなくケーキの底っぽい感じの食感になっている。ヨーロッパいちかどうかは、他を食べたことが無いので謎です(笑)
あとはさっぱりと、パッションフルーツのムースもいただきました。
今回同僚が色々とポルトガル語で注文してくれたのもあったからか、お店の人達もみんなフレンドリーで色々冗談言い合ったり、和気あいあいと楽しいお店でした。皆が喋るポルトガル語、何か聞き取れる部分あるかなぁ、と一生懸命聞き耳を立ててみたけど、コンテキストが分かっていれば、なんとなく他の欧州の言語と似た単語を拾ってわかる部分もあったり(これみんなで分けたいんだけど、とか)。個人的には、YesがSimっていうのが聴いててカワイイなぁと思った次第でした。
ブラジル料理というと、どうしてもロンドンでもシュラスコ料理屋とかばかりになるんだけど、食べたことの無い料理を色々試せて、とても良かった!