前日適当手帳が良いのかも - 愉快的陳家＠倫敦

毎年毎年悩むのが、カレンダーや手帳選び。

特に手帳。使いやすいレイアウトはいったいどれなのか、毎年悩みながら買い、最初は調子よく色々書き込むものの、そのうち白紙で終わること、しばしば。というかほとんど。というか全部。

ほぼ日手帳はその最たるもので、ほぼ日手帳が初めて発売された年から何年も買ってはいたものの、1日1ページの手帳、使いこなしたためしはなく、手帳の半分以上毎年白紙で終わっていた。

学生時代に使っていたQuo Vadisは悪くなかったけれど、紙質がちょっと硬すぎるかなという気もするのと、今度は一日に書き込めるスペースが少ないというのが難点。

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流行のBullet Journalもやってみたけれど、全く白紙の状態から自分でカレンダーを手描きで書き、絵を描いたりデコったり、イラチの自分にそんなことをゆっくりする余裕は無かった。どんどん単なる殴り書きメモみたいになって終了。あと手描きでカレンダーを書いてみたら、日付や曜日を思い切り書き間違えるというエラーも・・（苦笑）

で、去年は評判の良かったコクヨジブン手帳というのを初めて日本から取り寄せて使ってみた。

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こんな感じ！
ほぼ日手帳の好きなところは紙質とページが方眼になっているところなのだけれど、その部分と、Quo Vadisに近いレイアウトの両方を持ち合わせている。

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こういう書き方事例もついている。この事例に書かれている内容、よく見てみると色々イラっとする内容ではあるのだが（笑）記入例があったおかげかどうか、この手帳はなんとか9月まで持ちこたえた。

どの手帳も、何か使っているうちにだんだん開くのさえ面倒になったり、書き込むのが苦痛になってきて使わなくなることが多かった。で、どうしてこういう事態が続くのか、ちょっと考えてみた。

しみじみしたくない。ジブン手帳の下の部分も、一日の振り返りやまとめを書くところがある。一日の終わりにまずこれを書くのがだんだん苦痛になった。翌朝に持ち越すと前日何をしたか細かく思い出せないこともしばしば。毎日細かく過去を振り返る、という作業が非常に苦手であり、必要とも思っていないということがわかった。手帳は、後で開いてしみじみする、過去を振り返るためのツール、日記帳としての役割を果たすものではない。

時間軸で動いてない。 営業をやっている弟の手帳を見せてもらったことがあるが、びっちりアポや会議の予定が手描きで書き込まれていてすごかった。しかし私はデスクワークだし、そこまで時間毎に細かく動くことがない。ミーティングなどの予定もオンラインのカレンダーで十分なので、Quo Vadisやジブン手帳のレイアウトは結局意味をなさないことが多かった。

To Doが多い。日記、過去ログを取るより、その日にやるべきことを箇条書きにすることが多い。在宅勤務なので家事、仕事、子供のことなど回さないといけないタスクが多岐に渡るので、とにかく思いついたやっておきたいこと、やらねばならないことを今まで手帳とは別に、小さいメモ帳に書き散らかしていた。それこそ「洗濯をたたむ」とかそういうことも書いておかないと、ぱっぱと動けない。やったらぐちゃぐちゃと消す。そういう感じのものを、あまりに作りの立派な手帳に書くのも居心地が悪いし、後で捨てにくい。といって、そこらへんの紙切れに書いて、やり終わったらすぐ捨てる、というのも後でのトラッキングがしにくくなってちょっと嫌。タスク管理はオンラインのAsanaなども使ってみたが、まずログインしなくなるので無理だった。

で、色々考えた挙句、今年の手帳はこうなった。

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北欧のダイソー的存在、Flying Tigerで数百円で買った小さな手帳。

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一日一ページあるがとても小さいので邪魔にならない。この1年でやりたいこと、やるべきことなどざくっとしたアイデアは別のノートに殴り書きし、それを念頭にいれつつ、今月優先的にやりたいものを考え、そこから細かいタスクを考えて、日々のTo Doに書く。その他に前からわかっている予定や、植木に水をやる、とかそういうのも書いてある。できなかったタスクは翌日に繰り越したりする。

このタスク書き、どうも前日にやるほうが効果的な気がしている。朝最初に考えるより、一日の方向性が決まる気がする。あとこういうところに書いておくと、面倒なタスクでも重い腰が多少あがりがちになるのも良い。

なんだか今までは、手帳が手段じゃなくて目的になっちゃってた気がする。未来の自分を動かす手段じゃなくて、過去を振り返る目的、みたいな。でも前日に適当に書きなぐれる、手帳に対して必要以上に時間を取る必要がない、メモ帳に毛の生えたような手帳で十分なんじゃないかと思い始めたので、今年はちょっとこんな感じでやってみたいと思います。