愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

サイゴン街歩き


咳き込みながらも、サイゴンの街をふらふら。やはり特筆すべきは、バイク・スクーターの多さ。タクシーの運転手のおっちゃんも、「奴らは信号なんてお構いなしだからね」とおっしゃっていましたが、自分の行きたいところに向かうためには逆走も厭いません。ただし、陳家は以前、エジプトはカイロでこれよりもものすごい道路事情に遭遇していたため、それほど大きなショックは受けずにすみました。エジプトでは古い車ががろがろ走り、排気ガスと、車のクラクションで気管も耳もやられるかと思いましたが、サイゴンはスクーターが主流。そしてスクーターに混じって、車道には自転車も爆走しています。それほどうるさくもなく、不思議なことにあまり空気も汚れている感じがしませんでした。天気も30度以下ちょっとなのにうだるような暑さでもなく、とても過ごしやすかったです。


大きな道路になると信号があって比較的渡り易いですが、基本的にスクーターはあんまり信号を守らないと見てよし。そんな中で道を渡るには、スクーターや車が走っていようが、道路に身を投出し(?)、向こうから走ってくる車やスクーターを見ながらじわじわと前進していくのみ。車もスクーターも止まってはくれませんが、こちらのことは見えているので、スピードを落としたり、避けて通ってくれたりするので大丈夫。ただし、あわてて走ったりすると、お互いのタイミングが合わなくなるので、とにかく普通に歩いていれば良し。最初怖ければ、地元の人の後をぴったりついていくと、なんとなく渡り方の流儀がわかる感じでした。


道を渡りながらビデオをとってみましたよ。まずは左から来るスクーターを見てタイミングを合わせながら半分をわたりきり、ちょっと一息ついて次は右から来る車やスクーターを見ながらわたります。向こうから直線で来る車やバイクは逆に簡単なのですが、最初の渡り始め、最後のわたり終わりの時に、信号とはお構いなしに右折、左折侵入してくるバイクが来るので、そっちのほうが注意です。このビデオに写っているバスや車は止まっているように見えますが、実はじわじわとこっちに向かってきています。どこも混んでいて、スピードが出ないので、そんなにしょっちゅう事故があるわけでも、なさそう?



アメリカに戻って、仕事に戻った朝、ついつい信号を無視して、この「ベトナム風道路横断」をやってしまい、車の顰蹙を買ってしまいました・・・(苦笑)。


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事故なさそう、といいつつ、ある日乗ったタクシーが、交差点で前を走っているスクーターのお尻にぽん、と追突してしまい、スクーターが一瞬ぶわって1メートルぐらい前に吹っ飛んだこともありました・・・!どうも、スクーターのおっちゃんが急に横入りをしたためと思われますが・・・もちろんスクーターのおっちゃんは怒り心頭でわーわー何か言っていましたが、タクシーのおっちゃんは止まりもせずに、うんにゃらにゃー!と言いながら手をぶんぶん振っただけで、通りすぎちゃいましたが・・・・。


最近ではヘルメットをかぶりましょうキャンペーンもやっているらしく、ミシェル・ヨーが宣伝ポスターに登場していたりしました。でもまだまだ着用率は半々ぐらい?自転車の子供シートのような感じで、前に赤ちゃん、お父さんが運転して、そのうしろには4歳ぐらいの子供、そしてそれを挟んでお母さん、といった4人乗りも結構いました。他の国でも見たことがある風景ではあるのだけれど、やっぱり特に小さい子供がシートの上にノーヘルで立っているのは、もちろんあちらは慣れているのだろうけれど、何かあったら一巻の終わりだなぁ・・・なんて思ったり。でもそんな中、皆さんたくましく生活しているわけなのだ。こうやってスクーターで1時間通勤とかする人もいるらしい。どこに行っても、スクーターの波、波は終わることがありませんでした。


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