愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

町内会のお掃除


アメリカにもあるんです!・・・といっても、アメリカの町内会は、日本みたいに町内会費を払って・・・というのではなく、ボランティアが集まって運営している感じです。私が住む地域にもそんなNeighborhood Associationがあって、月に1回、ミーティングがあったり、ボランティアでのお掃除をしたりします。我が家は、去年の1月に一度、ミーティングに顔を出したっきりだったのですが、お掃除のお知らせの張り紙を見て、やってみようか、と初参加してみました。


一度だけ行った「町内会の会合」でも、特に話し合いの焦点になったのは、エリアの治安と美観。ホームレスの人もいますし、たまにですが犯罪もあります。我が家の近くにも、明らかにマリファナとか取引してるっぽいアパートもあるし・・・。そして道端に広がるゴミ。やっぱりゴミが散らばっていると、そこから何か治安も悪化していくような感じがします。毎週1回は、市の道路清掃車が来るとはいうものの、歩道までは掃除してくれませんし、ポイ捨てする人は後を絶たず。我が家は賃貸住まいではありますが、特にこの地域で不動産を購入した人にとっては、地域の美化と治安は、不動産価格にも響くわけだから、やはり関心は高かったりします。


町内会の根城になっているカフェに集合して、ほうき、ゴミ袋が装着されたスペシャルちりとり、軍手、そして工事現場の人が着るような蛍光オレンジのジャケットを受け取ります。掃除に集まった人はそんなにたくさんではなかった(10人いたかどうか)ので、とても歓迎されました。みんなでどの通りを掃除するか分担を決めて、いざ開始。


ひとつ注意されたのが、「ゴミは手で拾わないほうがいい」ということ。たまに「注射針」が落ちていたりということもあるからだそうです。私たちが担当した通りは、注射針は無かったけど、とにかく多かったのが「タバコの吸殻」!!歩道、車道問わず、もういたるところに落ちてました。これが溝にはまったりしているので、ほうきで掻きだせないし、結局軍手をはめた手で拾ったほうが早かった。あまりの多さに腹が立ってきた。吸殻を拾うたびに、捨てた人一人一人に呪いをかけておきました(笑)。


その他に多かったのが、「ちり紙(鼻かんだのか?)」「スタバのコーヒーカップ」など。あと、アパートの管理人さんとか、通りに面したお店の人とか、自分達の家やお店の前の歩道の掃除をするのはいいんだけど、「歩道に落ちているゴミを車道に掃きだす(そしたら今度は車道が汚れるやん!)」「ゴミを水をまいて流しだす」ということをしてくれるのにも困りました。これって自分達はいいんだろうけど、結局ゴミが自分のエリアじゃないところにいくだけじゃん。特に坂の多いサンフランシスコなので、私たちがゴミ掃除をしているところに、いろんなゴミが混じった水が上からどわーっと流れてきたりして、迷惑でした。そんな水につかったくっさーいTシャツも回収。


掃除している間に、「やってくれてありがとう」的ににっこり笑いかけてくる通行人のおばさんや、町内会のことをきいてくる人もいました。人によっては、自宅周辺の道路を「アダプト」して、常にゴミが落ちてたら拾ったり、掃除したりしている人もいるようです。掃除が終わった後は、地元のお店の好意で、みんなで割引ランチ。次の予定があったのでそれには参加できなかったけれど、その後町中を歩いていても、道端に落ちているゴミが気になってしょうがありませんでした。せめてゴミはゴミ箱に捨てようよ。