愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

アメリカからイギリスの運転免許に切り替え(2年後のアップデート)

なんとイギリスで仮免を取ってから2年半も経ってしまった。

marichan.hatenablog.com

なんとイギリスの仮免は単に申請すればテストも無しで即発行してもらえる。そして有効期限は10年!

その後コロナだロックダウンだとなったし、特にイギリスでは運転しなくても困る生活ではないので、放置したままになっていたが、ようやく重い腰を上げて学科試験を受けて来た。

順番としては学科試験→路上で練習して、実技テスト、という流れ。

テスト勉強はDVSA(免許発行している機関)のウェブサイトにオンライン勉強ツールみたいなのがあるからそれを使って。

www.safedrivingforlife.info

アメリカで運転していたので、常識的にわかることが大半ではあったが、運転が左右反対なので脳がよじれる・・・!標識なども違ったりするのもあるが、一番面倒くさ+面白かったのは、いちいち運転用語がアメリカとイギリスで違うこと。

Level crossingが踏切とか、ハイウェイはモーターウェイ、車道はcarriage wayってまさに馬車道っぽい呼び方だったりするのは序の口で、なんだかまるで英語を学びなおしているような気分になった(笑)

街中の道路は、それこそ中世の時代から変わっていないんじゃないかと思うような道を車道にしていることも多く、狭いし自転車やオートバイも走っているし、信号無視して適当なところで渡ってくる人も多いし、色々注意しないといけない事が多い。だからか、学科はアメリカのより随分細かいと思う。

あとイギリスに来てから、道を渡ろうとしていたり、渡っている途中なのに、そこに右折や左折の車が突っ込んできて、こっちが悪いみたいな感じになることが多くて、イギリスは車優先社会なのかなあと思っていたのだけれど、学科を勉強したら実は全然そんなことはなくて、全てのところで歩行者優先渡らせろと書いてあった。結局ロンドンの運転者のマナーが激しく悪いだけということが良くわかった(苦笑)

田舎は田舎で、野良羊(笑)や馬にも注意。

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あとは運転中の車窓から見えるビデオクリップを見ながら、猫が飛び出してきたり、対向車がUターンしたり、こちらが対応しないといけないようなシチュエーションに遭遇しそうになったらすかさず画面をクリックする、という試験もあって、実際に運転する感覚や車窓からの風景がわかったりしてそれもなかなか楽しかった。

試験会場では、カンニング防止のために目の前で携帯オフ、荷物はロッカーに預け、マスクを取って裏を見せ(裏に答えを書く人がいるらしい・・)、手首足首もチェック(耳なし芳一的にここに書く人もいるらしい・・)、靴下もチェック(カンペを入れるらしい・・)そして耳の後ろもチェック(ブルートゥースで外部とやりとり・・?)となかなか厳しいが、なんだか受付の人も親切で優しくて、あっという間にコンピューターでカチカチ答えをクリックして試験終了。その場で結果をもらい、無事合格して帰ってきた。

会場には試験受けるのこれが初めてという結構なおばあちゃんもいて、この御年になって免許を取ろうとなった背景も気になったが、コンピューターを使った試験に緊張しているようで、受付のおばさんが落ちてもまた来たらいいからね、8回受けてようやく合格した人もいる、と励まして?おりました。

さて次は路上教習の予約を取らねば。左側通行、左側通行・・・と自分に言い聞かせないと逆車線に入りそうで怖い。