愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

とうとう面接


ちょっと長いですが、参考になる方もきっとどこかにいらっしゃると思うので、こらえてつかあさい。


書類提出から約1年かかって、ようやく永住権の面接日。朝8時半に、ダウンタウンのオフィスに出向くようお手紙が来ていたのです。今朝も寒い。今回のオフィスは、前回指紋を取りに行ったオフィスより数ブロック南にある別のところです。でも、やっぱり入り口のセキュリティの人たちはやさしかった。第一ちゃんと「おはよう」なんて挨拶してくれるところからして、東海岸の移民局と違います。面接に一緒に「出頭」してきただんなも感動していました。


注意:カメラ付き携帯は持ち込み禁止。向かい側にあるコピーサービスのお店に、3ドルで預けさせられました。


オフィスの2階へ。ここのオフィスも、白木と、シルバーと、ちょっと緑がかった薄いガラスを使ったおされな感じ!朝も早かったので、他に待っているのは3組ぐらいでした。8時20分に呼ばれて、移民官のオフィスへ。えらく引き締まった顔の、アジア系のおばさま。まずは右手をあげて、真実だけを話しますと宣誓。机の上には今までに私が提出した書類が全部そろえてあるファイルがちゃんとありました(そりゃそうか)。そして今回沢山用意してきた書類を渡しました。必要書類は番号をふって、全部コピーをとって、ぴっちり準備してきたんですが、用意しろというから持ってきたのに受け取らなかったものも沢山ありました。


見せろといわれて出したもの

  • ダンナと私のパスポート、運転免許証。あと社会保障カード・・・これ、もってこいと言われなかったから持ってこなかった。ダンナはたまたま持っていた。私は家においてきたといったら別に何も言われなかったけど、持っていって損はないかと。これらは見せるだけ。
  • 医者の健康診断書
  • ダンナと私の給与明細のコピーと雇用者からの手紙(ここで働いてますヨっていうの)
  • 私の過去3年間の税申告書(W2−源泉徴収票みたいなもん−と、IRSに出した確定申告の書類)。ダンナのは過去3年分用意しろ、というからしたのに、2004年度分のコピーだけ受け取りました。
  • 結婚している証明として、アパートの共同名義のリース、共同名義であけている銀行口座の明細のコピー。
  • EAD(労働許可証)とAP(アドバンス・パロール)はグリーンカードを貰うことになるので、提出・没収。5年以上前に発行されたプラクティカルトレーニングのも一応持っていったらこれも取られた。


・・・・こんなものだったろうか?二人で写ってる写真とかも沢山持っていったのに、見せろとも言われませんでした。ダンナの出生証明書や結婚証明書とかも。それから手紙にAffidavit of Support(ダンナが私を養うだけの十分な収入があることを証明する書類)も出せと書いてあったから、前も出したのに、何でまた出さないといけないの?!とぶうぶう文句をいいながら、書類に必要な公証までしてもらったのに、結局出せとも見せろとも言われなかった。


一つだけしまったぁ、と思ったのは、「今までに発行された移民関係の書類全部もってこい」と書いてあったから、昔の学生ビザや就労ビザがついたパスポートや、今回の永住権申請で送られてきた「Notice of Action」だけを持って行ったのだけれど、学生ビザ(F1)や就労ビザ(H1B)を取ったときの関連書類(大学から発行されるI-20とか、H1B申請時の書類など)も本当は見たかったようでした。特に私の場合は、H1Bの前にアメリカの学校にサマースクールも入れて3つ行ってるので、F1→プラクティカルトレーニング→H1B→結婚で永住権、という流れを時系列で説明させられました。まあビザや労働許可証の発行時期と私の説明があっていたので、今回はそれでOKだったみたい。F1なんて遠い昔のことだったので忘れていたのですが、とにかくどんなビザでも、過去に申請したときの関連書類は取っておいて、持って行ったほうがよかったみたい。無いなら無いで、今回は説明だけでも済みましたが。


質問で聞かれたのは、どうやって出会ったのか、結婚式はどんなんで、両親も来たのか?とか。あとは書類の質問事項に沿って、「今まで逮捕されたことがあるか」とか、引っ越したから新しい住所や電話番号など、形式的なものだけでした。賞味20分で終了、パスポートにスタンプを押しておしまい!カードは2年有効のものが、多分1-2か月で送られてくるでしょうと。それまでは、パスポートに押されたスタンプ(1年有効)で働いたり、国外に出てOKだそうです。


あと私の社会保障カードには「Valid for work only with INS authorization」とかいてあるんですが、社会保障庁にも、永住権保持者になりました〜、ステイタスが変わりましたよ〜ということを通知をしないといけないらしいのよね・・・といわれましたが、移民官のおばちゃんが肝心の、それをどうやって通知するかを知らなかったので、これから調べて出さないといけません。


見せる書類、渡す書類や聞かれる質問は移民官によっても違うかもしれませんが、私のはこんな感じでした。8時40分にはオフィスを出ました。いや〜、めでたい!!ダンナは同僚から、「これで明日から奥さんの態度が冷たくなるかもよ」なんて冷やかされていたようですが(ってグリーンカード目当ての結婚かい!)、とにかく二人ともホッとしました。オフィスビルから出てきたら、入り口にはテレビカメラが沢山!何でも、サクラメント近郊でテロリストのセルが摘発されたらしくて、そこに関係があったらしい、ムスリムのお坊さんの一人が、移民法違反で国外退去になるかどうかを決めるのに、今日出頭してくるんですって〜。あのビルの中には、もしかして牢屋もあるんでしょうか。そう考えると私のような日本人移民なんて人畜無害もいいところでしょうね。