ロックダウンのクリスマス、イブは冷凍モノで久しぶりの飲茶。夜だけど。
イブはパパのターン。カリフォルニアではクリスマス当日は家族総出で飲茶が毎年恒例、全ての店が閉まってる中飲茶の店だけ開いててその前に中華家族が大量に集まるのが風物詩でした。今年はパパが冷凍飲茶を買ってきて夜の家族飲茶。なぜホリデーなのにこれを…という皿のチョイスは流石に男の料理 pic.twitter.com/qBfg1vOQ6F
— MariChan(陳マリ) (@marikosuzy) December 24, 2020
サンタさんをまだがっつり信じている10歳児と共に、サダハル・アオキのレシピで焼いたチョコレートクッキーと、こちらのレシピで作ったショートブレッド。
ハサミが置いてあるのは、朝置いてあるプレゼントをすぐに開けられるようにするためだそうです。
このチョコレートクッキー、ちょっとほろ苦くサクサク感がかなりハマります。激うま。サダハル・アオキのレシピは使う砂糖の分量が「71グラム」など材料に謎の端数があるのが毎回不思議なんですが、やっぱり超プロのレシピだからか出来上がりは美味しいです。
毎年恒例のサンタ稼業、去年は朝2時ごろに「もう朝か」と起きてきてバビりましたが、今年も興奮して2時過ぎまで眠れなかった10歳児。プレゼントの包装が一部終了していなかったので、ラッピングペーパーやセロテープをひっぱる音をたてないようにするのが非常にスリルとサスペンスでした。
サンタさんにお願いしたのは、スイッチのマリオ・オデッセイと、宝探しの本。家族からはこれまた沢山のミステリー小説本と、ボードゲームなどをいただきました。あと私から別にKindleを買ってあげました。子供、とにかく本をよく読むので、本を置く場所が追い付かない・・そしてKindleだったらコンピューターや携帯の画面見るよりは読書だからマシかも、ということで・・(私も欲しい・・)。
クリスマスのディナーは私担当で、魚三昧のコース料理。イタリアではクリスマスイブは7種類の魚料理を食べるそうだ、というのをどこかで読んで、おととしのクリスマスディナーはパパが張り切って魚介コースを作ったので、今回は私が。我が家の場合、イブじゃなくてクリスマス当日になっちゃってますが(苦笑)
遅いランチ兼オードブルは、去年ポルトガル出張の時に買ってきたイワシの缶詰、あと写真にないですがバカリャウという塩漬けにした干し鱈をペーストにしたようなもの。スモークサーモン、イクラのブリニ(小さいパンケーキ)、そしておフランスのチーズ色々。Beillevaireというおフランスのチーズ屋さんのいいやつを、ちょっと奮発してお取り寄せしました。
ホタテをベーコンで巻いてさっと焼いたものと、セビーチェ、カルパッチョ風なもの色々。
だし醤油に漬けて、レモンなども後でかけたマグロの赤身、シーソルトとスペインのオリーブオイルでいただくホタテの薄切り、ライムとオレンジジュースなどでしめてある、サーモンのセビーチェ。ロックダウン中は、美味しいお刺身を冷凍で配達してくれるオンラインショップにも随分お世話になりました。
メインはどーん!とこちら。タルボットという大きなヒラメのようなお魚を、バターとレモンでオーブン焼きにしたもの。日本語ではイシビラメというらしいですがカレイ科の魚だそうですw こちらはまた別のオンラインの魚屋さんで注文しました。ロックダウンで逆に色々な食材が手に入りやすくなったので、もっとヨーロッパの色んな魚にも挑戦してみたい・・。
カリフォルニアでもこちらでも、あまりこういう大きな魚を丸々一匹いただく・・という経験をあまりしたことが無かった10歳児。最初はそのビジュアルに引いていましたが、一度食べてみたら「・・・美味しい」とかなり気に入った様子。
あとはサーモン、ほうれん草、ゆで卵を適当にパイ生地で包んで焼いたもの。
本当はアンチョビとパン粉のパスタも作ろうかと思っていたのですが、さすがにお腹がいっぱいになってこれでおしまい。あまり甘党ではない陳家なので、デザートはチョコレートなどをちょいといただいて大満足のディナーでした。
我が家は夫も料理をするのは良いのですが、コロナで在宅になってからは、料理が気晴らしになるような部分もあり。しかし時間になると仕事を比較的サッと切り上げることのできる夫のほうが台所を牛耳ってしまうことが多く、私の出番が無いのがちょっとストレスになってました(笑)
久しぶりに台所を占拠して、誰の手伝いも使わず一人で全部やるのは意外と楽しかったです。家族に手伝ってもらえるのもいいんですが、指示出しばかりするのもまた仕事みたいになって疲れてしまう・・なんというか、全て自分の思い通りに自分がコントロールできる環境を久しぶりに手に入れた!みたいな。
魚料理なので実際の調理時間もそんなにかからないので、全品作っても1時間半ぐらいかかったかどうか。しかしおせち料理はそうもいかなそうなので、そっちのほうは子供にもがっつり手伝ってもらおうかと思います。