愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

2016ロンドン④ ヨロヨロあてどなく歩いたら王子がいた

 
子連れで観光もいいんですが、6歳児を毎日連れ歩くと色々体力の限界とか意見の相違とかが見られる上に、子供はどちらかというと大人の世界にいるよりは子供の世界で遊びたい感じなので、今年も滞在の半分以上、小さいさんをサマーキャンプにぶち込みました。夏のキャンプについてはまた後でまとめることにして・・・。
 
月曜日、パパはお仕事もあるので、ものすごく久しぶりの私ひとりのフリーターーーイム!!!!
 
久しぶりのひとり街歩き。歩くだけで風光明媚、あちらこちらに歴史を感じるロンドン。ここはひとつ、地図を全く見ずに適当に歩いてみて何にぶち当たるかやってみよう!と、本当に行き当たりばったり散策することにしました。
 

お高い百貨店セルフリッジズ

最初だけアテをつけて、家の近くから出ているバスに5分ぐらい乗り、ちょっと覗いてみたかったデパート、セルフリッジズへ。日本で言ったら銀座っぽい?オックスフォードサーカスにある高級デパートです。ベールをかぶったアラブのお金持ち風のお姉さんおばちゃん達が多い。高級なので、プラダとかがなんだかユニクロ風に見えてきます(言い過ぎ)。
 
高級なので、こういうハロウィンの衣装と見まごうものも普通に売っています(なぜか携帯のスクリーンショットですみません)。うーん。せっかくだから試着してみれば良かった。
 
 
 
高級なので、値札を見るまでも無く買うのは無理無理!でも、ここで売ってる最新モードのお洋服、買えたとしてもまずベイエリアはカジュアル過ぎて着ていくところが無い。東京はオシャレだけどコンサバ風だから浮きまくりそう。でもロンドンだったら、すごいモード服でも街に溶け込みそうな感じがする。なんでしょう、街の雰囲気のせいでしょうか。私の気のせいでしょうか。おしゃれするならやっぱりヨーロッパなのかもしれません。
 
なんだか素敵、時に奇抜なファッションの数々にほわーっとしてほぼ写真を撮りませんでしたが、セルフリッジズには無印も入ってました。デパ地下風食材コーナーも素敵。ちょっと高級な醤油や富山のお米も売っていました。
 
だんだん自分の服装がみすぼらしく感じて、ヨロヨロよろめくように店の外へ。でも手が届かないものであっても、素敵なお洋服の素敵なディスプレイを見るのは、気分が上がる。こういうところに行くの、時々人生に必要かも、と、思いました。
 
オックスフォードサーカス周辺は、見渡す限りの買い物客、そして店店店・・・。経済が回っているのは喜ばしいが、人はなぜそんなにモノを買うのか。モノってナンだ。
 
 
ロンドンの町並み、建物のところにチョイチョイお花があるのがすごく良いですね。時々水やったばかりでボトボト水が降ってきてビックリすることもありますが。家でもやりたいなあと思うんですが、日差しが強い上にすぐ花を枯らしてしまうのでなかなか実現しません。

デビッド・ボウイのアートコレクション

ヨロヨロあてどなく歩いていたら、今度はサザビーズに迷い込みました。アートオークションとかやっている、例のサザビーズです。何でもデビッド・ボウイのアートコレクションのオークションがあるらしい。とても買えないけど、見るのはタダってことだったのでギャラリーを覗いてみました。
 
ちょっと前にカッコよく亡くなったデビッド・ボウイ。知らなかったけど、モダンアートのコレクターでもあったそうで、今回彼のコレクションのうち400点がオークションにかけられることになったんだそう。
 
うーん、せっかく集めたけど、残された家族にとっては管理も大変なものだったんでしょうかね。出血大放出です。

 


まあ家のインテリアにはあわなそうな家具だ。一応売却希望価格が書いてあります。思ったよりお手頃のもありました。デビッド・ボウイが所有していた、っていうことでさらにハクがついて、さらに値段があがるんだろうな・・。


オークションは11月にあるそうです。それまでに、ロンドン、ニューヨーク、LA、そして香港を回って展示があるとか。実際ここに見に来てる人達はほぼ冷やかし風でしたが、一人年配のイギリス人と若いチャイニーズのお姉ちゃんというカップルが、結構真剣に吟味してたのが印象的でした。ちょっと前に読んだCrazy Rich Asianを思い出しちゃったんだけど。へー買うの?と見てたらすれ違いざまにお姉ちゃんにギロっと睨まれたw

 

 ヒップな台湾料理Bao

そろそろ小腹が減ったと、ここから東にヨロヨロ行くとSOHOというもう少しこちゃっとしたエリアに入ります。小さくてヒップな感じのレストランやコーヒーショップがある場所。道も狭いよ。
 
これはたまたま見つけたというより、前に誰かのインスタグラムで見つけておお、と頭の中でブックマークしておいたお店にうまいこと通りがかったので、お昼は台湾料理屋さん、Baoにお一人様ご入店しました。
 
このお店ものすごーーく小さくて、開店前だったので狭い路地に人が結構並んでいます。中はちょっとお寿司屋さん風、カウンターとテーブル席があります。
 
ここの店名Baoは「包」、台湾の刈包専門店です。肉まんの生地みたいなのに、豚肉を甘辛く煮たものと、高菜、ピーナッツの砕いたのが挟んであるストリートフード的なもの。ここでは伝統的な刈包のほかに、フライドチキンとか、ラムショルダーなどのバリエーションもあり。伝統的なのを頼みました。ちっちゃいんだけど、これで4ポンド。
 
 

 

 
刈包以外にも、小皿料理がちょっとあります。これはもち米に豚の血を混ぜて蒸してある、猪血糕。聞くとビックリしますが、これがなかなか美味しいんですのよ。ここでは、卵の黄身が載ってるところが特にウマー。
 
 
アメリカでもロンドンでも、伝統的なアジアのストリートフードをヒップでオシャレにして、ちょっとお高めの値段設定で売っているところが最近色々あります。こういう食をロンドンの人もどんどん受け入れるようになって、喜ばしい。
 
そして、ロンドンには日本に来る爆買いチャイニーズとはまた一線を画した、オシャレでヒップなチャイニーズの若い子が多い。私の隣に座ったのも、滅茶苦茶ポッシュなブリティッシュアクセントで話をするチャイニーズの若い男の子と女の子でした。ロシア語の宿題の話をしてたからきっとまだ大学生。
 
インスタとか見てても、コレくらいの若いアジア人の学生がロンドンやニューヨークや上海やあちこちに家があって、色んな場所のオシャレなお店でご飯食べてたりするのよね・・どんだけ金持ちやねん。やっぱりCrazy Rich Asian か。羨ましいわ!
 

中華街にプリンスが

さらにヨロヨロと歩いていたら、目の前にパッと現れたのがチャイナタウン。ロンドンのチャイナタウンがどこにあるか把握してなかったので、急に出てきてビックリ。


どの街のチャイナタウンも、入り口のところに門があってデザインも似ています。ホッとするところまではいかないけど、何となく見慣れた風景。

 
食べ放題の店とか、絶対入らないけどな。

 

 

 

 
さて、この日は門のところに赤い絨毯が敷いてあって、何かイベントが行われたようです。まだ中秋節でもないし、何のイベントなのか不明。テレビカメラも置いてあって、それなりに盛大に何かがあった模様。そこらへんにいたチャイニーズの兄ちゃんに聞いてみたものの、英語が微妙で「イベントはもう終わったよ」としか言ってくれず。
 
 

一体なんだったんだぁ〜!と悶々としながら横道に入ると、今度はライオンダンスの集団がスタンバっていました。これ、地元のカンフー学校の人達がやるのが一般的。新しいお店が開店した時なんかにもお祝いに店先でじゃんじゃかやったりしますが、ここでも・・?


と思ったら、わらわらとボディーガード風の人やら、向こうからはボッピー(独特の帽子をかぶったイギリスの警察)の皆さんもやって来て、一体何?!と見てみれば・・

 
そこの中華料理店から出てきた、首にヒップホップも顔負けのジャラジャラをつけた小柄なおっさん。一体誰やねーん!

 


後で気づいたのだがこの人はそんなに重要ではない。実は皆の視線や携帯カメラの向こうには・・ヨーク公、つまりはアンドリュー王子がいたのでありました。このジャラジャラ首にかけてるのに惑わされて、こっちのおっさんの写真ばっかり撮っちゃったよ。ばかばか。

でもヨーク公言われてもその時は一体誰やねーん状態。ええっと、チャールズ皇太子の弟です。まあ王子言うても随分なおっさんです。ウィリアムでもハリーでも無かったからまあいいや。

どうも中華街の門を新しく建てたようで、そのオープニングセレモニーがあった模様。セレモニーの後、そこの中華料理屋でご飯を食べて、お帰りになるところだったようです。悶々としていた謎がとけました。門だけに。

サンフランシスコやオークランドに比べると、こぢんまりしたチャイナタウンですが、店先に並んでるものは皆一緒。そんなのを冷やかしながらまたヨロヨロと歩きます・・。

 

 

お大尽なウォレス・コレクション

いい加減子供のお迎えの時間もあるので、家の方向に歩くことにしました。大分歩いた気もするのですが、Google Mapのタイムライン(これ、過去の自分の行動パターンを探るのに非常に便利)によると約16分ほど歩いた所で、ウォレス・コレクションに通りかかり、立ち寄っております。
 
この写真はウォレス・コレクションではなくてその近くの建物ですが、なぜこの写真しか残っていないのかは不明です。


ウォレス・コレクションは、ハートフォード侯爵のお屋敷が美術館になったところ。ハートフォード侯爵って誰やねーん、という説明は省きますが、1800年代半ば頃の人物である彼のアートコレクションを、太っ腹にも全部無料で見ることができます。

おフランスに長く住み、そこで亡くなったハートフォード侯爵が集めたフランスを中心にした絵画や美術品などが特に見ものです。ここの美術品は門外不出らしいので、ここでしか見れません。

フランスやオランダの美術品は素晴らしかったですが、時々ヨーロッパやアメリカの美術館やお城なんかで見る、明治時代に輸出用に作ったんだろうか、素人の私が見ても適当すぎる蒔絵というか絵が入った漆っぽい日本の家具っぽいもの、もうやうやしく飾ってありました。

ここで何が良かったって、レンブラントの絵が飾ってあるギャラリーのひとつで、サクソフォーンばかり5本の近代音楽の演奏をやっているのに出くわしたこと。ギャラリーに響く素敵な演奏にニヤーっとしながら聞き入ってしまいました。

結局この日は全行程約7キロ弱ほど歩いてしまったようです。初日から飛ばしすぎ・・。でも何も計画しなかった割に色んなものに遭遇できて、ヨロヨロ歩いた甲斐がありました。