愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロンドンに行って来ました⑨ ロンドンでも合法児童労働!ロンドンキッザニアに行ってみた

東京のキッザニアで大人も子供もとても楽しい思いをしたので(その時の様子はこちら)、ロンドンに最近オープンしたキッザニアにも行ってみることにしました!アメリカ以外の世界中いろんなところにあるキッザニア。お仕事や雰囲気の違いはいかに!!!
 
ショッピングモール内にあります
 
日本のキッザニアららぽーとの中にありますが、ロンドンのキッザニアも巨大ショッピングモールWestfieldの中にあります。ロンドンの西、Shepherds Bushという電車の駅前にあるのですが、向かったこの日はなんとロンドンの地下鉄が24時間のストを決行中。市内の交通が麻痺するなか、逆に電車が止まっているほうが、空いているんじゃないかと期待しつつ、バスを乗り継いでなんとか到着。モールはこれまたヒ~!!という位広い!!
 
 

 

 
予約無しでOK、入管を通って搭乗!
 
キッザニア東京はネットで事前予約しないと行きたい日にチケットが取れないことが多いようですが、こちらはまだオープン間もないからか、入り口近くにあるテントブースでチケットを買えばOK。子供だけ名前を聞かれます。午前、午後の入れ替え制ではなく、好きな時間からスタート、4時間までいられます。入場チケットはブリティッシュ・エアウェイズの搭乗券でした!
 
 
ひたすらガランとした入り口からエスカレーターを乗り継いで到着したのは、まるで空港なチェックインカウンター。ここでチケットを見せ、子供はキッゾ(館内で流通する通貨)やチップの入った腕時計みたいなバンドをもらいます。これは日本になかった。ここに子供の情報が登録されているそうで、スタッフじゃないと取り外せない仕組みで安全対策になっているほか、お仕事をする前にこのバンドをスキャンして、滞在時間のトラッキングもしているようです。スタッフは日本のキッザニアほどテンションは高くなく、なんとなく普通の空港に来たような錯覚に・・w
 


お仕事その1、ブリティッシュ・エアウェイズパイロット

平日なこともあり、館内はガラガラ!早速東京ではできなかった、パイロットに挑戦してみることに!日本ではJALですが、こちらは流石にブリティッシュ・エアウェイズですよ!

 
 
日本のキッザニアでは、大人はワークスペースから完全にシャットダウンされ、特にパイロットなどのお仕事は別室のビデオモニターを通じてしか見られなかったと記憶しているのですが、ここでは親も一緒にゾロゾロついて入り、一部始終を見守るシステム(笑)。スタッフが制服を着せてくれるのですが、見ていてイライラするほど手際が悪い(苦笑)。それでも子供が制服着ると滅茶苦茶可愛すぎる!!
 
なんだか説明もあまりない無いまま、子供達はパイロットブースへ。
 
 
小さいさんは、インド人の女の子とペアになって操縦開始。音声ガイダンスがありそれに沿ってなにやら操縦桿を動かしたり、右だ左だと相談しながら着陸。着陸後はちゃんと決まったターミナルに飛行機を持って行かないといけないのですが、滑走路をどんどん外れる危険運行!最後なんとか到着して事無きを得ました。
 
 
最後カメラマンの人が来て、敬礼する子供達を激写していました。これは東京と同じく、後で買うシステム。
 
お仕事その2、消防士
 
東京でやっていたく気に入った消火活動。ロンドンの火事も消しますよ!また可愛らしい消防士の制服の子供達が、レクチャーを受けております。
 


東京では整列したり、消火ホースの使い方などの訓練がありましたが、こちらではビデオを見てました。気が付くと一番前に座っていた小さいさん、何かインストラクターの質問に、一人挙手して延々と防火対策の重要性について述べておりました・・(汗)

しばらくすると電話か何かかかってきて、火事だ火事だ消防車にのりこめ、とお約束通り火事現場へ。


はい消火〜。ちょっと見切れてますが、警官の男の子が周囲の警備にあたっております。またロンドンの火災現場は、途中でボン!と小さな爆発付きでしたw

 

消火を終え、消防車に再び乗り込み意気揚々と帰ってきた小さいさん。お仕事の順番待ちをしている時も、周囲の大人子供関係なく東京でもキッザニアに行った、消防士もやったことがあると散々自慢していましたが、消防車の中でもインストラクターの人に東京での話をした模様。インストラクターに日本語まで教え込んだようで「ショウボウシャガ、トオリマス。ゴチュウイクダサイ」というインストラクターのカタコトの日本語が聞こえてきた・・・!

お仕事その3、スーパーマーケット

 
キッザニア、空いているとはいえ、年齢制限でできない仕事もあるし、なかなかやりたい仕事が決まらない小さいさん。結局散々迷って、6歳以上が対象らしいスーパーマーケットの列に並びました。行った当時はまだ5歳になったばかりだったけれど、体は大きいからわからないだろうし、ま、いいか!
 
ここではPOSの使い方を教わり・・
 


お客が来るのを神妙に待つ


迷っているお客さんに商品の場所を案内したり(実際は一緒に迷ってたが)


バーコードをスキャンしたり。出てきたレシートを上手く切り取れずお客さんに助けて貰ってましたがw

 
お仕事その4、時計台パフォーマンス
 
後述しますが、ロンドンキッザニア、まだ新しくてスタッフが慣れてないのか、ここが単に日本じゃないからなのか、結構効率が悪かったり、何かこう場を盛り上げてキッザニア独自の世界を作ろう!という意欲をあまり感じませんでした。その最たるもの(?)がこのマスコットとスタッフによるダンス。画像だけでちょっとわかりにくいのですが・・東京でかかっていたのと全く一緒のテーマソングに合わせて踊っているのですが、新規オープンしたばかりのはずなのになぜかクタクタヨレヨレの汚い犬、そして横で二日酔いですか?という感じでグダグダに踊るスタッフ・・・。やる気が無いのか?も、もしかして恥ずかしかったのかな?!
 
 
この後、これまた東京でやって楽しかった時計台の上でパフォーマンスするお仕事を選んだ小さいさん。日本では可愛い制服を着て、キッザニアのテーマソングに合わせてポンポンを持って踊っていたのですが、ここではハンドベルでした。しかも大音量でテーマソングが流れスタッフによるグダグダダンスが終わった後に、スタッフの人が時計台の上から「みなさん!これからきらきら星を演奏します!」と叫んだ上で、か細くたどたどしい音で子供達が「ドドソソララソー、ファファミミレレドー」とやって終わり。多分下のお客さんには全然聞こえてなかったと思う・・。あまりに短かったため写真さえ撮れずww
 
お仕事その5、チョコレート工場
 
イギリスのお菓子会社Cadburyがスポンサーのチョコレート工場。東京でも食べ物系はやらなかった小さいさん、これは期待できそう!
 
大人はガラス越しの見学ですが、カカオの実を見せてもらったりしています。自分でエプロンの紐が結べなかった小さいさん・・隣にいた大きいお姉ちゃんに無理やり頼んでやってもらってました・・。
 


この後チョコレートをもらい、溶かして型に入れます。それを冷蔵庫に入れて、オシマイ。


結構なキッゾも払ったし、作った後はやっぱりチョコレートくれるんでしょ?と思ったら、チョコレートの支給は無し、だと!!え〜!見ると、子供達がさっき型に入れたチョコレート再度溶かし直して、次のグループに回す準備をしていました。そりゃないよ〜!

お仕事その6、ロンドン警察

その独特の帽子から、「ボッピー」などと呼ばれているイギリスのお巡りさん。ここでも何かビデオを見ていました。この警察署の中には、拘置所まであるんですよ・・。そこに黒人の子供が入った写真がメディアに掲載されて、ちょっと物議をかもしていました。


何か本来パトロールして何かを見つけたり、火事が起こって火事現場の警備をするようなのですが・・火事がタイミングよく起こっておらず、なんだか子供達がグダグダ歩きまわってお仕事は終わってしまいました。

 


お仕事その7、ディスコでフィーバー

 
まあお仕事じゃあないですが・・子供向けの音楽をガンガン流しているディスコでひと踊りしてオシマイ。時間があえば、DJをやったりできたようですが、タイミングを逃しました。
 
以上、ロンドンでのキッザニアのお仕事体験でした。既にこの記録も半年以上前の話なので、今はまた少し変わってるかもしれませんが、その他気づいたこと
 
とにかく効率悪い!
 
もっと混雑している東京でも、もっとガッツリお仕事を8つぐらいこなしたのに対して、ガラガラのキッザニアでも出来たのは7つ。アクティビティの所要時間をスタッフが把握しておらず、準備に時間がかかったり、待っても待っても始まらなかったり。
 
火事現場を警察が警備したり、スーパーに宅急便の配達が来たり・・と違う仕事をする子供達がやってくるケースもあるのですが、調整がうまくいっておらずに出来なかったり。スーパー担当のスタッフは一人でレジ係のトレーニング、お客役の子供達の世話でてんてこ舞い。そこにデリバリーの子供達がやってくるのですがそれを相手する余裕があるわけもなく、ダンボールを抱えた子供達がしばらく放置されていたりも・・
 
親の干渉すごい!
 
東京のキッザニアでは、スタッフは子供も大人と同様に扱い、仕事中の子供から大人はしっかり隔離され、遠くから見守ることで子供が自立して仕事をする環境を提供している感じでしたが、まだそれが徹底されていないからか・・仕事中に親がガラスの扉をガシガシ開けて入ってきて写真を撮ったり横から口出ししたり、すごかったです(笑)写真を見てもちょっとわかると思いますが、イギリスもかなりな多民族国家。その中でもインド系とアラブ系の親は口うるさく、まるでコントか!っという感じでガラスの扉を開けて子供に何か言っては閉め、閉めたかと思うと何かいい忘れたらしくまた開けて何か言う・・というのを限りなく繰り返してる人もいました(爆)
 
でもやっぱり楽しい!
 
ちょっと仕事柄、オペレーションの非効率なところについつい目が行ってしまいましたが、それでもやっぱり楽しかったことには変わりなく、子供は終始ウキウキでした。日本にはなかったお仕事としては、ホテル業、不動産業、大学なんていうのもありました。また同じ仕事でも、国によって制服が違ったりするのがまたカワイイ!!個人的には娘のパイロット姿がグッと来ました。もちろん写真は全部お買い上げしてしまいましたよ。
 
誕生日パーティーをここでやったり、夜には大人がお仕事体験できるような日もあるようです。それはまた楽しそう!
 
そしてロンドンでゲットしたキッゾも、日本で使えるらしい!これはまた、次回の帰国が楽しみです。