愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 ハッピー伴天連タイン


ロマンチックディナーに行ってみたり、場末のスパで岸田今日子のようなおばさんにばりばりに背中をもみほぐされたり、怪しいドラッグクイーンのイベントに行ってみたりしていたバレンタインですが、今年は不況のあおりで(嘘)、チープなバレンタインにしました。というより、バレンタインのイベントは楽しいんですが、ここ1年ほど、どんな状況であれなぜかキャンドルライトでのロマンチックディナーとか、長々と座って食べるコース料理とかが苦手になってきてしまって・・・。キャンドルライトはゆらゆらゆれる照明で頭がぐらぐらしてきたり、とにかくじっと長々と座っているのが駄目。どっちかというと、蛍光灯の明るい光の下で、立ち食いそばかラーメンをずずっ!とやってちゃっちゃと店を出たい気分。またはお家で手の込んだ料理を作るほうが楽しいかも。どうしちゃったんでしょう。別に旦那と一緒にロマンチックなことをしたくない、とかそういう訳ではないんですが・・・。多分毎日がバレンタインだからもうおなかいっぱい?笑。


というわけで、午前中は別行動、そして午後に一緒に足裏マッサージに行き、二人で足の裏を思い切りもみほぐされて気持ちよくうたた寝。しかしその後で背中をこれでもかと荒っぽくもまれ、ふぎゅー、むぎゅー。でも指圧だったので、昔の恐怖の岸田今日子マッサージのようなことにはならずにすみました。すごくリラックスできたし、お勧め。チャイニーズの店だったんですが、内装も結構キレイ。ただし、マッサージ係のおじさんおばさんが、受付のところでこの予約間違ってる!こっち二人早く案内して!とかぎゃーぎゃー北京語で叫びあっているので、リラックススパのはずなのに、そこだけは中華料理屋の厨房のようではあります(笑) その後はあんまりおなかもすいていなかったので、ジェイチョウのコンサートDVDががんがんかかる四川料理屋で、DVDから聞こえてくる女の子の黄色い声というか絶叫をバックグラウンドミュージックに、ちゃちゃっと辛いもん食べてきました。


日本では最近逆チョコなるものもあるそうですが、アメリカではどっちかというとバレンタインって男の人が女の人にお花やらなにやら贈ったりしてます。なので、ここ10年は、バレンタインといえばいただいてばかりで、いそいそと手作りチョコにチャレンジしたり・・ということがまったくなくなってしまいました、が、今年は旦那にチョコあげました(フェリービルディングで割引セールだったので買った・・・)。中身はもちろん二人で山分け。


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バレンタイン前日の金曜日にも、ボーイフレンドや旦那さんからオフィスにわざわざお花が送られてきたりしている人もおりました(私はオフィスに送ってもらったことはないなぁ・・・。もってかえるのも面倒だし)。街中でも花束やプレゼントを抱えて約束の場所にいそいそと向かう男の子達。いや、いいですなあ。陳家ではお花はもらいませんでした、が、代わりに今年はフラットスクリーンTVを買ってもらいました。うっひょー!ぜんぜんチープなバレンタインじゃなかった!いやしかし、テレビを買ったのは、最近破産したサーキットシティの閉店売り尽くしセールで掘り出しもののテレビを見つけたから。それまでは、もう10年ぐらい使っている、私がDCで購入した「テレビデオ」しかなかったのでした。ようやく我が家も家電の近代化が図られることになりました。不況のあおりを逆手にとれて、めでたい。