愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

キリストのお墓


ダビンチコード以来、キリストの謎みたいな話が流行ってる?みたいですが(私の両親はルーブル美術館くんだりまでいって、ダビンチコードで主人公が逃げたトイレをしっかり見学したらしい)、この間ディスカバリーチャンネルでまたまた物議を醸しそうな?ドキュメンタリーが放映されました。歴史ミステリー好きな旦那が録画しておいたのを、ようやく見た。タイトルは「The Lost Tomb of Jesus」、映画監督ジェームスキャメロンが製作総指揮者だったりします。最近読み始めた日経新聞にも小さく記事になってたので、そのうち日本でも放送するのかしら?


1980年、エルサレムの南部。当時はマンションの建設ラッシュで、そこらへんを掘り返すとキリストの時代のお墓がごろごろ出てきたそう。小さな洞窟っぽいお墓には一族の「骨壷」が並んでいるのが普通らしいのだけど、あるお墓から出てきたのは、「ヨセフの息子イエス(ヤシュア)」「マリア」「マリアメネ(マグダラのマリアのお名前)」などなど、イエスと彼の周辺の人々の名前が刻まれた骨壷だった〜、じゃじゃーん!というお話。


銭衝さん風に(笑)【ネタバレがあります】


当時、イエス(ヤシュア)とかマリア(ミリアムとか)とかいう名前はすーごい一般的だったそうで、これだけでは本当にキリストの墓、とはいえないそう。なので発見された当時も別に誰も何とも思わなかったみたい。そこを考古学者から、確率統計学者から、犯罪科学者から総動員して、これが本物かを調べる・・・というドキュメンタリー。


骨壷は10個あったそう(そのうち1個は行方不明)なのだけど、そこにはイエスにゆかりのある名前が書いてある。面白いのはマグダラのマリアの骨壷で、彼女はギリシャ語をしゃべるユダヤ人の地域から来たそうで、同じマリアでも、名前がギリシャ語で書いてあるんだと。さらにただのマリアじゃなくて、骨壷には「マスター」みたいな称号もしっかりついてるんだと。これってば、やはり彼女はイエスの奥さんで、さらに使徒の一人だったに違いない!ということらしい。


また知らなかったんだけど、イエスさんって実は大家族で、彼には兄弟姉妹がいたんだそう(兄2人は聖書にちょっと出てくるらしい)。そんな人たち、そしてイエスの子供?かもしれない骨壷もあるんだそーだ!


古代キリスト教のシンボルは十字架じゃなくて、ヤマサしょう油のマークみたいな、「く」の字を横に寝かせて、下に点を打ったようなマーク。この家族のお墓の入り口にはこのマークがどーん!と彫ってある。ふむふむぅ。


科学的根拠に基づいて色々調べようとしているんだけど、ちょっと調べ方のツメが甘い感じはした。たとえばマグダラのマリアと、イエスのホネのDNA鑑定をして、同じ家族の墓に入ってはいるが血縁関係はないようなので、やっぱり夫婦に違いない!という結論を出しちゃったり(全員の骨が残ってるなら全部の血縁関係調べたほうがいいのに・・・)。面白かったけど、まあ、そういうことがあっても面白いねぇ、太古のロマンだねぇ、ぐらいな感じでした。番組の後では話の真偽を問うディスカッション番組なんかもやってました。


エルサレムの風景がたくさん出てきたのと、そしてお墓の上に立てられた普通の住宅地の住人が、何だ何だとわらわらみんなでわいわいヘブライ語で言ってるのを聴くと、以前ちょっと滞在しただけだったのに、なんだか懐かしい感じだった。幼少のみぎり京都に住んでいたことがあったのだけど、住んでいた社宅の下から秀吉の時代か何かの金の屋根瓦が出土したことも思い出しました・・。あれは誰のものになったのやら。


こちらがWikipediaのエントリー(英語デス)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Lost_Tomb_of_Jesus

こちらが公式サイト
http://dsc.discovery.com/convergence/tomb/tomb.html