愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

真昼の肉泥棒など

気温が20度以上にあがって、気持ちの良い週末。ここのところ、仕事だ、フルートだ、さらに学校にも通い始めたりして忙しすぎたので、旦那と二人で市内をのんびり散策することにした。サンフランシスコはがんばれば違うカラーの地域に全部歩いて行けちゃう。今回は①ゲイの街(手に手をとった男だらけで私は結構浮いた存在!)、②メキシコの街、③ベトナムの街、④家族が住む街、⑤日本の街などをうろうろしてみた。5時間ぐらい歩いたかも・・・。


ベトナム街には、新しいベトナムサンドイッチ屋が出来ていた。チェーン店らしい、Lee’s Sandwiches。こきたない個人経営のサンドイッチ屋が多いなかで、ファストフード風の広くてキレイなお店、しかもサンドイッチが出来上がったところで自動音声とフラットパネルスクリーンで番号を表示してくれるというハイテクぶり・・・。他にも生春巻きとか、ベトナムのデザート(緑色のプリンみたいなのとか)などが山積み。アジア人じゃない人や観光客も入りやすそうで、実際いろんな人で大賑わい。


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日本街、魚喜という小さな魚やさん兼スーパーでは、アメリカに来て初めて「おから」を発見!しかも1キロで1ドルちょっと。「おから」はずっと食べたいものだったのだけれど、近くに豆腐を作っているところが無い限り「おから」も簡単には手に入らないわけで・・・。日本街万歳!本屋でのだめの16、17巻も買う。


さて、散策の途中で通りがかかった、ストリップモールの中にあるスーパーマーケット。駐車場のところで、みんなが何かを遠巻きにして見ている・・・。


スーパーの警備員二人(小さいラテン系の人)が、髪もひげもぼうぼうの、きったないもっさーとしたジャンパーを着た、熊のような白人のおっさんをまてーと追いかけている。あー万引きだ!ギャラリーは、やれーつかまえろーの大騒ぎ。


スーパーからはもう一人やってきて、おっさんを捕まえ、地面に転がすも、このおっさんがばっと起き上がり、かなり抵抗して逃げようとする。ものすごい抵抗ぶりにてこずる警備員。逃げようとするおっさんを必死に倒そうとすると、おっさんのジャケットの中からぼとっ!ぼとっ!と出てきたのは・・・


��( ̄□ ̄;)!!牛肉!!!ステーキ肉!!


ギャラリー:「ああっ!!生肉が地面に〜!」「肉泥棒だ!肉泥棒!!」


肉を撒き散らしながら逃げるおっさんを警備員が組み伏せ、さらにおっさんのベルトを警備員がはずすと、パンツの中からはさらに肉!肉!肉のパックが・・・・・・。その後なぜか警備員の人たちはそのままこのおじさんを放免し、このおじさんは歩いて逃げていった。


しかし一部始終を見ていたギャラリーはというと、肉ばっかり出てきたことに大爆笑!!!


ぎゃーははははは!というみんなの笑い声を浴びながら逃げるおじさんはある意味つかまるより哀れでした・・・・。地面に無残に転がった生肉はかなり滑稽で、私も結構笑ってしまったけど・・・


その夜の晩御飯はおから三昧。野菜たっぷりの卯の花、そしておからのサラダ(ポテトサラダのポテトの代わりに炒ったおからを使う!)。でもまだまだ残っているので、後でおからハンバーグを作って冷凍しよう・・。このほかに「おそうざい12ヶ月」から関西風に薄味に炊いた小芋ちゃんにもみのりをまぶしたりしてみました。