愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ツール・ド・マリン


お天気のよかった土曜日、ツーリングへ。しかし、なぜかロードレーサー達のトレーニングに、一人だけマウンテンバイクで参戦してしまいました・・・・。

チャリティーのために、サンフランシスコからロサンゼルスまで、途中キャンプをしながら1週間かけて自転車で行く、というイベントのためにトレーニングしている人達に混じったのですが、軽い気持ちで出かけたものの、地元のスポーツ用品店の駐車場に集まった人達を見ると・・・・


 ��( ̄□ ̄;)!! あ、アームストロング?!(格好が・・・) 


スポークが4本ぐらいしかない高級ロード用バイクに、ぴちぴちのジャージ軍団ばかり・・・。


私:ジョギング用のTシャツに、靴はランニングシューズ(!!)。しかも腰にはジョギング用のベルト。かろうじて、自転車用のケツパッド入りのショートパンツと、昔同僚にもらったバイク用の手袋は装着済み。ダンナは最近中古ではあるがカーボンファイバーの自転車を買ったばかり。しかし私のは学生時代の同学の兄ちゃんが10年ぐらい前に買ったのを譲り受けた、重量は3倍ぐらいありそうなでかいマウンテンバイク。まあ、みんなペースは色々だというから大丈夫でしょう・・・なんて暢気に36マイルの旅に出てしまったのでした。


コースは、ゴールデンゲートブリッジをわたり、向こう岸のマリン郡へ。途中2キロ弱ほどアップダウンのある山道をとおり、小さな街サン・アンセルモというところまで行って、同じ道を帰っていく、というもの。普段ジョギングしていたせいか、そして坂の多いサンフランシスコで、自転車を足としてしばらく使っていたせいか、前半は意外にも先頭集団についていくことが出来て、かなり気持ちいいツーリングとなりました。しかし今回、ハプニング背後霊?はダンナについていた・・・・


途中地元の自転車屋の前で休憩していたときにチェーンの不備が発覚。あわててお店の人に直してもらっている間に出遅れてしまう。チームリーダーという人達が何人かいて、みんなが無事にトレーニングを終えるのを見届ける役割を果たしているのだけれど、そのうちの一人が待っていてくれて、遅れての出発。


山道に入り、上り坂で他のメンバーを次々に捕捉、調子に乗って山道を下っているときに、私の背後で


「バーン!!!!」


ダンナのタイヤが大爆発!!どうやら自転車屋で間違ったアドバイスをした人がいて、タイヤの空気圧を思いっきりあげたらしい・・・またまたあわててスペアのチューブを取り出し、道端で整備を始めたものの、なぜかポンプで空気を入れた先からタイヤから空気がプスー。仕方が無いので、チームリーダーのおばちゃん(とてもタフ)と私が自転車で1マイル先にある自転車屋に走り、また新品のチューブを購入、ダンナが待っているところまでまた舞い戻って、空気を入れなおしたのでした。やれやれ。


みんなよりかなり遅れて折り返し地点に来てしまったので、休憩もそこそこにまた出発。しかし、走り出してしばらくしたらまただんなのタイヤがプスー。マタデスカイ!パンク3度目!なんとまた折り返し地点まで逆戻りして、近くの自転車屋へ。結局タイヤが古いということも判明して、タイヤを全部付け替えることになったのでした・・・自転車屋で待つこと40分。


帰り道は、山道に冷たい潮風が吹き付けて、自転車の重いこと重いこと!いくら小さいギアで漕いでも前に進まない。もう漕いでいる先から太ももが筋肉痛で泣きそうにになる。そんなことを知ってか知らずか、途中で地元のコドモが得意そうに坂道で私を抜かしていきよりました。ゴラァ!こっちは既に50キロぐらい走ってきたんじゃぁ!!結局このまま寒さに吹きさらしで走っていては、筋肉がロックされてしまうというので、途中私も自転車屋によって(そう、ここには街の至るところに自転車屋があるのです)太ももをカバーするタイツを購入。チーン、50ドルなり・・・・。トホホ・・・


結局無駄に走った距離も入れて60キロちょっとのツーリングの間、ダンナはピットによっては整備をし、パーツを買い・・・と2万円ほどお金を落としていく旅となったのでした。行く前にちゃんと整備はしましょう。一応したらしいのですが、安いところに頼んだためにこのようになったらしいです。リーダーの人は、マウンテンバイクでよくがんばったととてもほめてくれましたが、重い思いをして5時間もかけてツーリングするのはもういいや、と思いました。せめて今のバイクは売り払って、もう少し軽いロード用のを買いたいです。


上半身は全く疲れていないのに、太ももが激しく筋肉痛で家の階段を登るのが非常に辛かったです。しかし帰宅して1時間後にアニバーサリーのためのディナーの予約をしていたので、ロボットのような歩き方をしながら、高級フレンチレストランでコースメニューを頂いてきました。きっと今日は1000キロカロリー以上は消費しただろうと調子に乗って5コースぐらい頼んでしまいました。


死ぬほど痛かった筋肉痛は、寝る前にこちらでも売っている張るカイロみたいなのを太ももに張ったら、翌日驚くほど痛みは全て抜けていました。これは驚異!暖めるのが良いらしいです。お試しあれ〜!