愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

メキシカン・バーベキューパーティー


Beautiful Dayとしか形容しがたいお天気。ダンナのトレーニングにお付き合いしてまたマウンテンバイクを乗り回す。今日はアルカトラス島から泳ぎ、市内をチャリで走り、最後にゴールデン・ゲート・ブリッジを背景に走るトライアスロン大会があって、海沿いには自転車がずらーっと置いてあった。ランナーを応援しながら走る。しばらく走ってもいなかったので、最近自転車で坂をあがると、途中で変な汗がでて気持ち悪くなってしまう。今日も少しダウン。自転車が重い。


オークランドのフルーツベールで晩御飯。名前は可愛いところだけれど、実はちょっとゲットーエリア。メキシカン・アメリカンのD君オススメのメキシコ料理屋さんで待ち合わせ。お店にはラティーノしかいなくて、映画「スリー・アミーゴス」そのまんまの格好をしたマリアッチのおっちゃんたちがご飯を食べている。たまに誰かがジュークボックスにお金を入れて、ラテンポップをがんがん鳴らしていたり。チキンのチョコレートと唐辛子ソースがけ、という伝統的なメキシコ料理もあるのだけど、近くに住むもう一人のメキシカンアメリカンの友達S君がバーベキューをやっているというので、サラダだけ食べて、メキシコビールを持ってお邪魔する。


投資銀行で働くS君は、ゲットーエリアにすっごくリッチなロフトを持っていて、そこに彼の妹Aちゃん、そしてご両親やD君のご近所さんのメキシコ人一家も集まって、広いベランダでバーベキューパーティー。S君Aちゃんのご両親はメキシコ出身で、それこそ農場で野菜を収穫するような労働者としてアメリカにやってきた。今も農業関係のお仕事をしているらしく、そのコネでものすっごくおいしいチェリー(結構高いはず)を山ほどいただく。そして子供たちは完璧なバイリンガルで、アメリカでプロフェッショナルとして成功して、たまにこうやってあまり英語がうまくない両親の世話をしているところは、なんとなく陳家に似ている。チョリソー(スパイシーなソーセージ)や特大ステーキやら、そして近くのチャイニーズマーケットから、20センチもありそうな特大オイスター50個をたったの25ドルで買ってきて、それをがんがんグリルで焼いて、半生になったところでナイフでこじ開けてみんなで食べる。


英語とスペイン語がぐちゃぐちゃ飛び交う楽しいパーティー。メキシコ移民一家はあったかくて、優しくて、みんなでバカ話に大笑いして、楽しかった。