愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

イタリアへ!!


7年ぶり位に、イタリアへ!!ちょっと前から決まっていた旅だったのに、直前まで、今までの人生の中でも1、2を争うくらい忙しいことになってしまい、半ばパニック状態。体調もずっと良くなかったので、ちゃんと行けるのか?と心配はつのるばかり。ううう・・・


出発一週間前の週末には、旦那が2日間かけて、170マイル(270キロちょっと)の自転車ツーリングイベントに友人J君と行ってしまい、さらに準備が遅れ、余計にテンパってしまいました。これもずっと前から予定していたので、仕方無いのだけれど・・


旦那の自転車レースは、1日目はサンフランシスコからソノマまで、そして2日目はソノマをぐるぐると回るコース。旦那は今までにもセンチュリー(100マイルを自転車で走るイベント)を何度もやっているので、朝出発して、昼頃にはあっけなく終わってしまったようだったけれども、特にサンフランシスコからソノマまでは、霧が深い上に結構な山道だったとか。


私は2日目の最終日、J君の奥さんである友人Kちゃんと、たまたまオレゴンから遊びに来ていたKちゃんの弟のJ君と3人でソノマに行き、旦那達と合流。この弟君は小さな航空会社のパイロットで、オレゴンからここまで自分で飛行機操縦して来たとか・・・。オークランド空港での飛行機パーキング代は、なんと一晩20ドル、なんだそうです(笑)。でも燃料代を払わないといけないので、実際はもっとかかるらしいですが・・。旦那達がゴールするまでに、ワイナリーにでも行っていようかという話しもあったけれど、あまりにストレスが溜まっていたので代わりにスパに行ってフェーシャルをやってもらいました。しかも誕生日プレゼントということでKちゃんのおごり。うう、ありがとう・・・・。


そんなこんなで最後までばたばたして、ホテルもなかなか決まらなかったけれど、そんなレースの翌週、サンフランシスコからアムステルダム経由で、ミラノに出発。東海岸にいた頃は、ヨーロッパは5時間ぐらいで行けたものですが、やはり西海岸からとなると遠い。しかもここのところ、物価の安い国ばかりを廻っていたので、ユーロに対してドルのあまりの弱さにもがっくり・・・。


フライトはKLMを使いました。機体が古くて、座席にテレビがついておらず、退屈するかと思いましたが逆に本をじっくり読めて良かった。そしてアメリカの航空会社と違って、フライトアテンダントが丁寧で礼儀正しい!そして意外にも機内食が美味しかったのが驚きでした。帰りのフライトはちょっと悲惨なことになったんですが、それはまた後での話・・・。


トランジット先のスキポール空港は、マッサージサービスがあったり、至る所に大きな椅子があって、乗り継ぎの間時間があったので、ごろんと横になって寝ることも可。接続のフライト情報は、電光掲示板に表示されるのではなく、自分のチケットをそこらへんにあるキオスクにスキャンさせると、画面に出てきます。必要であれば発券もしてくれる。ただし、自分の番が来るまで辛抱強く並ばないとゲート番号がわからないのはちょっと・・・。しかもぎりぎりになってゲートが変更されてものすごい距離を歩かされ、げんなりでした。うー。


夢のミラノに到着した時にはすでに夜。空港からは電車に乗って街の中心まで移動。2階建ての電車が懐かしい。風景がそれほど似ているわけではないのですが、電車は定刻通りに走るし、人も周りの雰囲気もなんとなく落ち着いているし、日本に似ている・・・といえば言い過ぎかもしれないんですが、街のキレイさや、人の礼儀正しさ、タクシーもちゃんとホテルまで送り届けてくれる律儀さ、みんなが自分の仕事をちゃんとこなしていて、そんな当たり前のことが普通にできる場所って、やっぱりちょっとアメリカとは違うなぁ・・・と到着するなり思ってしまいました。勝手に思っただけなんですが。


ミラノはちょうどファッションウィークで、ドル安もありホテルはどこも軒並み高すぎ!でもなんとか、センピオーネ通りにあるHotel Nasco という小奇麗なホテルをOrbizで朝食付き1泊100ユーロ以下でゲット。目の前をトラムが走っていて、街の中心までも10分15分ぐらいでいけちゃいます。トラムの音がウルサイかなとも思ったのですが、慣れてしまえば気にせず熟睡・・・。


View from the hotel Nasco

The hotel room


イタリアのホテル、ダブルベッドじゃなくて、シングルの硬いベッドが微妙に離れて配置されてるのが多かったですが、無理やりくっつけて寝ていたら、翌日からダブルベッド用のシーツをかけてくれるようになりました(笑)


土曜午後に出発して到着したのが日曜の夜。日曜の夜、ミラノの街は驚くほどしーーんとしています。ホテルが住宅街に近いこともあるのだけれど、まさか、何もない街はずれの宿をとってしまったか?!と思ったほど。この危惧は思いっきりはずれ、日・月・火曜日は結構静かで閑静なところだと思っていたセンピオーネ通り、なぜか水曜日を境に若者がバーやレストランに溢れかえってすごいことになっていました。メリハリがはっきりしていて良いですね・・


暗い中てくてく歩いていくと、シャッターが閉められている間でも、11時も過ぎているのに営業中のレストランがぽろぽろと。どこも盛況で、ちょっと待ちましたが、とりあえず近くにあったシーフードレストランで、初イタリア飯。思ったよりボリュームが多かったけれど、このシーフードのフリッターがうますぎた・・・。しかも「ハウスワイン」を頼んだら、スプマンティ(イタリアのシャンペンみたいの)が出てきたよ!


First meal in Italy


Vespa store


Vespa屋さん。9月も半ばだというのに気温が20度以上あって、湿度もちょうど良い感じであり、とても過ごしやすいミラノの夜だったのでした。


First gelato


ジェラート屋さんも夜中まで開いている。これで初日の夜は〆。イタリアでの長旅のはじまりはじまり・・・