愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

運ばれる


金曜日の午後、お昼を食べすぎたかな、お腹の調子がちょっと・・・と思ってから1時間に会社で5回嘔吐。最初はゲロはいたらすっきりするかしらん、なんて調子のいいことを考えていたのだけれど、すっきりするどころか手足の力が抜けるわ、脂汗だらだらするわ、めまいはするわで最後には床に伸びてしまった・・・。びっくりした同僚たちが救急グッズを抱えたセキュリティの人を呼んでくれ、セキュリティの人は救急車をよんでくれました。朦朧とする中でも、「救急車呼んだから」といわれてげげっ!・・・だって保険が利くといっても救急車代私が払わないといけないんじゃ・・・


みんなに囲まれているのも目に入らないほど朦朧としていたのですが、部屋に最初に入ってきたのは・・・消防士!こっちって救急車呼ぶとなぜか消防車もセットでついてくるんです・・・腕をがっとつかまれて血圧測るから!起き上がれるか?!というので起き上がってみたら胃に重力がかかってさらにゴミ箱にオエー。もう出るものないのに・・・辛い・・・氏名やらダンナの電話番号やら何を食べたかぼそぼそと答え・・・ストレッチャーに乗せられて運び出されてしまいました。三半規管がくるって気持ち悪いときはストレッチャーで運ばれるのも気持ち悪い。


同僚が後ろから車でついてきてくれて、私の保険が利くサンタクララの病院に。遠いんじゃ〜!しかも私はそれほど緊急を要しない患者と判断されたのか、サイレンを鳴らす代わりにカーステレオを鳴らして暢気にドライブとなりました。お姉ちゃんが横についていて、点滴を入れられたり、とってのついたものすごい重装備のPCに情報を打ち込んで、最後に「これで病院に請求書を送るから」とサインまでさせられましたよ。救急車は乗って安心したからか結構揺れずに快適でした。横には薬がたくさん詰まった棚がありました。


しかし病院のERはいつ行ってもイヤです。救急車のお姉ちゃんはがんばるのよ!といっていってしまい、そのままストレッチャーで個室に運ばれ、血を採られたり点滴に薬も入れられたり。私に色々質問をしたり処置をしてくれたりする人がみーんな違う人たちなので、どれが医者なのかどれが看護士なのかわからん!外では人がばたばたばたばたしていて、点滴を入れられたら私はしばらく放置されてしまいました。


そして隣では男の患者が「うおーうおー」とものすごい叫んでいて、ひぃぃぃ・・・そんなのを聴いていたらよけいぐらぐらしてさらにゲロ。こっちも苦しくて、げろ吐くたびにおえぇぇぇとか声がでるので、隣のおっさんと大合唱みたいになってしまう。隣のおっさんも吐いていたらしいのだけれど、はいているときより吐いている前後の声がうるさい!こっちだって辛いんじゃ、男ならもう少し我慢せい!とか思ってしまう。Fワード連発してるし、それだけ元気なら大丈夫でしょう・・・。


結局途中で個室から廊下に出されて、廊下のベッドで点滴3パック、そしてゲロ止め薬は効かなかったので2回入れられました。気がついたらベッドの手すりにはかすかに血のりが・・・・うへぇー もう途中でどうでもいいから早く帰りたくなりました。結局診断は食中毒で、多分昼の魚(でも他にも食べた同僚はたくさんいる)か、お昼過ぎてから飲んだ豆乳か。でも結局原因はわからない。点滴のせいか薬のせいか朦朧としていたのですが、お医者さんはダンナに、「しばらくはスープとか、ジュースとかを食べるように」とお達しになっているのが耳に入る。ダンナが「味噌汁はいいですかね」ときくと「ああいいですね、でもワサービはだめだよ、はっはっは!」だって。食うかそんなもん!!でだんなの運転で家に帰り着いたのは9時過ぎ。


結局そのまま週末の楽しい約束も全部パァになり、ほとんど寝込んで終わってしまいました・・・日曜日、大丈夫かと思って少し外に出てみたのも不正解で結局さらにしんどくなってしまい、月曜日の今日も仕事を休み。いくら寝ても泥のように疲れているし、頭痛もするし、なぜか腰も痛いし、食べたいなぁと思ってもモノが食べられないのでなんだか力が出ない・・・やっぱり色々疲れているのかな・・・・