愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

しゃしん日記:ご近所探訪:チャイナタウンの中秋節

イーストベイに住むお友達と久しぶりにブランチ。結婚したいけれど彼女できないとずっとぼやいていたD君、最後に会った時に「デート」を連れてきて話題になったのですが、その後付き合いはとんとんと進んでいるよう。やったじゃない!彼女、インテリジェントで趣味もあうし、深い話も出来るし、性格のよさそうな女の子。ブランチの後も会う約束をしているとな。しかし、それほど嬉しくもなさそうなD君。なぜ、なぜですか?!「浅いかもしれないけど・・・彼女の髪がチリチリ(Frizzy)なんだよね・・・ナチュラル指向らしくて何もつけないらしくていつも爆発してるんだ」・・・ってオイコラほんとに浅いぞ!!!・・・昔、それこそ全てを哲学的に捉えるすごく理屈っぽい男の子がいて、そんな子はどんなに深い人を好きになるんだろうと思って聞いてみたら「歩き方が色っぽいから」という理由だけで女の子を好きになっていた・・・!!本当に、男の人のツボってよくわかりませぬ。


頭の中がはてなマークで一杯のまま市内にとんぼ帰り。そういえば、今日は4回目のセプテンバー・イレブンでした。ワシントンにいたときは、この日になると色々なことを思い出したり考えたりして、2001年以降、9月は鬱鬱と過ごすことの多い月になってしまいました。ここでも半旗は立っていますが、でもなんとなく距離感が、心の距離感にもなっているような気もします。それとも、4年という月日のせいなのでしょうか。それとも、今日が日曜日だから?あまり昔ほどの気持ちへのインパクトはありませんでした。


でも私達が乗った地下鉄BARTでは、ある駅についたとたん、急に警官が乗り込んできました。と思ったら一緒にテレビカメラのクルーが来ました。さらに警官がもうひとり・・・そしてもうひとり・・・、最後には大きなジャーマンシェパードを連れた警官が見回りにきて、そして報道カメラマンがそれを激写。結局警官が6人もぞろぞろと来ました。でも手持ち無沙汰らしくて、路線図をぼんやりと眺めていた黒人の兄ちゃんに「どうかしましたか」なんてきいていました。何やねんな、一体。テロの日だけこんなことをしても、ばかばかしい。


さて、チャイナタウンでは、中秋節、そして国慶節(中国の建国記念)のお祝いです。(写真はクリックするともそっとだけですが大きくなります)


熱烈慶祝中華人民共和国成立五十六週年
banners


大陸の移民が多いとはいえ、みなさん広東省の方が多いので、きこえてくるのは全て広東語(またはその方言の、台山語など)。北京語が聞こえることは珍しく、看板も新聞も全て繁字体です。普段PRCを感じることがほとんどないので、国慶節のお祝いはちょっと意外な感じもしました。中華街の高い建物の塔のてっぺんには、写真を撮り損ねましたが国民党の旗が翻っているのです。そしてこちらのお店も、台湾カラーを前面に。


Taiwanese flag


なんとなく中国に見えなくもない?ですが、ここはアメリカ、サンフランシスコ。


SF Chinatown


道路を締め切って、お店や企業の出店が沢山。「美中友好」のバナーが。


You hao


道端では伝統音楽を演奏していたり・・・この時は有名な広東オペラの曲をやっていました(タイトルを忘れてしまいました)笛子の演奏についつい聞き入ってしまいます・・・このおじさんも色々な長さの笛を沢山持っていました。


Chinese musicians


ライオンやドラゴンが乱舞・・・。


Lion Dance  Dragon


珍珠奶茶(タピオカ入りのミルクティー)を飲みながら、屋台を冷やかすのも楽しいです。植木屋のおばちゃんと交渉してちょっとした植木を買ったり、途中香港映画のVCD大放出をやっており、VCD3張購入。ついつい周星馳のおバカ映画コレクションを増やしてしまいました。どこかから、つーんと臭豆腐のにおいもしたりして。そして屋台フードといえば、魚肉ボール。カレー味で煮込んだりと、色々。そして月餅屋さんも。


Hong Kong Fishball  mooncake vendor


法輪功が出している無料の新聞に大紀元時報というのがありまして、うちのパパもただだから〜とたまに読んでいます。それを街角で配っているおばちゃんの近くには、「共産党から足抜けするのを支援するサービス」なるブースもありました!!ひょー!!ハリケーンのチャリティをやっている人たちもいて、ちょっと怪しいかなと思ったけれど、コインを箱に入れたら「多謝、多謝」とものすごい勢いでおばちゃんたちにお辞儀をされてびびりました。


そして日常のチャイナタウンの風景。一家が集合する時には、必ず買うダック。おじちゃん、ちょっとカメラを意識してました(笑)


Duck


そして、ひなびた点心屋さん。ここでほかほかの奶皇包(ないうぉんばお・・・カスタードまん)を買ってほおばりながら家路に着いたのでした。月餅も売っていました。出来合いのものを箱でかうより、地元のベーカリーで買う人が多くて、ものすごい行列が出来ているお店もありました。


Shrine mooncake


こちゃこちゃしたチャイナタウン、最近ほとんど行かなくなりましたが、行ったら行ったで、そのエネルギーや汚さが嬉しくなってしまうチャイナタウンなのでした。