愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

市民ケーキ

ワシントンからのお客様と、お食事会をしてきました。


思えばDCを離れてもう半年。久しぶりの再会で、ダンナが妙に若返ったのを見て驚愕していたお客様。そう、DCは人の生気を吸い取るところ。一時はワシントンの政治的な一面にあてられて、げっそりと老け込んでしまったダンナですが、カリフォルニアの太陽を浴びて、ものすごく生き生きとするようになりました。


ワシントンは、一度はまると抜けられない、アリ地獄のようなところ。仕事ではヒドイ扱いを受けることのほうが多いのに、ついつい、DC特有の「権力への階段」に目がくらんでしまい、「たまにいいこともあるし、DCも悪くないわよね・・・・」なんて、いいほうに考えてしまい、ずるずると関係を続けてしまう・・・、そんな魔の土地でもあります。


私達夫婦、そして一緒にご飯を食べたCちゃんも、それに早く気がついて、DC病が慢性になる前に抜け出すことが出来た脱出組。お客様であるJさんも、サンフランシスコに来てDCのことをぼやきながらも、私達が「やっぱりこっちに転勤してきなよ!」と進めると、とたんに「いや、DCもいいところがあるし・・・云々」と急に保守的になってしまいます。色々DCにいるイイワケを言うのですが、イマイチ説得力が無い。お食事の間中、ずーっとそんな感じでした。


特定の産業についていれば、一度は行きたいワシントン。でもここに一生住んで歳をとるのか・・・と思うと私達はちょっとげんなりしてしまい、思い切って飛び出しました。今のところは、それで正解だったかも。ここにいてもキャリア的には変わらないし、DC特有の、ここは高校の教室ですか!というようなバカバカしい駆け引きはないし、仕事とプライベートをきっちり分けて人生楽しめるようになったのですから。なにより、ダンナが若返って、お酒を買いに行くたびにIDをチェックされるのが良い証拠です(笑)


Citizen Cake」というお店で食後のお茶。オーソン・ウェルズの「市民ケーン」にひっかけた、ペイストリーシェフによるレストランです。あんまり美味しいケーキ屋さんにお目にかからないアメリカですが、ここのケーキは美味しそう。薔薇やピンクグレープフルーツのジェラートなどもありますし、お食事も出していて、周囲の人が食べていたムール貝も美味しそうでした。姉妹店に「Citizen Cupcake」というカップケーキのお店もあるんですって。お腹が一杯でケーキは食べられなかったので、次回挑戦!


www.citizencake.com