愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

予防注射 受けてきた

コロナの予防接種がどんどん進んでいるイギリス。私の年齢も接種対象になったので、早速第一回目を受けてきました。

接種が始まった当初は、年齢や既往症など、優先度に合わせてかかりつけのお医者さんから連絡が来る、という話だったけれど、その連絡を待っている間に、ネットでの予約ができるように。私達の年齢にも予約が解禁されたので、旦那も私も早速予約して、順番に打ってきました。(これを書いている時点では40歳以上が予約可能。多分30代以下への開放も結構早いのでは)

予約も名前や保険番号を入れるだけであっという間に完了。接種会場は病院やホテル、ショッピングモールなど様々で、早いと翌日の予約も取れる位空きがあった。1度目の予約と同時に2度目の予約も取れる仕組みだったので、仕事との兼ね合いや、2人同時に接種して2人とも副作用でダウンする可能性も考慮して、旦那とちょっと日にちをずらして予約。

会場は家から少し離れていたので、電車に乗って向かいましたがこんな感じ↓

注射自体は別に心配してなかったけれど、電車を乗り継いでいかなければいけなかったのと、早く来すぎても行けないというので、いまだにカリフォルニア時間(笑)で行動してしまう私は時間厳守できるかで少し緊張してしまった・・。しかし予防接種自体は本当に、長時間並ぶことも無ければ、色んな人と談笑している間に終わる、本当に気持ちが軽くなるような良い感じで終わったのでした。

ボランティアのおばちゃんも、これで完全に安心できるわけではないけれど、こうやって接種が進んでいくことは本当に気分がいい・・としみじみ言っていたのが印象的。去年の今頃、これから世界はいったいどうなってしまうんだろうと、不安感いっぱいで最初のロックダウンをしたことを考えると、こんなに早く物事が進んでいることも感慨深い。

打ってもらったのは、世界各地で悪評が先立ってしまっているアストラゼネカ。旦那も同じ会場でアストラゼネカだったので、まあそうだろうなと思っていたけれど、日本の実家からは「アストラゼネカで大丈夫なのか」と言われるし、アメリカの実家からは「ワクチンを変えてもらえ(いや無理w)」などと電話がかかってくるし(アメリカ実家メンバーはみんなファイザー)、外野がうるさくてメンドクサイな、と思ったけれど、ラッキーなことに副作用と言えるような副作用はそこまで感じず。

ワクチンのメーカーにかかわらず、酷い人だと接種後高熱が出たり悪寒や頭痛がしたり・・という話は周囲から沢山聞いていたけれど、私の場合は腕も特に痛まず、「あれ、頭が痛い・・・かな?」「あれ、悪寒がする・・かな?」と無理やり考えないと気が付かない程度の一瞬の症状。それも次の瞬間にはもう消えている感じだったので、ほとんど無いに等しかったのではなかろうか。翌日も普通に買い物に出かけたりと通常運転。ただちょっと体は重い(だるい、ともちょっと違う)感覚はあり、注射した日の夜と翌日は随分良く寝ました。でも寝れば寝る程スッキリしたw

まあ副作用についてはどんな感じなのかなぁ・・とわくわく(?)した部分もあったのだけれど、あまりにあっけなかったので、思ったほどダラダラできなかった・・。いや、酷い副作用が無いに越したことはないんですけどね。仮にあったとしても、周囲のお友達も皆2日後にはスッキリ通常運転に戻っていたし、感染していつ回復するかわからない恐怖と戦うことを考えたら、どうってことはない。

ワクチン打って、久しぶりに気持ちが軽く、晴れやかですっきりした気分を味わった感じでした。同時に規制もどんどん緩み始めているけれど、まだまだ油断は禁物。「安心すな心配すな」じゃないけど、ワクチン打ったからとて緩み過ぎにも注意。

さて2回目はどうなるでしょう。

ポモドーロ・テクニック

在宅で仕事をするようになって早1年以上。そうでなくても私の仕事は一日中コンピューターの前に張り付くような仕事、さらにSNSデータをあれこれ分析するような仕事なので、仕事でツイッターやら色んなサイトにアクセスしないといけない・・・となるともう誘惑が多いのはご想像の通りです。

実際のところは、そういう情報をもとにレポートを書かないといけないので、楽しくブラウジングしている時間は全くないのですが、在宅で周囲に同僚がいないのをいいことに、気がつけば全然関係ないツイッターをずっと見てたり・・なんてことも、お約束。余計仕事の時間が長くなってしまっているような気がします。

さらに結構仕事がテンパると、一日ずっと座りっぱなしになるので目はかすみ、肩も腰もガチガチになり、不健康なこと極まりない。

本当ならば、一定の時間になったら休憩して目を休め、ストレッチをし、それ以外の時間はとにかく(全)集中!が理想的なのですが、仕事(やその他のことw)に夢中になると、つい忘れてしまう・・・。携帯でタイマーもかけてみたんですが、もうタイマーの設定がめんどくさくなってやめてしまいました。

そんな時に見つけたのがこちら、ポモドーロ・テクニック!

www.youtube.com

「25分集中し、5分休憩を4セット繰り返し、4セットの後は15-30分休憩する」という方法です。

至ってシンプルなんですが、YouTubeに上のように25分環境音+5分休憩の音楽、を勝手に流してくれるようなビデオがいくつもあがっていて、これはええ!!と先週から早速利用を始めてみました。

仕事や勉強の時に音楽をかける人もいると思うんですが、音楽をかけるとどうしても音階を追ってしまったり、そっちに気が散ってしまって無理・・・。この環境音(カフェの音とか、図書館の音とか色々あります)がかかる、というのがすごくありがたいです。

普通にタイマーをかけてもいいんですが、家の中で無音でいるより、この音がかかっている間は集中しよう!という気持ちがより出てくるので、他のことをついやってしまう、という危険性が、私の場合はより減っている感じがします。

そんな感じでやってみたポモドーロ・テクニック、集中できるから時間があっという間にたつ割に、夕方になっても仕事を始めた朝方のような体の軽さが残っていたのがとても良かったです。このブログを書くのも普段の4分の1の時間で書けた~!(普段は書きながら他のページをついブラウジングしてしまう)

というわけで、しばらくこの方法を続けてみようかと思います。

ちなみにポモドーロ・テクニック、名前をきいてついスパゲッティを食べたくなってしまいましたが、イタリアの人が考案した方法だとか。その人は、台所にあったキッチンタイマーを使って時間を管理したそうですが、そのタイマーがトマト(ポモドーロ)の形をしていたことから、この名前になったんだとか。

孤味

台湾映画を見た。

www.youtube.com

女手ひとつで娘3人を育てた母親、盛大なお祝いを準備していた70歳の誕生日当日に、長年音信不通だった夫の訃報が入る。台北で他の女性と暮らしていたらしい夫だが、最後を迎えたのは家族が住む台南の病院。娘たちは知っているようで知らない父親の葬儀の準備をするが、その間にもそれぞれに小さなドラマがあったり、今まで知らなかった過去の秘密が明らかになったりする、という話。

学生時代、台湾人の友人の所に遊びに行き、台北だけでなく、台湾各地の色々な親戚のおうちに泊めてもらい、泊まった先々で大飯を喰らわせていただいた(若いって恐ろしい)暖かい思い出があるせいか、台湾・・台北というより台湾の地方都市の風景を見ると、親近感というか、それこそ暖かいお湯に浮いているような、自分にとってもノスタルジックな夢のような不思議な感覚になる。

舞台は今卓球の愛ちゃんでも話題になっている(苦笑)台南で、若い世代は北京語を話してはいるものの、会話の中には聞きなれない台語が飛び交う。

エビ春巻きの屋台から始めて、レストランを出すまでに成功した母親の家の台所にある花柄のお椀、プラスチック製の水切りラック、物置部屋に紐をかけてまとめて置いてある古い本、茶色い板張りの壁。何もかもが自分の祖父母の家を思い出すようななつかしさもある。そして、母親が古い結婚写真や夫からのラブレター、そしてサインすることのなかった離婚届を大事にしまっているのは、モロゾフのクッキーのかんかん。こんなところまで、日本と台湾のノスタルジーは似ているのか?!・・と少し驚いたりもする。

一方で、映画に出てくる道教や仏教のしきたり、そのお葬式の仕方はとても独特で、見ていて興味深い。家族で紙の花を折り、お葬式の何日も前に祭壇を作り、色々な弔問客を迎える。仏教のお経の読み方も、日本のものとはだいぶ違う。お寺での拝拝、妊婦のお腹に巻く赤い糸。悩み事にはおみくじを引き、解決策を得ようとする。現代の中にも隣り合って存在する、迷信やまじない的な世界。

3人の娘達は地元や台北でそれぞれ仕事や悩みを抱えながら暮らしている。3人が集まり母親と少し口論になったりしながら、それでも爆発的には感情をぶつけ合わず、家族という繋がりと信頼の中である意味淡々と、葬儀やものごとに対処していく。

気が付くとこの映画はあまり音楽が無かったような気がする。こういうちょっとアート風の映画のお約束なのかもしれないが、日常の音と会話が、そういう音楽の補助なしに流れていき、その中の会話や空気に引き込まれていく(予告編では変な主題歌流れているが映画そのものには出てこない)。

この映画の英語タイトルがLittle Big Womenといって、多分小さく弱く見えるけれど強く心の広い女性たち、みたいな意味を持たせたかったのかなとも思うが、こういう女性を中心とした物語の説明書きやラベルに「強い女性」という言葉を使うのも、なんだかちょっと違うんじゃないかな、という気がする。

ものすごく大きなドラマにはならなくても、色々なことが流れるように起こり、その中で皆悩み迷い決断し、後悔したり、これで良かったのだと納得したり、それを繰り返し、時間が過ぎていく・・それを強いと言っていいのかどうか、それが言葉として合っているのか、他にいい言葉がないものかな、とつい思ってしまう。

ちなみにこの映画の次女役はビビアン・スー。日本のバラエティに出ていた頃のイメージが強かった(ちょうどブラックビスケッツが人気だった世代なので)けれどすごくいい感じの女優さんになっていた。この映画のプロデューサーも務めたそう。

おまけ

ヒヒの歯、国勢調査

3月8日から学校再開、子供がいつも通り学校に登校できるようになった。思えばもう小学校もあと数か月で終わってしまうのな。どんどん子供が大人になっていくのが頼もしくもあるが寂しい。同時に、人生を楽しく、問題にもうまく対処できるようなライフスキルを色々身につけさせてあげられているのかな、と思うと親として全然頑張れてない気もして、意味もなく不安や心配になったりしてしまう。

久しぶりの学校なので、教室はワイワイと騒がしいよう。体育では久しぶりに走り回りサッカーなどして、沢山の子供達が筋肉痛になったらしい。ピッチや教室で喧嘩も勃発したりしたそうで、やっぱりロックダウンでリモートでは経験できなかった、子供達のぶつかり合いも久しぶりに起こっている模様。社会生活、いいぞいいぞ。どんどんやっちゃって欲しい。

一方大人は引き続き引きこもって在宅勤務。最近だんだん自分の現実世界が単調過ぎてしんどくなってきた。家の外を歩き回るのも限界があるし、どこか遠くに行きたい。家族でドラマや映画を見たり本を読んだりしてはいるものの、そういうもので一時的に現実は逃避できても、現実に引き戻されるとガックリしてしまう。うぬぬぬぬ・・・。

国勢調査

10年に1度の国勢調査のお知らせが来た。

f:id:Marichan:20210315204043p:plain

何年か前にアメリカでもやったな、その時は紙ベースのものを郵送したような記憶があるのだけれど、今回イギリスでやったものはオンラインのアクセスコードが送られてきていて、全てウェブ上で答えられるようになっていた。ちなみに国勢調査は期日までにちゃんとやらないと10万円以上の罰金が科せられることがあるそうですよ。

国勢調査って思えば全サンプルの情報が得られるってことだよなぁ・・当たり前だけどこれは分析のしがいがあるだろうなあ・・。

ちなみにこの手紙を見た子供には、これはDomesday Bookみたいなものか、と聞かれた。Domesday Book、1086年にウィリアム征服王が作ったイングランドの検地の情報が載ってる土地台帳。日本だったら太閤検地みたいなもんか・・?!

ネットで記入する情報は、住んでる場所は持ち家か、何ベッドルームあるか、暖房の方法(ガスとか電気とか・・・)といったものから、個人の年齢、性別、職業、教育レベル、そして今現在の通勤や勤務形態。やはりコロナで色々変わっているので、今の時点での状態を選んでください、とのことで、「在宅」というのが選択肢のトップに出ていた。

またちょっと話題になっていたのが、性別関連の部分での質問色々。自分の性別は生まれたときのものと同じか、とか、結婚している相手は同性か異性か、とか、また回答はオプショナルではあるものの、性的自認は何か、という質問も。

あとは、イギリスに来て毎回のお約束、自分の人種を選ぶ選択肢でまず「アジア人」を選んでも、その内訳から選べるオプションがインドやパキスタンなどほぼ南アジア系、あとはチャイニーズしかなくて、日本人が無い。なので「その他のアジア人」を選び、自分で詳細(日本人)を記入しないといけない。まあカリフォルニアでアジア人というとほぼ東アジア系がリストの最初に出てきていたので、これは毎回、ああここはイギリスなんやなあ、と思ったりする。

集まったデータを統計局の皆さんが後でゴリゴリ分析することになるわけですが、どんな結果になるのかなかなか楽しみ。

ヒヒの歯

イギリスの母の日、今年は3月14日でした。アメリカは5月位だったはず。毎回のことながら、お花と、朝に美味しいクロワッサン、子供はオンラインでカードを作って送ってくれた。

f:id:Marichan:20210315205831p:plain

お花は綺麗だけど、どんどんしおれて枯れていくのを見るのがいつもちょっと。

最近の料理

f:id:Marichan:20210315210130p:plain

大分前に家族で見たYouTubeビデオで、有名人のフライドチキンレシピを食べ比べ、誰のが一番おいしいのかを決めるというのがあったのだけれど、その中で一番人気だったレシピを試してみた。

www.youtube.com

そう一番評判が良かったのはスヌープドッグのレシピ!

オレンジや砂糖のつけ汁に一晩チキンをつけ、衣はバターミルクコーンミールやポテトチップ。揚げ物するのは久しぶりだったが、衣がやはりクランチーな感じになるのが良かった。あとつけ汁のせいか肉が結構柔らかくていい感じであった。

思えばスヌープドッグは料理本を出しているのであった・・・・。なんだかんだいって商業的にとっても成功してるよねこの人は・・w

f:id:Marichan:20210315210810p:plain

アニメ「斉木楠雄のψ難」を見て子供がコーヒーゼリーを作ってみたい、というので一緒に作った。レシピは子供が適当にオンラインから見つけてきたものだが、甘さとゼラチンの柔らかさがかなり絶妙なバランスで、これはウマー。アニメでは生クリームはホイップして乗っているが、泡立てないでクリーマー的にかけたので見た目はアレだが、これは保存版。学校に行くために久しぶりに早起きするようになった子供、寝ぼけ眼でコーヒーゼリーでカフェイン摂取して、学校へ。

2021年ロックダウン日記第9週 中学決まった

もうすぐ中学生

今年9月からセカンダリースクールに通う予定の小さいさん。今10歳で、日本ではまだ小学校4年生なのだけれど、夏生まれなのでつぎの新学期から中学生になる。去年の10月に公立校の申し込みがあり、希望する学校を6つ選んで提出。そして3月1日に、どの学校に行くことになるのかの結果発表があった。

イギリスのセカンダリースクールは公立であっても中高一貫だし、生徒の選抜方法も試験があるところ、家の近さだけで決めるところなど色々なので、最終的にどの学校に決まるのかはかなりギャンブルなところもあり、保護者は戦々恐々。

我が家は蓋をあけてみればめでたく第一希望の学校に通えることになったのでホッとしたが、友達によっては第5希望の学校だった、中には希望に入れてなかったぜんぜん知らない学校になってしまった、などという人もいて悲喜こもごもだった模様。

我が家はそのままオファーを受諾して一件落着だったけれど、これから私立の受験結果などによってまだまだ動きがあるので、最終的にみんながどこに行くことになるかは、新学期ギリギリになるまでまだ流動的とのこと。みんな希望したところにうまくはまるといいんだけれど。

我が子は今の仲良しの子達と同じ学校に行きたい!という考えは毛頭なく、とにかくこの学校に行きたい!という希望がハッキリしていたのと、親のほうもイギリスの大学受験だけにこだわった勉強はしてほしくなかったので、いわゆるイギリスの親が考える基準とはちょっと違った目線で学校を選んだ感あり。でもそのカリキュラムや、教育方針は親が見ていてもちょっとワクワクする感じなので、9月からの中学校生活が親の私も楽しみすぎる。

ただ、今までは徒歩10分通学だったのが、中学からは公共交通機関を使ってちょっと遠くなる・・・。アメリカではそれくらいの子供が電車やバスに乗って一人でどこかに行く・・というのは考えられない世界だったので、いきなりの成長に親はちょっと涙目です。

今週のコンテンツ消費

はたらく細胞

Cells at Work! 1

Cells at Work! 1

  • 作者:Shimizu, Akane
  • 発売日: 2016/11/01
  • メディア: ペーパーバック

日本版Netflixにあがっていたアニメ「はたらく細胞」。日本には漫画でものごとを学ぶという文化があるけれど、これは本当に素晴らしい!赤血球や白血球など人間の身体の中の細胞が擬人化されていて、それぞれの役割が人間の職業みたいな形で描かれていて、とにかく面白い。YouTubeに、アメリカやイギリスの医者YouTuberがこのアニメを見てリアクションするというのがいくつかあがっているが、それによると内容も医学的にかなり正しいらしい。

小さいさんは込み入った話や科学的用語が日本語だとやはり辛いので、Crunchrollのサイトで英語の字幕を見ながら鑑賞。ただし、小さい時から見ていた吉本新喜劇で覚えていた単語「毛細血管」はすぐにわかって大興奮(笑)しっかり色々な種類のT細胞の名前や働きも覚えたし、これで中学で学ぶ生物や細胞学の下地はばっちり?!漫画も英語翻訳版があったので、いくつか買ってしまった。

子供向け日本史コンテンツって?

教育コンテンツ、で今ちょっと困っているのは日本史のこと。子供は今「イギリスの小学生」なので、今学校で習っているのは当然イギリス視点での第一次・第二次世界大戦ホロコーストのこともやったそう。

またイギリスには「Horrible Histories」という子供向けのそれはそれは面白い歴史番組があり(いずれそのことはまた書きたい)、そのおかげで子供はイギリスの歴代の王様をウィリアム征服王から今のエリザベス女王まで全部順番通り言えるぐらいには、イギリス史に詳しくなっている。

中高で学ぶ歴史カリキュラムもチェックしてみたけれど、当然英国史ヨーロッパ史中心。ちょっと南米やアフリカの事もやるみたいなのだけれど、日本史というかアジア史全部がすっぽり抜け落ちているのと、アメリカ史もほとんどカバーされていなかった。

その辺は親が補填補充しないといけないなと思っているのだが、アメリカ史はともかく、日本の歴史や文学などに、英語でこれくらいの子供が楽しく触れられるものはないだろうか、と思ってもなかなか適当なものが見つからない、というかあるのかないのかも良くわからない。

最近Netflixに戦国武将についてのドキュメンタリー「エイジオブサムライ」という番組が登場して、かなり期待してちょっと見てみたのだけれど、国内外の歴史学者が信長の所業を語ったりと面白そうではあったものの、番組が始まって10分もしないうちにもうエロエロシーンがおっ始まってしまい、ハイ却下ー。ビジュアルも何か変で、日本の戦国時代なのになんとなく三国志ぽかったり、日本の戦国時代なのに髪型ツーブロックのポニーテールだったり、謎。その後も生首飛び交ったり、目玉くりぬいたりと残酷シーンが結構あったとのことだったので、ちょっと10歳女児にはアレかなと断念。

www.youtube.com

本当に日本の古い文化に触れる機会があまりないので、どうしたものかな。それこそ水戸黄門とか時代劇から見せてみるか。アジア史だったらそれこそ三国志なんかは英語版ありそうかな。

イギリスの中学のこと

色々なところからお勧めされたこの本。実家の母がなぜか送ってきたのがずっと積読状態になっていたのだけれど、なぜかこのタイミングでとうとう読む気になり、手に取った。

ロンドンにいる我が子が通う学校は、この本とは違って学校はいわゆる生粋の、白人のイギリス人は多くない。といっても見た目白人の子ばかりではあるけれど、少なくとも片親が他のヨーロッパの国出身という感じである。そしてこれから通う学校は多分もっとムスリムとアフリカ系の比率も高くなると思う。

ちょっとダイナミックや問題の差は違えど、やはり日本の学校とも、またアメリカで通っていた学校とも違ったあれやこれやはあるし、これから子供がイギリスで中学生になるタイミングで読んだからか、色々なことがよりRelevantで想像共感できた。これはまたちゃんと考えを後でまとめて書けたら。

この本はイギリスの中学校のこと、というよりはイギリスの階級社会のことに思いを巡らせることになる話が多いかもしれない。ちょうど今NHKでも放映されているイギリスのドキュメンタリー番組「7年ごとの記録」も合わせて見たのでこれまた良いタイミングだった。このドキュメンタリーは、7歳から7年ごとにイギリスの色々な階級の子供の成長を追ったドキュメンタリーで、出演者は今年63歳。

今週の食に走る

f:id:Marichan:20210313022146p:plain

牛タンの塊をパパが買ってきて、冷凍して皮をむき、半解凍されたものを薄切りにしておうちで牛タン焼肉を堪能。これはビストロスマップのレシピに載っていたもので、塩をして焼いた薄切り牛タンを、レモンの代わりにグレープフルーツと食べるというキムタクオリジナル。最初のロックダウンの時に買い込んでいた缶詰の中にグレープフルーツの缶詰があり、ようやくそれを使うことができた。

f:id:Marichan:20210313022411p:plain

ニース名物、ソッカ。ひよこ豆の粉を水と油で溶いて、キャストアイロンスキレットで焼いたもの。

f:id:Marichan:20210313022545p:plain

10歳児が慣れない手つきで野菜を切り、作ってくれた「トッポッチェ」。トッポギとチャプチェが一緒になったものでそういうパッケージのものを使ったのだけれど、工作気分で。甘辛うまかった。

f:id:Marichan:20210313022756p:plain

八百屋でゴーヤが売っていたのでチャンプルー。

f:id:Marichan:20210313022851p:plain

焼き鳥をしようとつくねを作ったものの、それ以上のネタの仕込みが嫌になったので急遽つくね丼。鶏肉ではなくてターキー、1年以上消費期限が過ぎていたさんしょうの実の佃煮が大量にあったので、それを全部タネにぶち込んで。

ロックダウン10週目はとうとう学校再開。そろそろ日記も通常モードに戻そうかな。