愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ニース旅① 冬のニースは良かった

マイナス40度の世界でも耐えられるというコートを着込んでいたロンドンから、昼間はコート無しでも気持ちよく歩ける、夢のような南仏ニースで年末の数日を過ごしてきました。たった1時間半のフライトで、別世界。

とにかくどこか温かい所へ!とGoogle Flightでこの時期一番安く行ける場所を調べたらここだった・・という適当な選択だったけれど、結果とても良かったです。また行きたいな、と思える場所がまた増えました。

特に何をするでもなく、のんびり過ごしたい・・・と思いつつ、なんだかんだ歩き回って疲れてしまった日もありましたが、ビーチに座ってのんびり本を読んだり、自転車とキックスクーターを借りて、プロムナードを家族で爆走したり、宿で自炊したり。しかし何より目を閉じて顔に温かい太陽の光がぱーっと浴びられたのが、何よりも良かったです。って、どれだけ太陽光に飢えてたのか・・・!

手短に、ニース滞在中のことをぽつぽつと。

ニースに行った、と会社で話したら「カリフォルニアみたいだったでしょう」と言われたけれど、確かにカラッとした空気感、青い空、そしてヤシの木・・。空港から外に出たところなどは、なんとなく(ちょっとタバコくさい)サンディエゴの空港を思い出した位。

空港からトラムが走っていて、それに30分も乗るとニースの中心街についてとても便利。どこで降りればよいかわからず、切符売り場近辺の地図をウロウロ見ていたら、親切に教えてくれる人もあり。

途中地下に潜るところもあるが、カ~ン、カ~ンと、仮装大賞で落選した時になる鐘のような音を出しながら、路面を走っている。なんとなくその音が今にも耳に心地よく残っている。時々そこに爆走自転車がスレスレに横切ったりしてヒヤッとするが、そういう時はもう少し本気の警笛がなる。

宿に荷物を置いたら、早速クリスマスマーケットに出撃!

ひよこ豆の粉を焼いたクレープ的なもの「ソッカ」。これは、イタリアで食べたファリナータと同じ!こちらのほうが、生地が薄くてパリッとしている。鉄板からヘラでこそげて出してくれるので、ファリナータよりもぐちゃっとしてるけど美味しい。

そして、玉ねぎとアンチョビを載せたピザ的なピサラディエール。そしてピザ。ここらへんは以前はフランスじゃなくてイタリア領だったそうで、食べ物も似ていたり、イタリア料理屋さんも沢山あった。

www.maricafejp.com

生牡蠣やラクレットなど、魅力的だけれど私の弱い胃腸でうまく捌き切れるかわからないものは、泣く泣く通過。

そして、アルザス風屋台のソーセージに突撃していった大きいちゃんと小さいちゃん。

温かいとはいえ、日が落ちるとやはりそれなりに防寒をしっかりしないと寒い。マイナス40度対応のコートでは暑いかと、もう少し薄手のものを持っていったのだが、ちょっと冷えてしまった。

こいぬの月世界探検

最近一番わくわくした買い物、それは古本。

しかもフランス語。読めない本だけど、買ってわくわく。

子供の頃、家に講談社が出した子供むけの文学全集があったのですが、その中で、一番好きで何度も何度も読んでいたのが、この本(の日本語版)でした。

多分まだ実家にあるとは思うんだけど・・・古本で買うと、に、2万5000円!!

日本語のタイトルは「こいぬの月世界探検」。原題は、「子犬、月に行く」みたいな感じだろうか。ルネ・ギヨという作家が書いたこの作品、いったい何度読み返したことか。

イダルゴという名前のダックスフンドが、飼い主の少女と一緒にフランスからフロリダの親戚の家に遊びに行き、そこで迷子になってしまい、ケネディー宇宙センターに引き取られて、月ロケットに乗せられてしまいます。月ではUFOに乗った宇宙人・・ではなくロボットに遭遇して連れ去られ、アタルという名前のロボット司令官のペットになる・・という話。

この全集、確か世界中の子供むけの話を網羅していて、全部で30冊ぐらいあったと思います。でも他に集録されていた話はあまり覚えていないのに、この話だけなぜか夢中になって読んでいたのはなぜだったんだろう。

他のタイトルはもう少し民話だったり、昔話的なものが多かったと記憶していますが、そんな中で、出版された70年代当時を思いっきり反映したこの「ロボット」のイラストなど、際立って結構近未来的な話だったから、余計面白く感じたのかもしれない。

(宇宙で手足がむき出しの宇宙服(笑)こんなロボット来たら本当に腰抜かす)

時折この本のことを思い出していたのですが、ルネ・ギヨという作家の作品は英語に訳されたものも少ないし、どの作品もほぼ絶版のよう。半ば入手は諦めていたのですが、イギリスに越してきて多少フランスへの距離感が(心理的にもw)縮まったところで、パリの古本屋さんから、フランスのアマゾン経由で300円ぐらいで、ありました!

話のあらすじは大体覚えているものの、細かい内容は随分忘れていた上に、フランス語・・・、それでもページをめくっていくと、ああこんなシーンもあったなあ、と懐かしい感覚が戻ってきます。フランス語がわからなすぎるのだけれど、時折英語に似た単語が意外とあるので、なんとなくあたりを付けることができる部分も、無いわけではない(笑)。

子供の頃好きだった本を原文で読めるように、という理由で、ちょっとフランス語を勉強してみようかしらん。あ、Google翻訳でぱっという手もあるか・・。

十二夜

1月5日は十二夜

伝統的なクリスマスのお祝いは、実はクリスマスの日から12日に渡って続くものなのだそう。そういえばクリスマスの歌の中にも、12 days of Christmasを歌ったものもあるし、去年見に行ったシェイクスピアのお芝居のタイトルもTwelfth Nightでした。といってもこのお芝居は十二夜を題材にしたもの、というよりは、十二夜に余興で上演されたもの、という説らしいですが。

古いイギリスのクリスマスでは、この日はワッセーリングといって、松明を持ち、ワッセイルというホットサイダーを飲みながら家々を回り、歌ったり踊ったりする、クリスマスキャロルの原始版が行われていたそう。

この他にも、Twelfth Night Cakeといって、ケーキの中に豆が入っていて、切り分けた中にそれが入っていた人は、その日一日だけ王様になれる、という、フランスにあるガレット・デ・ロワのケーキを食べるのと同じような風習がイギリスにもあるんだそうです。今もその伝統がイギリスの家庭にどれだけ浸透しているのかはわかりませんが。

シェークスピアのグローブ座の前で、そんな十二夜のお祝いに出くわしました。

実はキリストの誕生日って12月ではないらしいですね。キリスト教がもたらされる前からあった、冬のお祭りに乗っかる形でクリスマスのお祝いがこの時期に始まったらしい。ツイッターとインスタにビデオをあげましたが、インスタのビデオの2つめに登場する、ここではHolly manと呼ばれている緑のヒイラギ人間は、森の精風。まさしくキリスト教以前の、そんな季節のお祭りの名残をひしひしと感じます。そしてみんなで、ワッセール!

ちょっとした寸劇があった後、近くのパブまで練り歩き、さらに歌ったり踊ったり。

さてロンドンに来る前から、特に夫と子供が夢中になって観ていたBBCのドキュメンタリー番組の中に、ビクトリア朝時代の農家の生活を再現するVictorian Farmという番組があります。

この番組、シリーズになっていて、ビクトリア朝時代の他にも、チューダー朝エドワード朝、戦時中など色々な時代の農家シリーズがあるんですが、出演者は当時の服を着て、当時の形式の器具を使って、当時のレシピで料理をしたり、動物の世話をしたりと、当時の生活を再現していきます。

この番組の良いところは、その再現をする出演者がタレントではなくて、歴史学者や専門家であるところ。ある意味リアリティ番組ですがバラエティ番組の余計な風味がなくても十分楽しめるところがよろしいです。

丁度今回のクリスマスには、チューダー時代、ビクトリア時代それぞれのクリスマスの様子を再現したドキュメンタリーを家族で見たところだったので、実際の十二夜のお祝いの再現が見れたのはなかなか楽しい経験でした。このドキュメンタリー番組も、なかなかおススメ。クリスマスツリーを飾ったりして今当たり前のように祝っているクリスマスですが、その祝い方の変遷が見られてなかなか興味深い。

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まさにイギリスに来て体感・実感しているのは、冬の日の短さ、寒さ、薄暗さ。4時をすぎるとあっという間に真っ暗になってしまいます。やはりこの時期に、みんなで集まり楽しく過ごすイベントが無いと、かなり精神的にキツイ。理由はなんであれ、気分がアガるような口実があることは、精神衛生上にもよろしい、と言うことも、冬にクリスマスが祝われるようになった背景にはあるようです。

ヒイラギの飾りは、すべてが死んでいるように見える冬にも、濃い緑を目にすることで、生命はまだ続いていることを再認識できるもの。農家の納屋の天井に、まるでシャンデリアのように、巨大なリースを釣り上げて飾ります。御馳走は、イノシシの頭の丸焼き。頭蓋骨を取り除き、中に肉や、当時は高価だったレーズンやスパイスをふんだんに詰めて縫い直し、形を整え、長時間茹でた上で焼く・・。一方修道院では、やはり肉を食べると煩悩が・・と色々食べ物に制約があったので、クリスマスに良く食べられていたのは、なんと白鳥!今のお祝いの仕方とは、ずいぶん色々違ったようです。

そして松明を持って、歌を歌ったりお酒を飲みながら家々をまわり、ワッセーリング。その様子は、キリスト生誕云々というより、もっと季節や自然をお祝いする色合いが強いようにも感じました。

www.bbc.co.uk

一方こちらは、ビクトリア朝時代のクリスマスの再現番組。プロのパン屋さん達が当時の格好で、当時の窯や器具を使って、クリスマスのケーキやプディングなどのレシピを再現していきます。その中には、巨大な十二夜ケーキも。

今私達が祝っているクリスマスの形は、結構ビクトリア時代に確立したもののようです。クリスマスツリーを飾るという風習も、ドイツから婿入りしたビクトリア女王の旦那さんアルバートが持ち込み、民間にも広まったものらしい。ロイヤルファミリーがトレンドセッター的な役割を果たすところもあったようで、ビクトリア女王一家がツリーを飾ってお祝いする絵(写真じゃないところがミソ)が新聞に載ったりして、みんな真似するようになったり。

ドイツ系のパン職人もイギリスに数多くお店を開き、そこで焼かれた色々な形のジンジャーブレッドクッキーがツリーに飾られたり。イギリスのもの、と思っていたものももともとはドイツからのものも多いのかも。印刷技術の向上や郵便制度のおかげで、クリスマスカードを送る、と言う風習もこの頃できたのだとか。

サンタも、イギリスではよくファーザー・クリスマスと呼ばれていますが、もともとファーザー・クリスマスとサンタクロース(聖ニコラス)は別キャラだったらしい。ファーザー・クリスマスは、クリスマスに飲めや歌えやのお祭り騒ぎをする、中世から存在する大人向けキャラで、子供にプレゼントを配るような人ではなかったらしい(笑)のですが、ビクトリア時代アメリカから輸入されたサンタクロースというアイデアとだんだん融合されていったんだそうです。

なんだか、もともとひょっとこだったのに、仏教の高僧キャラと途中で合体しちゃった、みたいな感じかいな?(ちょっと違うかw)クリスマスが子供中心のお祝いになったのも、ビクトリア時代からのよう。へー!

古い習慣かと思いきや、江戸時代後半、明治の始め頃からはじまった習慣も多いということのようです。

こうやってヨーロッパで形を変え、色々な要素や文化が混じって発達、広まっていったクリスマスのお祝いが、遠い日本にも到達し、季節になるとリースを飾ったり、ツリーを飾ったり、サンタさんが来たり、恋人がサンタクロースだったり、不二家のケーキとパーティーバレルで祝ってみたりとさらにまた独自の発展を遂げている・・なんてなかなか面白いじゃあーりませんか。

日本でもアメリカでも、あんまり深く考えずにキリストの誕生日、ぐらいにしか捉えていなかったクリスマスですが、イギリスに来て、アメリカともまた違う、キリスト教以前の、もっと原始的なお祭りの要素にも触れることができたのはなかなか面白い体験でした。やはりその土地に来てわかる歴史感や空気感や肌感ってありますね。

・・・そういえば、十二夜のあとにもう一つやること、それはクリスマスツリーや飾りを片付けること。それ以降出しっぱなしにしているとバッドラック、なんて考えもあるそう。我が家も今日、慌てて片付けました。

2020年

誰にともなく、新年あけましておめでとうございます。

2003年冬から始めたこのブログも17年目。自分用の日記としてちまちま始めたこのブログも、いつの間にかネットを取り巻く環境も変わり、様相が随分変わりました。最近は何か旅行ブログみたいになっているのがちょっと嫌ですが、お役立ち情報を発信することもなく、あくまで自分の忘備録として続けていきたい所存でございます。

といいつつ、クリスマス休暇はまた旅に出かけ、新年は空港から家に戻る電車の中でグダグダと迎えました。たった今、2020年の誕生を迎えました!と車掌さんがアナウンスしたのを、フライトで疲れた他の乗客たちとわー・・パチパチ・・とテンション低く祝い、新年あけてから年越しそばを食べ、翌日は空っぽの冷蔵庫から凍ったほうれん草とかまぼこを引っ張り出し、事前に買っておいたサトウの切り餅でもってお雑煮を作って終了~。

まあどうせ旧正月もあるし、暦とか時間とかどうでもいいや。新年の抱負も、どうも以前のものを辿ってみると、毎回ほぼ同じような感じ。なので今年の抱負は「毎日がお正月だと思ってそのやる気を維持するべし」

なんとなく今年は個人的にというより、世の中が色々どかんと変化する年になりそうだし、それが必ずしもいい方向に・・というわけでもないような気もしているのですが、どうなるでしょう。とりあえずは元気があれば、なんとかなる、ことも多いと思うので、色々心も頭も体も懐も、筋トレを続けていかねばと思います。

さて休暇を過ごしたのは南仏ニース。12月でもこのお天気。日中はコートを脱いで歩きたくなる日もあるくらい温かくて、4時を過ぎるともう日が沈んでしまうロンドンと比べると、もう楽園そのものでした。

そしてこちらが、帰ってきたロンドンの冬の空。どよ~~~~~ん。

今年は去年以上に雨と湿気が酷い気がします。カリフォルニアを少し思い出させるカラッとした空気感もあるニースから舞い戻った後は、新年早々結露とカビ対策大作戦を発動中・・

2019年クリスマス色々

メリークリスマス!

ロンドンに来て2回目のクリスマス。クリスマス当日はお店もほとんどしまり、交通機関さえすべてストップしてしまうので、一昔前の日本のお正月並みに静かになります。前日までに食材を買いこんで、1日だけだけれど、ちょっと冬ごもり感覚で過ごしました。

イブの日は私が担当してすき焼き。韓国人街ニュー・モルデンでパパがお肉や春菊などを調達、本当に何年振りかの家ですきやきしました。

イギリスでは、鶏にサルモネラの予防注射をしている卵が結構出回っているので、生卵が食べられるのが嬉しいところ(アメリカでは・・結構周囲の日本人のお友達では食べてる人いたけれど、食べ物にあたりやすい私は冒険できずw)。

もともと関西系の我が家、すき焼きは割り下を使わず、砂糖、しょうゆを直接お肉や野菜にかけて料理します。が久しぶりにやってみて、こんなに砂糖使うのか・・とちょっとビックリ。美味しかったけど。

クリスマス当日はパパが腕をふるい、チキンを照り焼き風に焼いてくれました。やはりクリスマスはターキーよりチキンのほうがいいなぁ・・あとはイチゴのショートケーキか・・。食べるのに夢中で、すき焼きもチキンも写真が全くありませんw

イブ前日には、最近良く行き来するようになったご近所の知りあいにもお招きいただいて、ワイン片手に真夜中近くまで大人も子供も盛り上がったりと、少しずつコミュニティに根差した?感覚も出てきました。

ここでは旦那さんが出張でオランダから買ってきたシュトーレンと、うちのパパがスーパーで買ってきたシュトーレンの食べ比べ大会。このボードは、なんと150年前のアンティークだそうです。

そしてクリスマス当日は、午後3時からの女王様のスピーチもしっかりチェック。

テレビの前、ちょっとこちゃっとしていますが、サンタさんが持ってきてくれたニンテンドースイッチ!まだまだサンタをがっつり信じている9歳児ですが、なんと朝2時ごろに「もう朝か」と起きてきてビビりました。

そしてクリスマスの今日は一日スイッチ三昧。ダンスのゲームを買ったので私も踊りまくって汗びっしょりになりましたw

そしてテレビの横に置いてあるカードは、サンタさんからのもの。イギリスの郵便局ロイヤルメールがやってるサービスで、サンタさんの住所に手紙を送ると、お返事のカードが来る、というものです。といっても内容も全部印刷してあるやつだけれども。

子供がサンタに書いた手紙をこっそりかすめ取り、中身(希望商品のリスト)を確認した上でこのアドレスに送ってみました。来年はフィンランドに送ってみるかな・・。

クリスマスマーケット色々

今年はあまり出向かなかったのですが、この時期になるとあちこちでオープンするクリスマスマーケット。今回楽しかったのは、ロンドン南東部ロザーハイズでのスカンジナビア系クリスマスマーケット。

このエリア、ノルウェー系とフィンランド系のルーテル教会が同じ通りにあって、そこでスカンジナビア系の食べ物やクラフトの屋台が並ぶ中規模なマーケットが立ちます。

クラフトも可愛いものが沢山あったんですが、ほぼほぼ食べ物の写真しかとっていない。

おさかなのチャウダー。寒い日だったのですがもうこれが良い匂いで・・。

ジャムとサワークリームの乗った、ワッフル。

このエリアは、ドックや埠頭に近く、海運関係でやってきたスカンジナビア諸国からのコミュニティが昔からあったようです。第二次大戦中にはノルウェー亡命政権もここに来ていたとか。

これはフィンランドのカレリアパイ!ライ麦の生地の上に乗っているのは、ご飯です。というとアレですが、ちょっと甘めに煮たライスプディングのようなもの。その上にマヨネーズと茹で卵を散らしてあるのですが、これが何かホッとする味なのです。以前作ってみたことがあるんですが、久しぶりに食べられて大満足。

こちらはトナカイの肉!パパが食べてみたんですが、感想は「うーん」だそうです。

トナカイはフィンランド語でポロ。この他にも、子供向けの面白小説やジョークの本を出版している著者の人が出店していたのですが、「この本の内容はだいたいニシンに関するジョークだね」だそうで(爆)、知られざる深淵なスカンジナビアのお笑いの世界も気になりました。

なにかとても不思議だったのですが、ここのマーケットにお店を出している人皆さん話しやすくて、売っているものの話から関係ないことまで、いつになく随分と色んな人とおしゃべりしてしまいました。なんだか良い感じの人が多かったです。

結構季節ごとにマーケットが出るらしいので、また春に行ってみたいかも。

scandimarket.co.uk

こちらはロンドン南西部にあるストロベリーヒル・ハウスというお屋敷でのクリスマスマーケット。1700年代、初代首相だったロバート・ウォルポールの息子ホレス・ウォルポールのお屋敷です。

中が随分混みあっていて、写真を撮る余裕が無かったのですが、ゴシック趣味があったというウォルポールさんが、家の内装を多少ハリボテ風ではあるのですがゴシック様式にしつらえてあるのが壮観です。

小説家だったという彼、セレンディピティという言葉を作った人でもあるんだそう。村上春樹が「小確幸」って言葉を作ったみたいな感じかいな。

こちらもイギリスの素敵なクラフトの数々が販売されていたのですが、建物自体が面白そうだったので、こちらも再訪したいところ。

そして足を延ばして、南西部の街キングストンにも行ってみました。

ここはかなり商業施設が駅前からだーっと広がっていて、そこの近くにある教会の周辺にクリスマスマーケットが出ていました。

クリスマスマーケットといえば、おなじみのホットドックグリル。そういえばクリスマスマーケット自体、ドイツが元祖というイメージがありますねえ。ソーセージに、スパイスやドライフルーツを入れて煮込んだ(?)モルドワインを片手にウロウロする・・というのも、随分お決まりになってきました。