愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

滅茶苦茶素朴な疑問


あー、タイでクーデーターがあったのかー、とニュースをぼんやりインターネットで見ていたら、サンフランシスコ出発直前に空港で貧血を起こし、我が家へ訪問ならなかった友人Shirukoから「今タイにいるんだけど・・・」とメールが。ホテルから出れないそうです。あああ、本当に運の無い女ね・・・(笑)でもこうなったら仕事復帰する前に、とことん悪運を使い果たしてしまうのもいいかもしれません。


タイのことは(ことも)よく知らないのですが、しょっちゅうクーデーターをやっているイメージがあります。なんだか政権が悪い方向に行くとクーデーターがあって、収集つかなくなると王様が出てきて、みんなを戒めてあっという間にまるく収まる、みたいな。もうそれがお決まりのパターンみたいになってるんでしょうか。


以前にクーデーターがあったとき、高校生ぐらいだったと思うのですが、王様の周りに、クーデーターの首謀者とかいろんな関係者が集まって、皆が床にへへぇ〜〜〜!とひれ伏して、王様に怒られている画像をニュースで見て、妙に衝撃的だったのを覚えています。それで事態はあっという間に翌日収拾。こんなことならもっと早くに王様がどうにかすればよかったんじゃん、とも思いましたが、タイの王様って紙の上では政治的な権力は持ってないんですよね?それを思うと、あれは実に絶妙なタイミングでの介入だったんでしょうか。


それ以来、なんとなく気になっていたのが、タイの王様、もちろん王様だから国民の尊敬を集めてはいるんだろうけど、政治的な問題があるとぱっと出てきて、問題を収めちゃうっていうことは、実はかなりものすごい力を持っているのかなぁ?ということです。やっぱりただ人徳があるからとか伝統ある王室の王様だからっていうだけではみんなそこまで言うこときかないですよね?いやきくのかなぁ?これが次の王様になったとしてもやっぱり同じことなんだろうか(今の王様ももう結構お歳ですよね?)。長年なんとなーく疑問に思いつつも、特に知ろうともしなかったのですが、これを機会に?また疑問が沸いてきました。


たまたま先々週、本屋の店頭に山積みで売っていて、手にとっていたこの本。ちょっと分厚いのが難なのですが・・・この際せっかくなので注文してみました。あと面白いのは、この本も含めて、アマゾンで売っているタイの王様関係の本、読者の評価がものすごく極端に分かれているのが多いということです。実際どれを読めばいいものか素人目にはとても迷ってしまいました。日本語でもよい本があったらどなたか教えてください。


The King Never Smiles: A Biography of Thailand's Bhumibol Adulyadej

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