愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

フェルーの3つの小品・ピアソラなど

楽しいレッスン!楽器について色々先生とお話する。私のフルートは、キーの押さえるところに穴があいているタイプのもの。なので指がずれると、ちゃんと音がでません。

小学生の時最初に買ってもらった楽器はカバーキーだったのでその心配は無かったのですが、いままでずーっと、カバーキーはいわば自転車の補助輪をつけて乗るようなものだと思っていました。

でも先生曰く、カバーキー使うプロの人も多いんだとか。特にオケストラとかでは、オープンホールのキーをプラスチックの栓(プラグ)でカバーする人もいたりするそう。音が安定するならそれもいいのかな。ちなみに私の銀のミヤザワフルートはちょっと管が薄めで、明るい音がするけれど、オケストラの人は暗めの楽器を選ぶそう。

今取り組んでいるのはピエール・オクターヴ・フェルーの「3つの小品」。『恋する羊飼い』『硬玉(翡翠)』『トン・ヤン(瑞陽)』の3曲からなるもの。

『恋する羊飼い』はてっきり男の子の羊飼いだと思っていたら、先生がフランス語のタイトルを見て女の子かも、と。

『硬玉』はとってもチャイニーズな感じの曲で吹きやすい。この2曲につかえる、ちょっと中国の笛らしく聞かせるためのテクニックとして、いくつかの箇所で音を急に止めたり、尺八のように大げさなビヴラートをかけてみたりする方法を教えてもらいました。

そして『硬玉』ではグリッサンド。フルートを外側から内側に転がしながら吹くことで、中域Gから低音Gへ、そして低音D〜中域のD〜低音Dに、尺八っぽい感じの音を出してみたり。

『トン・ヤン(瑞陽)』は、古代中国で、捕虜になるくらいならと橋から身を投げた武将をしのぶお祭り(瑞陽とは5月という意味があるらしい)。どちらかというと、橋から身を投げた武将をイメージして(落ち武者?!)吹いていたのだけれど、良く考えたらお祭りのほうだから、ドラゴンボートが川の波を切りながらぐんぐん進むところ・・・のイメージに変えました。こんなところでドラゴンボート漕ぎの経験が役に立つとは・・・。短い曲だけれど、取り組む部分は多いなぁ・・・。

Tango Etudes: Etude No. 1

Tango Etudes: Etude No. 1

そして帰りがけに図書館でこんなものを発見してしまいました!!(上のお写真)数日前から急激にマイブームのアストル・ピアソラさん。フルートのためのタンゴ・エチュード(一番タンゴっぽい?3番←クリックでちょっと視聴)や、フルートとギターのためのタンゴの曲「L'histoire du tango(視聴)」をおかきになっていた!!うきゃ〜!フルートでもタンゴできるんですね!次はギタリストを探さねば・・・。