私が住んでいた頃、DCは食の不毛地帯でした。郊外に行けば韓国、ベトナムコミュニティがあって美味しい韓国料理やベトナム料理が食べられたりしたけど、基本市内のスーパーは野菜はしなしなだし、唯一ホールフーズが高級風な感じでした。
レストランも、美味しいものを食べるというよりは、政治の街ならではで、政治的取引のために使われるレストランだったり、どちらかというと飲むほうに走る傾向があったように思います。
が、それも最近はだいぶ改善されたようです。とはいっても、やっぱり西と比べると量は異様に多いし、味はまあ普通かな?って感じはありましたが・・。
今回は滞在したアパートにキッチンがあったし、スーパーも近くにあったので、結構自炊しました。あとは博物館系の場所に行くことが多かったので、どうしてもお昼はそこのカフェテリアで高くてどうでも良いものを食べる・・・というパターンも多かったかも。
でも一応、DCでの「美味しいもの」を一挙紹介。
ロブスター
アメリカに来ると、どうしてもロブスターが食べたい、というジージがいるので、チャイナタウンにあるシーフードのチェーン店へ。まあ、アメリカらしいといえばアメリカらしいですね。本当はこの地域は、ソフトシェルクラブが有名なんですが、ジージが喜んでいたので良し。
思い起こせば、このお店は、以前大統領選でケリーが負けた時に、旦那と飲んだくれたところだった。ブッシュが再選された時、旦那は現実逃避にしばらく「となりのトトロ」ばかり見ていたな・・・wwww
トップシェフの店、Graffiato
チャイナタウンにあるイタリア料理屋、Graffiato。ここは料理のリアリティ番組、トップシェフに出ていたというマイク・イザベラって言う人の店です。
デザートに選んだのは、ゼッポレ!イタリアの揚げパンみたいなものです。ニュージャージー出身の旦那、ニュージャージーのイタリアンコミュニティに行くとこれがよく売っていたそうで、懐かしの味。ここのシェフも実はニュージャージー出身でした。
懐かしのJaleo
DCとその近郊に店舗があるタパス料理店。今回、ものすごく久しぶりに、昔の職場の同僚数人と再会、昔良く行っていたこのお店に集合してランチしました。
ここはJose Andresというシェフのお店。今は無きEl Buliでフェラン・アドリアの下修行した人です。昔はこのJaleoと、トルコ料理屋Zaytinyaなどのお店を展開していた彼ですが、その後DCのレストラン王みたいになって、ベガスも含め色んなところに支店は出すわ、アンソニー・ボーデインと一緒にテレビには出るわ、自分のブランドの商品は出すわとご活躍中。
実は彼、トランプがDCに建設中のホテルにも出店することになってたのですが、ヒスパニック移民に対する差別的発言に抗議して、出店計画を中止。それに対してトランプが一千万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こし、それに対抗して彼もトランプに800万ドルの訴訟を起こして係争中です。
そう、トランプ、ホワイトハウスの近くにある一番古いビルを買い取って、ホテルに改装中・・・大統領になったら就任式前はここに滞在するつもりらしい。。。
DCではぜひトルコ料理を!
Momofuku Milkbar
アンソニー・ボーデインのお友達、これまた料理界の悪ガキ風キャラクター?のDavid Changがニューヨークでやっているモモフクというお店、その姉妹店のベーカリーMilkbarの支店がDCにもー!!
昔ここのクッキーをお土産に貰って美味しかったので、是非お店に行ってみたかったのですが、小さいさんを病院に連れて行ったりしてヘロヘロになってしまい、パパに頼んでクッキーだけ買ってきてもらいました。この5boroっというチョコレートのやつがほぼチョコレート食べてるみたいな感じですっげーうまかったよ。
ヒップスターなカフェもちゃんとあるよ
今回滞在先のチャイナタウン周辺しかウロウロしていない感じがするのですが、近くにもナイスなカフェが幾つかありました。ここはLa Colombeってお店。東海岸メインに展開してるチェーンらしい。お店のお兄ちゃんが滅茶苦茶気遣いできる人だったのが気に入った。
機内食
えーっとこれは言及しないでも良かったですが、ヴァージン・アメリカで今回飛びました。ご飯はこんな感じでタッチパネルで注文して持ってきてもらうけど袋物ばっかり風。
バージンだからエンターテイメントもっと充実してるかとおもったけど、映画1本に8ドルもチャージするし、微妙でした。アラスカ航空に買われちゃったのよね。
総じてDCの食事も悪くなくなってきている感じではありましたが、こうやって見ると無意識に有名シェフの店にばかり行った感がありですね・・・。