愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れワシントンDCお出かけ

 

あるイベントに参加するため、ワシントンDCに飛びました。サンフランシスコに引っ越してくる前、5年間住んだ場所。

ここで初めての就職をし、結婚し、9・11を経験し、ブッシュの2期目が始まる当日に、この地を後にしたのでありました。

あれからもう10年ちょい。ベイエリアでの生活のほうが長くなってしまいましたが、ここはまさに愉快的陳家発祥の地、なのであります。

イベントのことや昔住んだ場所についての色々な考察はまた後日書くとして、まずは8年ぶりに、子連れでは初めてのDCでの訪問場所を淡々と羅列するよ。


子連れ滞在にはアパート借りるが吉

今回はイベント参加ということで、日本から両親も合流。5人が1週間滞在するとなるとホテル代もかさむしリラックスもできないので、バケーションレンタルでアパートを借りました。

場所はナショナル・モール(ショッピングモールではない。議会や博物館やモニュメントが並ぶだだっ広い広場)の近く、チャイナタウンの一角の新築アパート。

大きな2ベッドルーム、バスルームも2つ、キッチン、洗濯機付きでかなり快適に過ごせました。

 
屋上からこんなん見える〜
 


屋上にはパーティールームやBBQグリル、プールもあり。屋上のグリルでパパが肉を焼いてくれました。

 

子連れ旅行はVRBOやAirbnbで部屋を借りたほうが、生活するように滞在できるからオススメです。

 

スミソニアンめぐり、まずは動物園

 
本来5月のDCは気候的にも気持ちよくて過ごしやすいはずなんですが!今年はどうも異常気象で、私達が行く1週間ほど前にはでっかい雹が降ったり、滞在中もものすごく寒くなったり雨が降ったりと踏んだり蹴ったりなお天気でした。
 
それでも前半お天気が良かったので、メトロに乗って動物園へ。スミソニアン系列の博物館やこの動物園は全部無料です。
 
昔は動物園からそう遠くないところに住んでいたので、動物園の中をジョギングしたりしていたなあ・・。
 
しかし懐かしすぎてすっかり方向感覚がなくなり、動物園の反対方向へ歩き出す人達・・
 


この橋がかかっているロッククリークパークは良くサイクリングをした場所でした。橋の下を見たら野生のキツネがいた!

 

DCの動物園にはパンダがいます!

私が住んでいたころ中国から初めてパンダがやってきて、その輸送状況がライブ中継されるほどのフィーバーぶりでした。今では二代目も誕生。


こちらのパンダさんは、パイナップルをもらったらしくずーっとそれをべろべろ舐めていました。

こちらはパンダの監視ルーム。

 

日本から来た両親は、日本の動物園とくらべて全てがゆったりしているなぁとえらく感心しておりました。私は昔よく侵入していた場所なのに、位置感覚が全くわからなくなっていて戸惑った。

国立建物博物館


続きましてぇ〜、国立建物博物館です。今回は残念ながら工事中でしたが、1階フロアの真ん中に噴水があります。

リンカーンの頃から大統領の就任ディナーパーティーはここで行われることが多い。オバマさんもここでやったそう。


展示はアメリカの住宅の歴史とか、地元の子供の写真プロジェクトとかあっさりしたものだったので、親は早足でミュージアムショップのほうにさっさっさーと行ってしまいました。

でもこの建物自体に歴史があり、色々見どころあり。

ここはもともとは退役軍人に年金を支給する役所としても利用されていました。ここの階段、段差がすごく低くて登りやすいんですが、これも戦争で傷を負った軍人が登り降りしやすいようにという配慮だったようです。

1階には時間制で子供が遊べるスペースがあるので、雨の日には持ってこいです。ここはスミソニアンじゃないので有料。



スミソニアン自然史博物館


映画「Night at the Museum」、二作目はスミソニアンが舞台になっていました。この映画を見ていた小さいさんが楽しみにしていた自然史博物館。といってもベン・スティラーがおさるにビンタされまくるシーンにビビって泣いてたんですけどねw


ダイナミックな剥製がたっぷり展示されています。動物園では動物が隠れちゃってて見えないことも多いので、ある意味動物園より動物がよく見えるw


ジョージ・ワシントンのお家、マウントバーノン


レンタカーして、DCから車で30分ちょっと南下したところにあるジョージ・ワシントンのおうち、マウント・バーノンにも向かいました。

初代大統領のジョージ・ワシントンは、農場経営のほか、お酒の醸造などで財をなしたお方。

昔DCからここまで自転車で行ったことがあったような記憶が・・。平日だったので空いてましたが、遠足の子供が沢山来ていました。

昔にしてみたら大きな家だったようですが、こうやってみるとつましい感じもする。


とはいっても農場は広大だし、馬や馬車の世話、掃除洗濯モロモロはぜーんぶ奴隷がやっていて、奴隷は総勢200人ほどはいたそうです。まあ時代とはいえ、うーむ。

あちこちに当時の格好をした人がいて、当時の知識と言葉遣いでなりきり接客?してくれます。

家はポトマックを望んで建っていますが川からの風が寒かった。昔はこの川も重要な交通手段、また漁場でもあったようですが・・

 

 

敷地内にはジョージ・ワシントンのお墓もあります。そこへ突如現れたグラント将軍とリンカーン大統領。といってもこの人達、この施設の職員ではなく、本当にタダのコスプレイヤー観光客。

 


リンカーン大統領はおもむろにポケットからiPhoneを取り出しお墓を激写。その後もあちこちでセルフィーを撮ったり売店でお土産をあさったりしていた・・オイ


リンカーンメモリアルと、ワシントンメモリアル


昔は、ここらへんを観光客の間をすり抜けて自転車で走り回っていたり、ただただ散歩しにきたり、当たり前の風景としてあった場所。

それが今、ここに家を持たない観光客として来ると、うわーここなんかスゴイな、ってやっぱり当たり前じゃなくなっている。その感覚がなんともいえず変でした。

もう自分の地元じゃない場所で、世界からの観光客に混じって同じようにバシャバシャ写真を撮ってきました。


航空宇宙博物館


言わずもがなの航空宇宙博物館です。日本の博物館はどうかよくわかりませんが、こちらはインタラクティブな展示が多いので、子供は色々触れるのが楽しいみたい。ここでも楽しくてかなりうきゃうきゃしていました。

バーチャルリアリティなフライトシュミレーターもあり(有料)。子供に操縦桿を握らせたところ飛行機一回転、パニックボタン作動!

 


子供病院ER


子供との旅行に色々ハプニングはつきもの・・。

小さいさん、DCに向かう一週間前から夜に咳が出始めました。酷くは無かったけれど、念のため医者にも見てもらったりして、大丈夫そうだったのですが、DC到着後もやはり夜になると咳が・・。

熱も無いし滅茶苦茶元気だったのですが、夜の咳だけは日増しにひどくなり(なぜか夜11時と2時にガホガホしていた)、最後には五秒おきに咳をするように。

子供はそれでも熟睡してるところが凄かったですが、私が一睡もできなくなったりで、Uberの運転手に同情されつつ、とうとう病院へ。

Children's National Medical Centerという子供専門病院のERに行きました。子供病院って大人病院と違ってあまり待ち時間もなくすぐ見てもらえるのが素晴らしい。

結果、なんと「アレルギー」との診断。

ワシントンDC、天気が良ければ花粉が舞い(実際風の強い日があった)、雨が降ればカビが飛び交う、アメリカでも最悪のアレルギー地帯なんだそうです。

実際私も風が吹くと目がしばしばするなあと思っていたのですが、小さいさんももともと咳が出ていたところに、そんな環境に来たのが良くなかったらしい。

とりあえずベネドレル(アレルギー薬)を4時間おき、喘息ではないけど気道を広げるのにステロイド錠と、吸入器をもらいました。そしたらその晩には咳がピタッと止まった・・!

天気も悪く、子供の咳も心配だったので、最初に思っていた程はDCではガシガシ動けませんでした。でもこれもまあ、子連れの旅につきものですね・・。

今回はイベントで小さいさんも役割があったので、参加が危ぶまれるか心配しましたが、なんとか事無きを得ました。