愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ダンナ帰る


日曜日も朝からざんざん大雨。サンフランシスコ、冬は雨が降るのですが、ここまで激しいとなんだか台風のようです。そういえば、サンフランシスコで生まれ育った同僚は、人生の中で雪を見たことがない、と言っていた・・・。大雨の上にさらに雷まで鳴り出し、停電が起きた地域もあったそう。クリスマス前の最後の週末なので、色々買出しに行くチャンスだったのに、なんとタイミングの悪いことでしょう。でも昨日の雨は、雪になるのでは?と思うくらい寒く感じたのに、雷を伴う雨がやんでから、市内は一気に暖かくなり、春一番?のような暖かい風が吹き始めました。雨にぬれた道路を歩きながら、生暖かい風を受けていると、なぜか台湾を思い出しました。


ダンナのご帰還に向けて大急ぎで掃除に買い物を済ませ、お昼は一人で石焼ビビンバを食べに行き、そのあと急に思い立ってフィナンシェを焼きました。


フィナンシェといえば神戸芦屋のアンリ・シャルパンティエのが美味しいのよね〜。レシピは、「みなみさんのケーキノート」のを使いました。この本は90年代頭に出版されたのだと記憶しています。ニュースステーションの特派員もやっていた人が出した本なのですが(記憶にないけど)、キャスターの仕事の傍らで、プロなみにケーキ作りの腕を磨いた方で、本に出てくるレシピはムースやジェノワース、ジュレなどを組み合わせるなどかなり高難度!でも一方でアメリカに留学+仕事でNYに住んでいたこともあるとかで、もう少し簡単にできるアメリカン・ケーキのレシピもそろっています。コカコーラを入れて焼く、コーラ・ケーキなんていうのもありますよ。


みなみさんのケーキノート (BEST COOKING)

みなみさんのケーキノート (BEST COOKING)


フィナンシェは、普通の粉と、アーモンド・プードルと呼ばれるアーモンドの粉を半々ぐらい混ぜて使います。インターネットでほかのフィナンシェのレシピも見てみましたが、「みなみさん」のレシピは、そろえる材料は一緒でも、アーモンドの粉もふるったりと、とても丁寧な感じ。こちらではあまりアーモンド・プードルは見かけないので、フードプロセッサーでアーモンドを砕いて、振るいにかけてさらに細かくして使いました。そして焦がしバターをたっぷり。


金満家」という意味のとおり、このお菓子、本当は金塊のような形の型に浅く流し込んで作るのが本当らしいです。私はずるして小さいパウンドケーキ型でいくつか焼いてみました。ちょっとお砂糖の量が多かった・・・。バターもお砂糖もたっぷり〜。次回はもう少し控えてみよう。クリスマス用にまた焼いて見ます。


そうこうしているうちにダンナがご帰還。電話で毎日しゃべっていたものの、久し振りに会ったので夜中までおしゃべりが止まりませんでした。