愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。


フラメンコ。カスタネットを手の振りにあわせてがんがんならすのはかっこいい!天気がいい日だからかだんだん生徒が減っていて、これもまた丁度いい。


その後音楽学校に走りフルートのマスタークラス。ロイヤル・フィルハーモニックのフルーティストのジョナサン・スノーデン。全米ツアーをやっており、その最終日にうちの学校に来た。2月にオーディションがあって、スタジオ録音を出さないといけなかったので、結婚式前で出来なかったのがクヤシイ!!!半分ぐらいしか居れなかったのが残念だけど面白かった。生徒として出た人達も、緊張しながらも結構笑ってばっかりのレッスンだった。演奏法とかそういうことを断定的に教えるというよりは、生徒との対話を通じて色々なことを引き出していこう、っていう感じのレッスンで、演奏してるよりしゃべってることのほうが多かったけど。あー、でもやっぱりイギリス英語で教えられるのって、よいわー。


クリスティはジュリアードに行くことが決まったそうだ。彼女はトリでプロコフィエフソナタをやってたのだけど聴けなかった。高校生だというのは知っていたけど、学校に行かずにホームスクーリングだったそうだ。あー、それだったらフルートにあれだけ時間が割けるわけだ・・・(こっちの高校生は音楽やってる子でもたいていスポーツの部活もやってたりする)。彼女はうまいと思うのだけど、お母さんがとても批判的なんだといって、タチアナによく相談に来てた。


ここらへんではコドモを学校にやらずにホームスクーリングで教えている人も多い。タチアナも6歳の息子を家で教えている。といっても母と子の1対1ではなくて、他にもホームスクーリングをやっている人達と一緒にやったりしているのだけど、バードウォッチングに行ったりして楽しそう。息子もまたのびのびとした子で、既にバイオリンにものすごい才能を発揮してたりする。でも高校生ぐらいになったら、やはり社会に出て行くことも考えてもう少しラフな世界も知っておいてもいいのかも、と思ったりもする。


マスタークラスを途中で抜けて、今度はボートハウスに走る。久々に出てきたチームメイトにも再会。途中で歌ったり叫んだりしながら練習。色々大会が目白押しなのだけど、超残念なことにホームグランドでのやつに新婚旅行で出れないことが判明。あー。うちのコーチは、元海軍軍曹だったおばちゃんなのだけど、ボートのことも海軍時代からやっていたのだと思ったら、「47になるまでこんなことはしたことなかったのよ」だって。それでも10何年も続けてきているからベテラン。めちゃめちゃ肝っ玉母ちゃんみたいでかっこいい。頼りになる。練習の後川辺でバーベキュー大会。ダンナは小さい子供と犬に大人気。何故かコドモに「あーにー」と呼ばれる。と思ったら私は「ばーと」だって・・・なんでやねん!


そのまま自転車でスミソニアンを横切って帰る。今日はメトロにプロチョイスのデモの人達が満杯。日曜日に大々的なイベントがあるとかで、日曜はメトロに自転車を持ち込まないようにと駅の人に念を押される。スミソニアンにも仮設舞台が沢山たてられている。とても気持ちの良い夕方だったので、ジェファソンメモリアルにも寄る。ここではなぜかユダヤ人の人達が大勢集まってサバスの終わりのお祝いをしている。メトロに自転車を持って入ると、なぜか電車の中で色々な人に話しかけられる。自転車漕ぎどうして自転車情報を交換しあったりすることもあるけど、今晩はデモ参加者のおばちゃんとちょっとおしゃべり。ベトナム反戦デモもやってたという筋金入りらしい。スミソニアンだけでなくて色々なところでものすごい人出。デュポンにはパトカーが20台ぐらい並んでた。日曜日は100万人ぐらい出るらしい。いろんな人とお話して楽しい一日でした。