愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記。

引越し業者選定。日系業者は色々すごかった。

引っ越すに当たってまずやらないといけないのが、引越し業者を選ぶこと。10社ぐらいに見積もりを頼んだ。

アメリカの業者は、持っていくものを申告すると、あー多分これくらいのコンテナが必要で、値段はこれくらいっすかねーと全部メールでのやりとりだったが、日系の引越し業者にも問い合わせてみたら、わざわざ担当者の人が家まで来てくれた。

名刺をいただいたり、かしこまった日本のサービスを受けるのは久しぶりだったので、なかなか面白い経験だった。

まず分厚い「引越しのしおり」的なものをいただき、引越しの手順を20分ぐらいかけて説明してくれる。しおりに書かれた内容に沿って、必要な書類、持って行っていいもの、いけないもの、などなど・・。

特に食品の持ち込みは厳しいらしく、なるべく持っていかない方向でいる方が良いとか。「ロンドンで日本の食料品が手に入るところ」リストまでご丁寧に入っていた。実際、食生活が心配になって米やら何やら荷物に入れていく人は多いのかもしれない。

さらに、税関の申請は引越し会社がやってくれるが、イギリスの税関がその受理番号を陳家宛に送ってくるので、その番号を受け取ったら即時に引越し会社の方に伝えて欲しい、ということを、フローチャート付きで入念に教えてくれた。

まあ、番号が来たら連絡すればいいだけの話だよな・・と思ったが、なぜそういうことになるのか、手続きの根本のところからじっくり説明していただき、それ要る情報か?と思いつつも勉強になった。

引越し当日業者が来る時の荷物の仕分け、いるものといらないもののラベル分けのことまでこと細かに教えていただき、あとは家の中をざっと見てもらい、1時間弱の見積もり完了。

なんだかすごい。まだ契約を結ぶかもわからない時点で、これだけじっくり色々教えていただけるとは。プリントに沿って一つ一つ説明してくれる様は、とても久しぶりに日本の学校に戻ったような気持ちになった。

おかげでもう1社、別の日系の業者に来てもらった時には、特に質問することも無くなっていた。

同じ日系企業でも、2件目の業者はもうちょっとゆるかった。必要書類のリストはここに書いてありますのでー、と大事なところだけかいつまんで説明してくれる。見積もりも「ロンドンですかーあっちは家が狭いしご飯がまずいし大変だ」などとおしゃべりしながらチャチャっと、滞在時間はものの15分ぐらいだった。

とにかく1社目の懇切丁寧な説明には、これがおもてなしの国、お客様は神様です、クールジャパンな国のサービスクオリティなのか!!とかなり面食らってしまった。

我が家に来てもらう時間、説明する時間など合わせると2時間強はかかっている。しおりも立派な印刷物なのでお金がかかっている。教えていただいた情報も、多分契約が決まってから教えてもらうか、別に客がそこまで知らなくてもいいんじゃないかなー、というものも多い。

これもきめ細やかなサービス、なのかもしれないけど、客としてはなんとなく過剰サービスな気もしてしまう。そして担当者の人働きすぎなんじゃないだろうか、実際契約に漕ぎ付ける案件とコストや時間は釣り合ってるんだろうか、などど逆に色々なことが心配になってきてしまった。

その点2社目は、担当の方も多分こっちの生活が長いんじゃないだろうか、そこら辺は非常に要領がよろしく、見積もりは必要最低限の時間で済んだのはちょっと面白かった。ビジネス的には、非常に効率的にやってらっしゃるな、正解!という印象だった。

で、結局イギリスの引越し会社にお願いすることにした。ここの会社は、ビデオチャットを使って、携帯で家の中を見せながら見積もりしてくれた。イギリスに本拠地があるとちょっと安心だし、料金も良心的だったので。

日系のサービスもどんなものだか気になったが、なんとイギリスやアメリカの引越し業者と比べて、日系の業者は相場より2−3倍も高かったのだった!!!

しかもイギリスの業者はこのお値段で梱包も全部やってくれるという。日系の見積もりは、皿以外は自分で梱包して、しかも大きな家具は電子ピアノぐらいしかないのにその3倍?!ムリムリムリ〜予算オーバーですぅ〜ということで残念ながらお断り。

多分、駐在さん対象のサービスで、引越し代も会社が何も考えずにポーンと出してくれる場合が多いのかもしれない。

・・あ、でもうち駐在さんじゃなかったわw 

まあ英語がわからないわけでもないので、どうしても日系の業者である必要はなかったけれど、もうこれしかチョイスがないんだとしたらずいぶん足元見られてる強気の価格設定。いやきっと何かすごい丁寧な梱包、運搬が期待できるのか・・?

イギリスのサービスもどんなもんだかまだはっきりわからないが、とりあえず持っていくものは服と本とピアノぐらい、あとは処分して身軽に行く我が家、とりあえず荷物は少ないし、まあ届けばいいんじゃね?というスタンスでのぞみます。お雛様だけちょっと心配だけど・・こればかりはあちらに着いてからのお楽しみ。

というわけで、今回思ったことは

  • 日本のサービスは素晴らしいが時に「その情報、いる?」というものも多い。
  • そういった意味ではささっと見積もりして、日本人相手に相場の3倍で引越しを引き受ける2社目はビジネス的にはずいぶん勝ち組w
  • やっぱり英語は勉強しておいた方が引越し業者一つとっても、お値段的にもオプション的にも色々世界が広がってお得かも・・

ってとこらへんだろうか。

ちなみにイギリス英語では引越し業者のことをremovals company という。リムーバルって、なんだか排除されるみたいでちょっとイヤだw