愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

治安

夜、家でゴロゴロテレビを見ていたら、外から「パンパンパンパン!」と爆発音が。花火?いやどうやら銃声らしい・・・。10分ぐらいしたら、サイレンの音が。


銃声って結構遠くでも聞こえるからね〜、多分5ブロックぐらいは離れているかも?と旦那。街の治安というのも、ブロックごとに違って、我が家は普通の住宅街の中にあって静かなのだけれども、1、2ブロックも行くと、結構ドラッグ中毒やら売春婦やらがうろうろするエリアになる。ただ住宅街とそういう地域には、なんとなく見えないバリアみたいなものがあって、彼らはこの道を越えて北上することはない、とか、なんとなく境界線があって共存していたりする。


また高級住宅街、と思っているエリアでも、結構車上荒らしが多くて、朝になると車のガラスがそこかしこで割られている・・・なんていうこともあったりする。また住宅地でも、必ず決まったストリートで寝ているいわば顔なじみの「地元のホームレス」の人たちもいるし、街の生活はまあそういうことも勘定に入れた上で成り立っているような気もする。


ただ最近、我が家の回りのそういったバランスを微妙に崩すような出来事があったりする。見覚えの無いホームレスやヒッピー風の若者が、境界線を越えた場所でうろうろしていたり、夜中に誰かが路上で大声で喧嘩していたり、さらにたまにだけれど、どこからか爆発音とも銃声ともつかないような音が響いたり。


気がついたら近所には「防犯強化地域」みたいなサインと警察の電話番号が張り出されるようになったりして、なんだかなあ。


サンフランシスコ警察のウェブサイトには、住所や地域を入力すると、過去3ヶ月間にそのエリアで起こった犯罪を地図情報の上に重ねて表示してくれるページがあったのでちょっと試して見る。うーん、今のところ、我が家から半径半マイルで起きている犯罪は、ほとんどが車上荒らしや盗難。ドラッグ所持、銃による路上でのホールドアップはそれぞれ2件。


地図を見ると、やはり例の境界線を越えると、犯罪のタイプもちょっと変わってくるのが目に見えてわかる。でもえっ、こんなところで・・・というような場所でも犯罪が起きているのもわかった。まあ今のところ犯罪のタイプはそれほど深刻じゃないし大丈夫そう。このエリアが好きなので、住人として改善できるところがあればしたいし、もう少しコミュニティに貢献するのもいいのでは?という話になり、次回町内会の掃除があるときには顔を出して、少しは近所の人たちとお知り合いになっておこうということになった。