愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

Happy End of the World: Pizzicato Five


世界のサカモト、世界のオザワ、日本人がちょっとガイコク人に褒められると、なぜかそれだけでお名前に「世界の」がついてしまう。でも褒められたのは実は20年前に1回きりでした、なんてこともあるわけだが。でも90年代、「世界の」の冠は無いけど、絶対これは「世界の」さん家の出世頭だよ!と確信したのがピチカート・ファイヴシンガポール人のオカマに「これいいわよ〜」と勧められ、雪深いニューヨーク州の田舎町のぼろぼろレコード屋でこれを買い求めたのであった。その後知り合ったヘビースモーカーな牧師見習いのイタリア人の女の子やオカマのフランス軍人がカタコトの日本語で一生懸命彼らの歌を歌っているのを聴いて驚愕したり、洞穴みたいに真っ暗で、タバコの煙もうもうなカレッジタウンのカフェや、今はなきWTCのてっぺんのバーでもこれがかかってたりしたなぁ、と紫煙のむこうに懐かしく20世紀を思い出すのであった。