愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

仕事疲労中


この2日間でPKIバイオメトリクスERPNLPを片付ける。こんな節操のない仕事の仕方は、もうイヤ〜。自分のラーニングカーブの角度は日々鋭角になる一方だけれども、同時に忘却するスピード曲線はそれ以上。4年も同じ職場にいて果たして何か専門性ができたかというと、早読み、早書きができるようになったことと、同時通訳まがいのことができるようになったこと位?でもこれは専門性というよりは、「特技」かも。


今の仕事に愛があるかというとまったくなし。家に帰ると気持ちよく忘れているし、日常生活においてもその分野にはまったく興味がナイ。うちのダンナは、仕事上、時事ニュースを見て落ち込み、人生とは何ぞや・・と思うこともあるみたいだけれど。それもちょっとシンドイかな。


それに比べるとうちの弟君は、日本で駅の舗装屋をやっているのだけど、仕事が大好きでしょうがない模様。家に帰ってもコンピューターいじって会社のことやってるし。それが仕事しかできないやつっていうわけでもなく、子供のころからの趣味がそのまま仕事になった感じで楽しそう(小さい時から電車好き)。


そんな彼が社会人になって初めてニューヨークに来て、一緒に街中を歩いたり地下鉄に乗ったりしたのだけれど面白かった。ホームのタイルは、点字プレートは埋め込み式ではなくて、シールで装着するもので、コスト削減しているそうな。そしてグランドセントラルの地下鉄のホームの一部は、御影石を使ってあってなかなか金がかかっている模様。しかし薄い石をはめ込んであるので、下のモルタルが弱くなると一巻の終わり。で、あのうるさい地下鉄も、レールの敷き方を見ると、一応騒音を抑えるような枕木のしき方をしているらしい。道路の舗装に関しては、とにかく白線のメンテナンスをほとんどしてないことに驚いていた。でもニューヨークの縁石には鉄板が埋め込まれていて、補強してありなかなかよいらしい。(車ががんがんぶつけるからか?)こうやって見てみると、市がどの部分に金をかけてるのか、どの部分が適当なのか、その優先度のつけ方や方向性が見えるみたいで面白い。


弟君は、終電が終わったあとでヘルメットつけて線路の上を現場監督と一緒に歩いたりもするそうな。そうやってモノを作り上げていき、ノウハウを蓄積している彼をみて、すげーなー、と思った次第。