読書・書評
細雪 (中公文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1983/01/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (82件) を見る アメリカでは「Makioka Sisters」と訳されていたりする。1,000ページもある話なので一度読んで…
The Devil Wears Prada: A Novel作者: Lauren Weisberger出版社/メーカー: Broadway Books発売日: 2004/04/13メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る Mちゃんのオススメ本。ニューヨークのファッション雑誌のカリスマ編集…
村上春樹はエッセイは好きなのだけれど、小説は読むたびに最後に腹をたててしまう。といいつつ、ノルウェイの森からねじまき鳥、スプートニクの恋人などなど他の小説家に比べても結構数は読んでしまっている。多分アメリカでも手に入りやすいから、というの…
The Kite Runner作者: Khaled Hosseini出版社/メーカー: Riverhead Trade発売日: 2004/04/27メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 8回この商品を含むブログ (16件) を見る カブール、ジャララバード、カンダハル・・・昔は知らなかったアフガニスタ…
やがて哀しき外国語 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/02/14メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 29回この商品を含むブログ (113件) を見る この間「きにくにょや」にいったときに買い求めたもの。日本の本を買うと、どうして…
White Oleander: A Novel (Oprah's Book Club)作者: Janet Fitch出版社/メーカー: Back Bay Books発売日: 2000/05/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 新聞にはいたましい写真ばかりが載っており読む気がせず、空港…
Half a Life: A Novel (Vintage International)作者: V.S. Naipaul出版社/メーカー: Vintage発売日: 2002/10/08メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るノーベル文学賞受賞者のインドのおっさんの小説を飛行機の中で読む。…
High Fidelity作者: Nick Hornby出版社/メーカー: Penguin発売日: 2005/05/05メディア: ペーパーバック クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る 昔の彼と付き合ってた時に読んでたらなかなか参考になったかも(笑)落ち着いてしまった今読んでも100…
先週の食中毒から胃腸の調子が悪い。今朝のジョギング前もトイレから出られず、薬と気力で無理やり行く。帰ってやっぱりダウン。日本の実家からお母様が色々見繕って送ってくださった本を読み、借りたビデオを見て日が暮れた。私の趣味をわかって下さってい…
私の祖父(昨日の写真とは別のじいさん)は戦前インドに数年間住んでいたことがある。もう亡くなってしまっていてあまり物心ついて話をする機会もなかったが、カルカッタからマドラスに行く列車の中はあまりに暑いので毛布をかぶり、列車の中に氷の柱が立て…
「吾輩は猫である」の謎 (文春新書)作者: 長山靖生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 無人島に本を1冊持っていくとしたら、ベタではあるが多分漱石の「猫」を持っていくかも…
id:zizyさんがやっていたのをid:KEN_NAITOさんが見てやっていたのを見て私もやってみました・・・・うーむ、ひまやな、自分。うちあんまり本ないかも。日本語の本があまり手に入らない環境だから人の参考にもならなそう。さらに最近は立ち読みか図書館で済ま…
Run Against Bushの帰り道にも、色々な人たちから声をかけられた。メトロの中では、明らかにスケーターな高校生の男の子2人が「これあげる」と「Bush is Wack!!!」と書かれた真っ黒なステッカーをくれた。歩いていたら、急に若い男の子に「君達のやっている…
白洲正子自伝 (新潮文庫)作者: 白洲正子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/09/29メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 69回この商品を含むブログ (61件) を見る 白洲正子という人がどういうことをした人なのかは、この本以外を読んだことが無いので実はよく…
Sex and the Cityの作者による、おかねもち、きれい、成功している、けどほんとはからっぽで、愛されてなく、Fucked upでUselessと感じているおんなの人4人についてのおはなし。余華のおはなしがあまりにDepressingだったので、軽いものを・・・とボストンで…
id:QianChongさんにご紹介頂いた中国の作家余華の「活著」の英訳版です。放蕩息子のFuguiさんの身の上にこれでもか、これでもかと波のように襲い掛かる不幸の数々。何もここまで・・・とも思ってしまいましたが、それだからこそ、途中途中で少しだけ頭を出す…
旦那の本棚から拝借。タラをめぐって戦争がおき、タラちゃんをめぐって冒険があったり、タラを中心に文化が生まれる・・・タラってヨーロッパの歴史にこんなに深くかかわっていたのかぁ、となかなか面白かったです。後半は漁場をめぐる国際政治の話や環境問…
中国で開かれたサッカーの試合で日本チームにブーイングの嵐、政治的な問題になるかも云々、という話があったけれども、サッカーほど自分達のアイデンティティや所属を強く意識するスポーツはないかもしれない。アメリカでもオリンピックでイラクのチームが…
週末は遅く起きて屋外のレストランで友達とブランチを食べ、そのあとはゆっくりお庭で読書・・という時間を一日ぐらいは過ごしたいなあ、と思うものの、気がつくと意味もなく炎天下の中を走りまわったりして汗びっしょり真っ黒になっていることが多い。この…
Baudolino (English Edition)作者: Umberto Eco出版社/メーカー: Vintage Digital発売日: 2014/08/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るバウドリーノ(上) (岩波文庫)作者: ウンベルト・エーコ,堤康徳出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/04/15…
「読書の秋」ではなくアメリカではなぜか読書は夏のアクティビティ。夏休みが長いから、旅に読書、海辺で読書、ということになるのかもしれません。ミラノ在住のEvil Twinベッティーナちゃんは、夏休みといえば、山奥の、それこそ電気も水道もないコテージに…
ロースクールを目指す友人Hが進路で悩んでいる。正義のために戦うPublic Interest Lawyerになりたいと思う一方、何せ夏にはリネンしか着ないメトロセクシャルな彼、金時計にダブルのブレザー、家に帰れば金髪美人の妻と自家用クルーザーにBMW・・・ってな典…
用心棒日月抄 (新潮文庫)作者: 藤沢周平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/03/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (86件) を見る 「用心棒」シリーズを3冊ほど読む。最近は天気が良く、午前中などはからっとしたカリフォルニ…
やっぱりエジプトは不思議ゾーンだわ・・・。カイロの人はちょっと関西人っぽいらしい。停止線で止らなかったタクシーの運ちゃん、道路にはいつくばって白線にぶちゅーっとキスして、警官に「ほら!白線もう怒ってはれへんで!」
幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)作者: 青木玉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (21件) を見る きもの (新潮文庫)作者: 幸田文出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/11/29メディア: 文…
ボリス・ヴィアンの本をマルタ島にも持っていってちょくちょくよんでいました。やっぱりビーチで優雅に読書でしょう・・と思ったのですが、結局は怒涛のバックパック旅行になっちゃったので、なかなかまとめて読む時間が無かったのだけれど・・・。 フランス…
ボリス・ヴィアンがアメリカ人が書いたハードボイルド小説を翻訳しました、と大嘘こいて発表したもの。 肌が白く金髪で、見た目は白人だが本当は黒人である主人公が、リンチで殺された弟の復讐のため、白人姉妹に近づき最後には殺してしまう、という話。これ…
中国料理の迷宮 (講談社現代新書)作者: 勝見洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/05メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る この本を読んでいる途中何度中華料理を食べたことか・・・じゅるじゅる。中国に足しげく通…
月曜日はほげらほげらと仕事。「Jazz a Saint Germain」を聴く。昔々おフランスに行った時に買ったもの。当時の友人Aちゃんがこれはボリス・ヴィアンという作家のためのトリビュート・アルバムだということを教えてくれたものの、ボリス・ヴィアンが誰かとい…
私が幼少の頃に家に「ノルウェイの森」とこの本があり、読もうと手を出したところで母親に「これはコドモが読むものではありません」と禁書処分にされてしまった。アメリカに来てからノルウェイの森を読み、「ふーん」と思ったのだけれど、こちらの本は最近…