愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

猿とジジイ・蕎麦


4日目:


仕事中日は別のフロアで仕事してみる。アメリカではTシャツに短パンでソファに寝っころがって同僚の犬をお腹にのっけてだらだらとした仕事ぶりであるが、ここでは黒いスーツを着たドーベルマンのようなセールスの人たちが出たり入ったりして、雰囲気が違う。アメリカで同僚だったMちゃんと外ランチ。ミシュランのお店でも最近は1000円で食べることができるらしい。色々と人生相談をする。人生に正解はないのだ。ある程度考えないことも重要なのだ。なるようになることもあるのだ。


夜はジジイと猿と飲んだ。女子高時代の悪友は相変わらずうほうほきぃきぃとけたたましい。そのような人選で、タエちゃんお勧めの鳥金での焼き鳥は大正解だった。狭い店に煙がもうもうと立ち込めて目を開けていられない。そこに出てくる宮崎地鶏の焼き鳥やタタキは絶品だった。文字通り涙を流しながら食べた。うまかった。冷汁というのもはじめて食べた。猿やジジイと会うと、酒を飲んでも飲まなくても酩酊状態のような祭りになるので、実はあまり飲まなかった。ジジイと私はお互いの結婚式の際ブライズメイドをした仲であるが、ジジイの旦那様はそれはそれは出来たお方であり、今回も心温まるエピソードを聞きながら、申し訳ない気持ちにさえなった。次回お会いする時には、祭壇にお供え物を連ねて、友人代表としてひれ伏してお礼申し上げたい。そして次回はお猿歌舞伎も鑑賞したい。そして猿やジジイを携えて温泉珍道中もいいね。


5日目:


アメリカの会社だけれど、日本の会社はやっぱり何事にも一生懸命だと思う。日本のいろんなところで働く人をみて、みんな与えられた仕事をとても一生懸命やっている、と思った。同僚Kちゃんと、ドーベルマンの心を持つことについて語りながらランチをした。アメリカでも一生懸命仕事をしているのかもしれないけど、なんだか力が抜けすぎている気もする。そして仕事を一生懸命した後は、一生懸命遊ぶ。友達と会って飲んで話すことばかりが遊ぶことではないかもしれないけれど、初日からずっと仕事をがーっとして、夜は友達とぱーっとやる生活が、妙に快感になってきた。こんな生活、1年ぐらいやってみたい。単身赴任で。会社に歩いて10分というところにいるから、かなり体力が温存されていたからできたのかもしれないけれど・・・これに昔のように1時間、2時間通勤ということになると、話は違うかもしれない。職場の近くに住むことって大事だ。その点で今のアメリカの生活は、通勤時間片道1時間、結構疲れることもある。


大学の同級生5人で恵比寿に蕎麦を食べに行った。味噌の焼いたのや出し巻き卵などつまみながら、板そばというのを食べた。普通の蕎麦よりだいぶ太く、四角く切ったような感じの太麺で、確かに食感が違う。その後カフェに移動したが、日本の店はまだまだ分煙・禁煙のところが少なくて、しゃべっている先から喉が痛くなった。喉がイガイガするのは豚インフルのせいでは決してありません。大学の友人のほうがフットワーク軽くアメリカに来れそうだな。みんな遊びに来い〜!