愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記。

友遠方より来るその2?


冷たい風と雨でレ・ミゼラブルな週末のサンフランシスコ。寒い寒いと騒いでいたら、東海岸から遊びにきた友人たちに「やわになったものだ」ととても笑われてしまった。確かに、学生時代にはひざ上まで雪に埋もれた生活だったのに・・。でもこの件に関しては、あの豪雪生活はもう結構でございます、と思ってしまう。しかし我が家は築80年のボロボロスカスカな建物なので(窓枠もサッシではなくて木だし)、セントラルヒーティングが完備の東海岸に比べても、ちょっとした寒さが骨にしみる・・・(涙)。やわになったというよりは、家がボロなだけなのかも(涙)


気がつくと、陳家がサンフランシスコに移住して3年目が終わり、とうとう4年目に突入。東海岸生まれの旦那はまだまだにしろ、私が東海岸にいた時間は約7年。あっという間にその時間の半分を西で過ごしたことになる。最初の半年ぐらいは、慣れるのに苦労もしたけれど、仕事も楽しく、生活の幅も、交友関係もぐっと広がった感じで、まだ3年、もう3年という気分。これからどんどん西海岸生活のほうが長くなっていくのかなあ。もっと色々な世界を見たいという気持ちと、そろそろ腰を落ち着けることも考えないといけんのではという気持ちが錯綜する毎日。


しかし3年もすると、毎年恒例、季節の楽しみも色々と増えてきた。2月の楽しみは旧正月、そして「麦ワイン祭り」。毎年、100種類ぐらいのビールを出すこきたないバーにみんなで繰り出して行って、ビールよりもアルコール度の高い麦ワインを試飲しまくり、バーの隣にあるソーセージ屋さんでウサギや鹿や猪肉ソーセージのホットドッグにかぶりつく。今年はなんと、友人がこのお祭りの日程を間違えて、私たちが行った日はお祭りが終わった翌日だったために試飲はなし(涙)それでもみんなでビールを飲み、ソーセージを食べ、わいわいとおしゃべり。


久しぶりに会った友人の同僚Jちゃんは歯のクラウンが取れ、1週間痛みで寝込んでしまったため、歯医者を訴える裁判を起こしたのだそうで、勝ち取った賠償金でDucatiモンスター(イタリアのオートバイ)を買ったのだそう。それって数百万?!はするのでは?ひぇー。この他、フィアンセが夢遊病気味で、夜中にむくっと起き上がり、夜な夜な冷蔵庫を開けて寝たまま冷蔵庫のものを食べてしまう上に、それを止めようとすると超人ハルク並みの力で抵抗するため、婚約を解消しようかと悩んでいる男の子の話などを伺った(笑)。食べさせておいたらだめなのかなあ。


週末は懐かしい、東海岸からの友人たちとの再会も沢山。土曜日には私たちの結婚式で聖書朗読をしてくれたNちゃんが、ニューヨークから学会ついでに遊びに来てくれた。Nちゃんは、中絶を支持するプロ・チョイスのお医者さんになったのだけれど、プロチョイスにまつわる色々な社会的問題を話し合う会議があったのだそう。彼女が住むニューヨークや、私たちのいるサンフランシスコではそうでもないけれど、アメリカには宗教上の理由などから、中絶に反対する人はたくさんいて、法律で中絶が禁止されているところもある。中には中絶をするお医者さんが殺されたりすることもある。Nちゃんも、テキサスで自分の病院が焼き討ちにあったというお医者さんと色々話してきたのだそうだ。


そういえば、ワシントンDCにいたころ、中絶クリニックの前を通ったら、「エスコート」と書いてあるセキュリティジャケットをきたおじさんたちがいたことがあった。あれは、中絶を受けに来る人を守るためなんだそうだ。中絶が政治的な問題にまでなりえるとは、日本にいるときは考えもしなかったなあ。しかしNちゃんによると、日本ではピルの利用がずっと禁止されていたんだって?知らなかった・・・。


そんなまじめな話(?)はともかく、元気でいつもパワフルなNちゃん。ユニオンスクエアのホテルから歩いていけるところにある、「7種類の牛肉コース料理を出すベトナム料理の店」に連れて行ったら、「You guys really love me!」といって目をきらきらさせてものすごく喜んでくれた。ここまで喜んでくれると、こっちもうれしいし楽しい。これはもう人徳。このお店がなかなかすごい。出てきたのは1.ビーフとお野菜のサラダ、2.ビーフフォンデュー(薄切りの肉を、お酢のスープでしゃぶしゃぶみたいにして、ベトナム春巻きにして食べる)、3.ほうれん草みたいな葉っぱで巻いたお肉、4.薄切り肉を味付けして巻いたもの、5.ビーフソーセージ、6.ビーフのパテ、7.ちょっとクッパ風、ご飯が入ったビーフスープ。これでもか、これでもかと牛肉なのだけれど、薄切りのお肉が多いので重くないし、ほとんどのお料理は、野菜と一緒にライスペーパーで巻き巻きして食べるのでヘルシーな感じ。お店のおじちゃんも親切、他のお料理もおいしそうで、ここはとってもおすすめです→Anh Hong 


ところでこのお店、テンダーロインという、夜はちょっと微妙なロケーションにあるのだけれど、お店の向かい側は長期ステイ用の(ちょっと怪しい)ホテルだった。ご飯を食べながらふと建物に目をやると、カーテンが開き、明かりが煌々とした部屋が見える。そこにいるのは金髪の男女・・・・ん?!


・・金髪のお姉ちゃん、金髪のお兄ちゃんにブロンドの女性用かつらをつけ、彼にお化粧をほどこし始めましたよ!(爆)なんとホテルの部屋で女装の真っ最中の現場を目撃しながらのディナー。結構丹念なお支度をしていたのには、感心した。


週末はさらにボストンから、旦那の弟分で私の子分の「はういー」とその彼女もやってきた。ずっと自分が何をしたいのかわからずに、ふらふらしていたお坊ちゃま「はういー」、とうとう弁護士になると決めてロースクールに入り、今年めでたくニューヨークとマサチューセッツ州の弁護士試験に合格されたのだが、試験に受かってもすぐに仕事が見つかるというわけではないらしく、同級生でもあるガールフレンドと一緒に、カリフォルニアの弁護士試験も受けに来たのであった。


この試験というのがかなり大変らしく、毎日朝から晩まで、3−4日間続くらしい。筆記かコンピューターかを選ぶことができるそうなのだけれど、試験開始とともにみんながコンピューター(自分のPCを持ってくる)のスイッチを押すものだから、停電になっちゃったりするのだそうだ。特にニューヨークでは州都のオルバニー(ものすごく田舎)で試験があって、時には何万人の受験者がスタジアムに放り込まれて受験するんだそうだ。彼女のAちゃんは「フードコードの壊れたテーブルで試験を受けた」そうな。すごいな。


そうでなくても、几帳面で心配性な「はういー」。ここに来る前から、「電車が止まって試験会場にいけなかったらどうしよう」などと散々心配し、車もしっかり借りて、すでに試験会場へのルートもしっかり下見。あまりにてんぱっているのでリラックスのためにブランチに連れ出した。するとはういー、肉が食べたいとな。何でも炭水化物は眠くなるからということで、たんぱく質ダイエットにはげんでいる模様。大丈夫かいな?食後は4ショットのラテもオーダー。とにもかくにも、試験会場に遅れることなく、がんばれはういー。