愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

アメリカのど自慢


カリフォルニアはやしの木が生えていて、年中太陽がさんさんとしていて、リゾート地に住んでいてうらやましい!と言われることがたまにありますが、奥さんそれはハワイです。サンフランシスコの夏は寒くて、場合によってはコートやマフラーが要ったりします。でも去年の4月はもう少し暖かかった気がする。金曜・土曜日は霧が出て、秋の終わりですか!というような寒さになり、ちょっとへこみました。NYから遊びに来たNちゃんは本気で半そでしかもっていなかったので、我が家からフリースを貸し出し。


土曜日の夜はイーストベイのKJカップルの家で寿司・酒・カラオケパーティー。J君が持っているカラオケ・レボリューションを使ってみんなでのど自慢大会が繰り広げられたのでした。アメリカ人も実はカラオケ好きで、たまに友人達としにいくことがあるけれど、日本のようなカラオケボックスではなくて、本当にカラオケ・バーで不特定多数の前で歌う、かなり度胸試しのような感じ。歌のうまさもですが、どれだけ激しくパフォーマンスをするかのほうに重点が置かれている気も。一方カラオケ・レボリューションは音程があったほうが点数が取れるので、ツボを得ているJ君はぼそぼそと歌いながらも、プロの歌手としてトレーニングを受けたLちゃんとホイットニー・ヒューストン対決をして勝利を収めていました。旦那はゲイ度満載、A君とボーイ・ジョージをデュエットして大喝采。結構みんな恥ずかしげもなくマイクに向かってがなっておりました。


Nちゃんや、最近SFに越してきたハッシャー仲間Mちゃん&M君カップルも招待して、友が友を呼び15人ほどで歌いまくり、食べまくり、一升瓶を5-6本あけてすっかり気持ちよく酔っ払う。最初はニューヨークが世界の中心!なんていっていたNちゃんだけれど、J君たちのものすごいワインコレクションや愉快な仲間達とのおしゃべりに、最後にはすっかりベイエリアもいいな・・・なんてだいぶ気持ちが揺れた模様。ふふふ。でもね、結局最後は、土地や環境というよりは、そこにどれだけ根をおろせるかが、決め手になるのかなぁ、とも思います。東海岸にいた時は、Nちゃんや私達のベストマン、R君を中心に愉快な仲間達がいたのだけれど、みんな仕事が忙しくなったり、結婚したり、それぞれの人生のステージに立っていて、住む場所もばらばらになって、昔のようにしょっちゅうみんなで一緒にワイワイと遊ぶことが出来なくなったので、Nちゃんもちょっと寂しかったみたい。


私達も、1年前ここに引っ越してきた時は、本当にゼロからのスタートだったので不安なことも沢山あったし、実際やはり最初はしっくり来なくてへこむことも多かったけど、一緒におバカなことをしてガハハと笑い、困った時には本気で心配してくれて助け合う、家族のようなアツイ仲間ができたおかげで、心地良く生活できるのは本当にアリガタイことだなぁとしみじみ。でも思えばみんな東海岸から移ってきた人たちばっかり!ニューヨークが世界の中心かどうかは別として、ニュージャージーやボストン出身の友人達は、情が深くてシニカルで一癖ある人たちばかりで、付き合っていてとても楽しい。西海岸は環境良し、東海岸は人が良し、かな?!