愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ちまきの音楽


そういえば、土曜日は「初五」の日で、中国ではドラゴンボートを漕ぐお祭りの日でした。私の運転で実家に帰ったのは、両親がこの節句のご馳走を作ってくれたから、というのもあったのですが、この日は「ちまき」を食べる日でもあります。つまり端午の節句です。お土産にちまきを山ほどもらいました。もち米の中にチャイニーズソーセージやら、ピーナッツや鶏肉や、コレステロールたっぷり、でおいしい(笑)


さて来週からとりかかることになるのはピエール・オクターヴ・フェルーの「3つの小品」。1920年代にフランスで書かれた曲なのですが、オリエンタリズムが流行したころに書かれたということで、中国のメロディをモチーフにしたもの、だそうです。


何でもそろうムラマツフルートのウェブサイトによると


第3曲 「端陽」 は中国で5月5日に行なわれる祭り (捕虜になるより水に飛び込んで自害した英雄を祭る) を題材として、神秘と激しさの交替する組み立てとなっています。中間にあらわれる低音域からの旋律は、中国のたて笛で実際に奏されたシンプルで自由なリズムの節回しを模しています。


おお、なんとタイムリー。「ちまきの曲」、今からわくわく楽しみ♪ 視聴はここをクリック(アマゾンのウィンドウズ・メディアでの視聴にジャンプします)! 中国の笛を意識して書かれているので、普通のクラシック演奏では使わないようなテクニックも盛りだくさん。2曲目の「「硬玉」という曲では(視聴)ちょっと尺八みたいに、音を上から下に落としてみたり。これはいつか実現したいアジア一周コンサートに使えそう!!