にちようびは洗濯の日です。我が家には洗濯機がありませんので、一週間に一度、ためていた洗濯物をバッグにつめこみ、近くのコインランドリーに行きます。特に古いアパートの多いサンフランシスコ市内には、街中に沢山コインランドリーがあるのです。中にはカフェが併設されていたり、ワイヤレスインターネットがついているところ、なんてのもあります。大きな洗濯機2個を使って、だんなと私の洗濯物を色別に突っ込み、その後乾燥機に移動。乾燥したらすかさずバッグに洗濯物を詰め込み家に帰り、ほかほかの洗濯物を二人で大急ぎでたたむ・・・というのがこちらに来てからの日課になりました。せんたくの時間は、乾燥機がごうごういうのを聴きながら静かに読書することのできる唯一の時間なのでもありました。図書館で借りた藤沢周平を何冊か読みました。新井白石の仕事について書いた「市塵」は、朝鮮通信使接待の改革など、本当に細かい駆け引きだけど今の外交も大して変わらないのかもなぁと思ったり、貨幣の改鋳の意味を色々考えたり。でも一番好きなのは、これかなぁ。
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/07
- メディア: 文庫
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