愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

謎の鳥

地元のショッピングモールをウロウロしていたら、いたんです

This guy was randomly strolling the shopping mall...#wtf #wildturkey

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この鳥・・・なんだと思いますか?

そう、七面鳥!!!

文字通り、ワイルドターキーが、こんなところをウロウロしちょる・・・・。


実はターキー、山の方のお友達の家に行ったりすると、それこそ七面鳥の家族連れが道をふさいだりしている・・というところにはたびたび遭遇していたのですが、こんな島の中にもいるとは思っても見なかった、びっくり。

お店のガラスに反射する自分の姿をじーっと見ていましたw

七面鳥はカリフォルニア原生ではないらしいですが、1900年代から1950年代にかけては、狩猟用に野生に放したりして土着するようにはなったらしい。ただし、こんなに頻繁に目撃されたり住宅地にまで降りてくるようになったのは、ニュース記事になり始めた時期から見て多分この6−7年ぐらいか。

実は我が島でもいろんなエリアで目撃情報があるらしいですが、ここ数日はご近所さん掲示板で「ターキーがいた!」と言うポストがいくつかありました。一体どこに住んで何を食べているんでしょう。

処方薬の宅配サービスNimble Rxを(無理やり)試してみた

暑かったり寒かったり雨が降ったり降らなかったりと変なお天気のベイエリア。子供が咳をし始めたと思ったら、私も夜に喘息のような咳が出始めたりして軽く不調に。

とにかく咳が止まらないので、お医者に駆け込み、結果、抗生物質と咳止めを処方されました。普段なら先生が最寄りの薬局に処方箋を送り、私が向かう頃には準備されていることが多かったのですが、先生今回は「処方箋用意するからちょっと待ってて」と診察室を出てからずいぶん待たされました。

待つこと10分・・ニヤニヤしながら「テキスト来た?」と言う先生。来てなかったんですけど、これで家に薬が宅配されるから、とドヤ顔。

受付の横に小さなタブレットのキオスクが置いてあり、ここでさらに住所の登録と、配達希望時間を指定。配達時間近くになったら、運転手◯◯が配達に伺います!とまたテキストが来て、家に薬を持ってきてくれました。

これ、Nimble Rxという会社のサービスを医者が使い始めたのでした。ここのウェブサイトにクレジットカードを登録する必要があり、薬代はそこから引かれます。配達は無料。何か質問があれば、専属の薬剤師にメールなり電話して質問できると。

私は大丈夫でしたが、今年はインフルエンザが猛威をふるい、お友達も何人か倒れてタミフル服用の憂き目にあっていましたが、これはもうフラフラで薬を取りに行く体力も余裕もない時なんかすごい便利かも!

調べてみたらこの会社、やはりメンロパークで2014年に始まったスタートアップだった。去年の10月に2万8000ドルSeriesBで調達だと。今のところサービスはベイエリアとサンディエゴで展開しているそうです。

マッキンゼーとかにいたコンサル系の人が始めた会社らしく、家族の処方せんをピックアップするのに薬局で待っている時にこのサービスを考えた、的なことが書かれていましたが、個人的には便利なようでまだちょっと微妙かなというサービスではありました。

後でサービスに関するアンケートも送られてきたので、会社にも直接フィードバックは送っておいたのですが、

すぐ配達されないのが意外に不便:配達時間を指定できるのはいいんですが、一番早いので当日の2−3時間後。ここら辺の薬局に処方せん持って行ってもだいたい30分以内で出してくれるので、逆に待つことになり、スケジュールが狂ったりちょっとイラッとしました。重病でフラフラで薬局に行けない時は便利ですけれどね。

在庫が充実していない:夜中の咳がひどくて、処方された咳止めをまず欲しかったのに、それは在庫がないから翌日の配達になりますとのこと。また時間指定して、家で待って、コノヤローゴホゴホゴホって感じでした。地元の薬局だったら絶対すぐあるやつだったのに・・。

最近のこういうサービスって、何かしらアプリをインストールさせられるのも嫌ですねぇ。何かスマホのアプリを開発してなんぼ的な感じになっていますが、やはりシングルタスクのためだけにいちいちアプリをインストールしないといけないのは、ユーザーとしては迷惑風。

アプリを入れると、常備薬が切れた時のリマインダーやリフィルのオーダーができたり、薬の写真を撮って、薬剤師に送って質問したり、とコミュニケーションが取りやすくなるらしい。何か持病があって、薬をずっと飲まないといけない人には便利かもしれない。多分医者にあんまりかからない私はターゲットユーザーではなかったかな・・。

アプリのレビューもかなり悪かったのは、医者とこの会社の間のコミュニケーションがうまく取れてないとか、配達がなかなか来ないとか、やはりアイデアはナイスでもオペレーションがまだまだなのかな、という感じではありました。

スタートアップが薬を全部ストックアップしたり(どこかと提携してるのかな?)、配達ネットワークを作ったりするのも大変だろうけど、どうやってるのかな?ここはSafewayとか、薬局が既にあり、食料品の配達サービスも既にやっているようなスーパーマーケット系とか大手に買われると一番いいんでしょうかねぇ。

あまり知らなかったのですが、最近はこういう薬局系のスタートアップ、薬の配達サービスをやってる似たようなところとか、配達だけじゃなくて、薬を種類別じゃなくてその日に飲む別ごとにパッケージしてくれるところとか、薬のボトルにセンサーがついていて、その日飲んだかトラッキングしたりリマインダーを飛ばしてくれたりするIoT的なものとか、色々あるらしい。

オペレーション側の色々をやっていた身としては、アプリはいいからその裏をしっかりしろ〜などと思ってしまいますが、薬のデリバリーも1日以内の配達、ではまだまだ感心できません。やはりここは流通配達に長けているアマゾンの保険事業に期待?!

とりあえず次回医者にかかった時は、近くの薬局に処方せん送ってもらうように頼む予定。でもベイエリアにいると、こういう新しいサービスを色々経験できるのは面白いです。

アラメダを、ブラタモリ② アラメダで、勝鬨橋開け!

タイトルでピンときた方。そうですこれはこち亀の懐かしいエピソードですw

サンフランシスコ近郊に浮かぶ我が島へようこそ。そう、ここは島なので、陸に向かうには橋を渡る必要があります。島にかかっている橋は4本。3本がオークランドへ、1本はアラメダの別島ベイファームへと続いています。今回はこのうち、オークランドとアラメダを結ぶ橋3本を巡りますよ。

ブラブラ歩きに付き合ってくれたのは、同じくブラタモリ好きのMちゃん。これ実は歩いたのずいぶん前なのですが、今頃の登場です。その時撮った写真と、普段からふらふらしてる時に撮りためた写真で今回はご紹介します。

最初に向かったのはこちら。

どーん。

フルーツベール橋です。遠くからでもよく見えるこの巨大な構造は、さて何でしょう。車や人が通る部分は、茶色の橋部分なんですが・・。


ヒントは、橋を渡ったすぐ隣にあるショッピングモールの敷地内にありました。

お、廃線になった線路ですねえ。

そう、地図の橋の名前を見てもわかるように、この橋、以前鉄道が走っていた頃の名残なんです。車が走っている茶色い橋は、ミラー・スウィニー橋と言う別の名前がついていますが、地元の人もあまり気づいていないかも。全部まとめてフルーツベール橋と呼んでいます。

その昔、アラメダにも数多くの鉄道路線が走っていました。この路線もそんな一つで、対岸にあるオークランドの埠頭まで続いていたそうです。

この橋は、1951年に建てられた2代目。その頃には、サザン・パシフィック鉄道がこの路線を経営。主に貨物路線として使われていたそうです。

ちょっと衛星写真で見てみましょう。

地図を左右に動かさないといけないかもしれませんが、Tilden Wayという道路の上の方に、線路がうっすら残っているのが見えるかな?そして途中で消えて無くなります。複線が途中で単線になってその後分岐して、これは一体どういうレイアウトなのかよくわかりませんが、そこまで線路のこと語れるほどよく知らないや・・

アラメダやオークランドには、こんな昔の路線跡が残っていたり、その上から道路の舗装をしてしまったりしているところが時々あります。実はこの間パパがそんな線路跡で自転車のタイヤが滑り、思い切り転んで怪我をしてしまいました(涙)。

さて実際の線路を見てみます。あ、これは・・・

ブラタモリで紹介されていた、犬釘じゃないか!!

激写するMちゃん。ツボが同じで嬉しいw

最近は草ぼうぼうで放置され気味なのですが、綺麗な時はこんな感じでした。

この敷地、今でもサザン・パシフィック鉄道の所有地のようですが、全く管理されておらず、本来は線路も取り除かないといけないのに何もしていないらしい。そして最近では、橋と線路の人目につかないところにホームレスキャンプができたりして、ちょっと問題になってはおります。

この鉄道橋、橋を上げっぱなしの状態になっています。

これ、昇開橋と言って、橋桁の部分がそのまま直角に上に上がるのが特徴。ちょっと近くに寄ってみましょう。

ほら、この部分。見上げてみると、線路が残っているのが見えるかな?!

橋桁は水面から約20メートルほど上げられたままとなっています。災害など何か起きて物資を運んだりする必要が出てきた時のために、この橋は使われなくなった今も、こうやって残してあるんだとか。

オークランド近辺を舞台にしたノアール小説集を読んだ時にも、この橋が舞台の話がありました。自殺しようとこの高い橋桁の上に登った女の人を、この橋の番人が止めようと、上に登ってジリジリ話し合いをする、と言う話。

marichan.hatenablog.com

そう、この橋にはちゃんと番人がいるんですよ。というのも、アラメダにかかる橋は、この鉄道橋をのぞいて全部跳開橋。そう、勝鬨橋と同じはね橋で、今も船が通るたびに橋が開く構造になっているのです。

これは小さいヨットが通るので、片方だけ上がってます。

では、もう一つの橋、パークストリートの橋を見てみましょう。

こちらは、緑色の橋。フルーツベール橋方面から見ております。歩いて五分ぐらい先にあります。

こちらも2代目。1935年に作られました。開通記念式では、向こう岸のオークランド出身の花婿と、こっち側のアラメダ出身の花嫁の結婚式も合わせてやったそうです。

この橋は上がるとこんな感じになります。


結構高〜く上がるんですねぇ。橋を上げてもらうには、船はラジオを使うか、汽笛を鳴らすんだそう。橋のふもとのポストみたいなところに人がいて、上げてもらえます。

そういえばこの間は、このモーターが壊れて橋が上がりっぱなしになってしまい、一時通行止めになっていたりしましたw

島から出ようとすると、時々橋が上がっていて足止めを食らうのは、アラメダの風物詩。

船がどの方角から来るかで、あ、あっちの橋が次閉まるな・・などと計算するのですが、大抵は時すでに遅し。まあ足止めと言っても五分ぐらいのことですが、時々何台も船が通ることもあります。

こちらも上がって閉まる様子をビデオに撮ってみました。

ずんずん開いていく様子。通っていくヨットのマストも見えます。

通り過ぎると、ずんずん今度は降りていきます。

最後には、踏切の柵みたいなのが上がって、終了〜。

多分橋好きの人にはグッとくる?そうでもないか?w

続きまして、三つ目の橋は、ハイストリート橋。


端っこにあるせいか・・あまり思い入れの無い橋なので、遠くからぼやけた写真だけでご勘弁をw

こちらも船が通る時には、パークストリートの橋同様、ググッと上がります。

島ならではのこの3つの橋は、島の東側に集中しています。西側には、片側二車線の地下トンネルがあり、オークランドの中華街の方に繋がっています。

アラメダとオークランドをつなぐ橋とトンネル。そしてその間にあるのは、エスチュアリー。日本語でなんと訳せば良いのだろう?海水と淡水が混ざった、河でも無い湾でも無い、河口的な細長い場所になっています。

次回は、このエスチュアリーについてご紹介。題して、「アラメダは島だけど島じゃなかった?」

ちなみに私とMちゃんは、橋を見た後、パークストリート橋の近くにある美味しいパン屋さん、Crispian Bakeryで遅い朝ごはんをいただきました。

こちらはブションベーカリーで働いていた職人さんが開いたお店、ちょっとお高めなんですが、バゲットやクロワッサンが美味しいお店です。

www.crispianbakery.com


・・・とちょっと島の美味しいもの情報も挟んどいたで!

Stitch Fix 再び。

自分の好みやサイズを入力すると、スタイリストとAIが洋服を見立てて送ってくれるサービス、Stitch Fix。前回のどうも私の意図を汲まないダメダメなコーデにフィードバックを送った3ヶ月後、また新しい服が送られてきました。

前回送られてきたのはこちら⇩

marichan.hatenablog.com

前回のコーデ、悪くないんですが、私が入力した希望をまったく無視したものばかりだったことにがっかり。今回やったことは、

  • このサービスを使う目的を変えた:冒険したい、新しいものを試したい、と言う項目のチェックを外し、買い物の手間を省きたいから、と言う理由にした(合わない変なものが送られるのを避けるため)
  • 色の指定から暗めの色は外した(でもネイビーと黒はオッケーに)
  • 私の好みの服の写真を集めたピンタレスト、シェアしてくださいというのでしたのに前回は全然参考にされていなかったため、今回は大文字で「ちゃんとピンタレストとフィードバックを見て!」とお願いしておいた。

そして来たのは以下の通りでした!

前回、1点を除き全部返品したので、スタイリストが変更に。そして新しいスタイリストさんからは、「しっかりフィードバックを読みピンタレストを見ました」そして私が好きだと書いたブランドのデザインに似たような感じのものを選んでみた、とのコメントが。

紺のスカート。すごく頑張ってくれた感あり。生地がかなりしっかりしていて、いい感じ。しかし横のジッパーの質が悪くて縫い目のところでガッと止まったりするのが残念。学校の送り迎えや買い物に行く時のカジュアル服、というのからもずいぶん離れていたので、残念ながら却下。パターンも微妙ではあるけれど、通勤してたらキープしていたかも。

このパンツは似合わず。というより、サイズが見るだけでえぇ?という位大きく、はいたら当然ブカブカ。却下。

これは材質がペラペラすぎ、着ると中華街のおばちゃん風な柄も気に入らず、却下。

これもすごく頑張って選んでくれた感あり!可愛かったが、着てみると、シースルーの部分が微妙。全部普通の生地だったら良かったんだけど、シースルーになると途端に安っぽく見える罠。

このカプリパンツは気に入った!のだが、チェックのパンツ以上にブカブカでずり落ちるほど。がっかり。

今回は、スタイリストの人がなるべく私の好みに合わせてくれようとした努力のあとがとても見えて、そこは素直にありがたいなぁ(?)と思いましたが、それでもあんまりキープしたいと思えるものがなかったのは、多分この会社の在庫やラインアップの問題なのかなぁ。

でもしかし、よくツイッターやFBに上がってくるここの広告のコーデは、すごく可愛くて欲しいのもある。そういうのはどう頑張っても送られてこないのは、なーぜーじゃーどうしてじゃー。あ、もしかして私が指定した価格帯では無理なのかも?!

そして前回は悪くなかったサイズ感が今回はびっくりするくらいダメダメでした。アメリカのサイズって、メーカーによって全然違いすぎて私でも0だったり6だったり。なので、ちゃんと自分で測ったウェストの情報も入れておいたのですが、なぜか今回はそれが見落とされた模様。一つに気をとられると、他がダメになる感じ。総合的になんとかなりませんかね〜。

というわけで、今回は全品返品となりました。さらに残念!!

本来は、全品返してもスタイリング代として20ドルはチャージされるのですが、前回と今回とあまりに成績が悪かったせいか、スタイリング代はチャージされず。

次回のスタイリング代無料にするとのことでしたが、もういいかなと思ってサービスもキャンセル。

というわけでちょっと私には合わなかったStitch Fixですが、家で試着できる、というのは悪くなかったです。でも箱を開けてびっくりワクワク、だったらいいんですけれど、箱を開けてびっくりガッカリ、があまりにも多すぎたので、福袋的要素はいらないから、スタイリストが相談に乗ってくれる、というのであれば、スタイリストがオンラインで選んでくれた服の中から事前にオッケーしたアイテムだけ送ってもらって、気に入れば買う、にしたほうが無駄は少ない気がする・・。

実はそこにアカウンティングの嘘があるのではと言うお友達の見立てもありましたが、実際のところはどうなんでしょう。でも本当にこれを何年も続けている人、あんまり想像がつかない。Churn rate気になるけど当然会社はそれを発表しておらず。2017年1年のアクティブユーザーは2.2Mだそうですが、買う頻度とかやめたかどうかとか、ちょっとこれだけだとわかりません。

結局自分の中では、このサービスを使ったことで逆にはっきり自分の好みがわかり、だったら自分が好きだと書いたブランドのところでもっと買い物すればいいや、と言うことになりました。

あと、結局ここでは買わなかったものの、後でここで送られてきたものとちょっと似たような色やデザインの組み合わせの服を、別の店で買ってしまった。グレーのセーターと、赤っぽいタータンチェックのスヌード的なものとか。今回気に入った赤いカプリパンツも、後でGAPかどこかで買っちゃいそう。