愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

MariCafe 新規開店しました

なんだか普段食べ物のことばかり考えているし、そのことについて書いたりもしていますが、お料理についてちゃんとしたブログを作ってみようと思いたって作ってみました。

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ちゃんとロゴも作ってみたり(ついでなのでこのブログのも作ってみた)、ドメインも買ってみたりしたぞ!

書いているのが私なので、決してキラキラお料理ブログにはなりそうにもありませんが「実は大して料理が上手なわけではないのに、何かあるとついカッとなって色んなものを作ってしまう」、ほぼ好奇心と食欲のみに突き動かされて料理をしている人間による料理ブログ、でございます。

ということで、お料理ブログの名前は

MariCafe JP

でございます。よろしくご査収ください。

なぜJPがついているかというと、すでにこういう名前のお店がLAにあったのと、あわよくばそのうちMariCafe EN・・英語版も作ってみようかと思っているからです。

・・・って書き散らしすぎかもしれません。暇かっ!

食べ物とは直接関係ない事象についても、つい食べ物視点で見てしまう「食べ物執着エッセイ」も別のところで書いています。こちらも良かったら覗いてみてね♥

note.mu

 

ハッピー伴天連タイン

ハッピー・伴天連タイン!(この元ネタが分かる人は私とお友達になりましょうw)

子供が生まれる前は、バレンタインといえばロマンチックなディナーに出かけたり、なぜかプロレス見に行ったりドラッグクイーンのショーに行ってみたり、なんやかんやしていたものですが、

子供が生まれてからはとにかく子供のイベントに成り下がりなりました。

・・というのもですね、学校で「バレンタインの交換パーティー」というのが公式にあるのです。授業中に。

交換するのはチョコレートではなく、「バレンタイン」。学校からは、「バレンタインを人数分持ってきて下さい」とお達しがあります。

 

バレンタイン・・・って何や!

・・・こんなんや!

 

子供同士で交換する、小さなカードや玩具や駄菓子などの数々。

この時期スーパーなどに行くと、「バレンタイン」という名で、こういうこちゃこちゃしたカードが、ディズニーなどのキャラクターものになるとそれなりのお値段で売っていたりします。

子供達は数日前から、集めた「バレンタイン」を入れる袋を学校で手作りして準備します。

そして家では、人数分のバレンタインを用意し(親が)、そこに名前やメッセージを書いたりします(半分親が)。

いやー、まだ1年生だし(日本だと年齢的にはまだ幼稚園の年長)、やはり親の監督なしでは、なかなか25人分のものを用意して、そこに名前を書いて・・っていうことはひとりではやりきれません。

結構なマニュアル労働です。

今年もスーパーで6ドルぐらい出してカードでも買うか、と思っていたところ、忍者やらスターウォーズやらに憧れる小さいさん何やら張り切って、「折り紙で手裏剣を作り、カードに貼る」と宣言。

生産工程と生産スケジュールの調整は私が支援して、では自力でやってもらいましょう、ということになりました。

現場監督として、毎日少しずつじりじり声がけをして・・

 

My 6 year old explaining how to make ninja #shuriken with #origami. Obviously she watches YouTube too much.

Mariさん(@mari.sf.chan)がシェアした投稿 -

 実はユーチューバーになりたい小さいさん、ついでに折り紙ハウツーのビデオ撮影までさせられ・・

出来上がったのがこちら。

紙も印刷用のぺらっぺらのを自分で切ったので、随分曲がってまちまち。スペルも微妙に違うところがw

でも、デザインもエクセキューションも全部自力!だからいいのだ!

実は子供の頃、折り紙とかあまりやらなかったので、手裏剣の折り方もつい最近知った私w。それに比べると、うちの子はすでに出来るからすごいなぁw

思えば家庭科とか、こういうクラフト系とか、見栄えが気になるような宿題はほぼ親にハイジャックされたため、全く身につかず、雑な人間に育ちましたw(親はものすごい上手)

その反動か、自分が親になって、なるべく子供が自分でやることに重点を置くようになりました。

実際のところ、見た目や綺麗さを気にするという部分では、アメリカはユルい。

一度日本の親モードでがんばりすぎたら、周囲から集まったものを見てずっこけたこともあったので、もういいんです!

子供が持ち帰ったものの一部。

クラスでも手作り組と購買組、あと持ってこなかった組に別れました。

手作り組のは、親の手がどれだけ入ったか見ていてすぐわかるwでも手作りのほうが怨念がこもっていて後々捨てにくいですね。

子供のことは子供が頑張っているぶん、私は自分でやってみたかったアイシングクッキーのデコレーションを頑張ってみました。

ユーチューブに色々やり方がアップされているので、自分もついできるもんだと思い込み・・・。

実際やってみるとなかなか難しい!途中キーっとなって悔し涙が・・・!子供かっ!と思ったらPMSだったw

アメリカのバレンタイン、どちらかというと男性が女性にお花やチョコレートを贈ったりする日です。この日のスーパーでも、帰り道にお花を買っている男性が沢山。

我が家は子供が2歳の時に、自分には花が無かったと大泣きされてから、パパは気をつけて二人分のお花を買ってくるようになりましたw

私からはパパにステーキ肉2枚を・・・・。

生のまま渡したらちゃんと焼いて夕食も作ってくれました。

 

※伴天連タインについては、こち亀を参照のこと

イーストベイのいけてるケバブ屋

美味しいケバブ屋を見つけたとパパに連れられ家族でオークランド

www.biryanikababoakland.com

オークランドチャイナタウンにほど近い場所にある、インド・パキスタン料理屋さん。

名前が「ビリヤニケバブ」なのは「スシ・テリヤキ」って名前の日本料理屋みたいなもんか?!

まあ大概そういう名前の日本料理屋はノンジャパニーズがやってる場合が多いですがw

ここは看板料理を店名にしてるだけあってか?ケバブがジューシーでなかなかのお味でした。

エコノミー系のホテルの1階に入ってますが、Hall in a wall的であるのにお店はキレイ。よってトイレもキレイ。

キッチンからは料理人がわーわーいう声が聞こえてきましたが、まあ中華料理屋もそんなもんだし別に気にもしなかったのですが、お店のおじちゃんが「うるさくてゴメンネ」と詫びを入れてきました。マジで何か口論してたらしいw

子供はスクリーンに映されるボリウッドの踊りに釘付けでした。

パパは翌日も同僚とランチに行ったらしい。リピしすぎw

アラフォーの手習い。オンラインクラス色々

去年仕事を辞め、時間が出来たので、子供が学校に行っている間に久しぶりに「お勉強」の時間を取ることにしました。

といっても学校に行くのは金もかかるし時間もかかるし教室で絶対寝るので無理〜!

でも最近は、お金を出さなくても外に出なくても、ネットでどんどん色んなことが学べる本当に良い時代になりました。

ってなことで今回はちょいと、私が取って面白かった&良かったオンラインコースを紹介します。

エドテックベンダー色々

もうこれ、4年前の記事になるんですけれど、これを初めて目にした時、これは使わない手はないでしょう!と大事にブックマークしておいたもの。


日本のサービスまではちょっと目が行きませんでしたが、海外(っていうかアメリカ)のサービス、まだ頑張っているところがほとんどです(リスト後半にあるEdufireとLearnistは消えてた)。

あとUdemyはここのところ日本にも進出してがんばってますね。

コンテンツ提供者は大学だったり、企業や専門家だったり、ユーザーが講師になったり・・とサービスによって色々ですが、それこそ神経科学、プログラミングからお料理まで、選択肢は幅広い。

受講料も無料のものも多し。お金がかかるものも数千円〜1、2万円ぐらいを一度払えばいい感じ。

色んな講座のリストを見て、うっひょー!あれもやってみたい、これもやってみたい!と興奮するなんて・・・学生時代そんな気持ちになったことがあっただろうか・・・いやない・・・。

Udacityの統計学

 高校の時から思い切り「文系」で、高2で数学を完全に捨て去った私。ゆえに確率統計はいっこもさわりませんでした。

でもこの歳になってみると、本当はちゃんと取り組めば面白かったんじゃないだろうか、と思うこともしばしば。

っていうか社会に出てから、やっとけば良かった・・と悔やむことかなり大でした。

でも今更教科書見て自分で勉強してもわかるかわかんない!

そんなあなたに超オススメなのがこちら。

www.udacity.com

www.udacity.com

 Udacityは大学だけでなく、GoogleFacebookなどの企業に勤める社員なども講師になり、データサイエンスやエンジニア系のコースを提供してます。

必要な授業を何個かとり、証書をもらうコースもありますが私はとりあえず無料で取れる初心者向け記述統計と推測統計のクラスを受講。

これ、サンノゼ州立大学の監修で作られたコースなんですが、ものすごく分かりやすくてかなり感動ものでした。

数分間ずつに小分けにしたビデオで、ビジュアルと簡単な例を沢山使って統計学の概念をものすごくシンプルに教えてくれます。

モジュールごとにクイズがあり、実際に計算したりもするんですが、スプレッドシートでちゃっちゃとできるような簡単なもの。でも自分の手を動かすことで頭に入るし、統計関連のマクロの使い方も分かって良かったです。

教育コンテンツ、大事!

しかしなによりも、このクラスが良かったのは、この授業を担当しているKatie Kormanikさんのプレゼンテーションがものすごく上手だったこと。

まず声がよく通るのと、話し方にとても抑揚があって、使う言葉がものすごくシンプル。

絵や図を実際に描いて説明してくれたりもしますが、その図も大学の教室で、教授がキタナイ字でぐちゃーっと書きなぐるのと違って、ちゃんと戦略的に考えられたものがキレイに出てくるので本当にわかりやすい。

実は彼女、別に統計学の専門家ではなく、こういうオンラインコースのコンテンツを開発するのが専門の人なんだそうです(今はコンテンツ開発の自分のビジネスを始めているみたい)。

内容の監修は大学教授がやっていますが、ユーザーに届くコンテンツを作る専門家として、あくまで学ぶ側目線で話してくれたのが、素人の私にはすごく良かった。

途中、理論の話になり、10分ほど監修した大学教授が出てきて話す場面があったんですが、はっきりしない、モノトーンの声でごにょごにょもにょもにょ、ややこしいことを言い始め、とたんに理解不能に陥りましたw

大学の教授、声をもっと出すとか、はっきりシンプルな言葉でクリアに喋るとか、内容をもっと吟味するとか、もっとプレゼンのスキルをあげて欲しい・・・。

学生時代、授業が辛かったのは別に私の理解度の問題だけじゃなかったんじゃ、とこの歳になって明確になり、ちょっと安心したり残念に思ったりもしてしまいました。

分かりやすく教えてくれれば、もっとみんな、色んなことがわかるのに!勉強嫌いにも、ならなかったかも!(責任転嫁?w)

Udacityの統計学は、そんなことまで開眼させてくれた、私にとっては一番良かった授業だったのでした。

長くなったので、去年4ヶ月に渡って取っていた別のコースのことについては、また別途書きます。

 

marichan.hatenablog.com

 

ロンドン2016⑳ 中東街を、ブラタモリ?

 

2016年夏の旅の記録、もう20回め・・!なのに終わる気配がございませんw

ロンドン、(アメリカと比べれば)意外とコンパクトな街。我が家の周辺では、家から歩いて行ける電車の駅が6つもありました。

そしてちょっと歩くと街の表情ががらっと変わるのも面白い。

道そのものも、車ではなく、馬車が通ることを想定して作ったんだろうなあと思うような道幅だったり、道の名前からも歴史的な用途がわかったり。例えば小さな小路の名前が○○ストリートじゃなくて○○馬屋となっていて、ここは通路というよりは馬を引き入れて置く場所だったんだなということがわかります。

そういった意味では、ちょっと東京に似てるのかもしれません。

街を歩く旅に、ああ、ここでブラタモリやってほしい!または誰か専門家の人がフリップもって私を待ち構えていて欲しい!と思うことしばしばでした。

 ロンドンの中東街エッジウェアロード

そんな中で今回ご紹介したいのが、エッジウェアロード

マリルボーンの我が家からは、徒歩10分ぐらい。マリルボーンはどちらかというと閑静な住宅街なのですが、そこをちょっと通り抜けると、どどん!と中東ワールドが開けます。

へぼい写真しか撮れてないんですが、街ゆく女性の大方がヒジャブを着用しています。看板もアラビア語率高し。周辺には中東系のレストラン、薬局や雑貨屋、商店などがどわーっと並んでいます。

家族連れもすごく多い。ひと家族の単位が大きめなので、とにかくいつ行っても混んでいる感じがしました。このあたりを回っているシクロから流れてくる中東音楽をバックグラウンドに、とにかく雑踏をかき分けて前に進む・・・。

あまりの混雑と混沌とした感じに、ふと昔行ったエジプトを思い出したりもします。実際一昨年初めてここに来た時の最初の感想は、「ここはキレイなカイロかっ!」でした。

現在ロンドンの人口の12%ほどがイスラム教徒なんだそう。新しいロンドンの市長もパキスタン系のイギリス人です。

ロンドンのイスラム教徒の内訳は、一番多いのがトルコ、次がパキスタンバングラディッシュと続き、必ずしもアラブ系が多いというわけではないようです。でも我が家の周りにはシーシャ(水タバコ)を出すカフェがぽろぽろあったり、だいたい角にある雑貨屋さんはムスリム系のおじさんが経営していました。

旦那は近所のアラブ系の床屋ででテカテカのロナウドみたいな髪型にしてもらったり(看板も全てアラビア語オンリーだし、床屋もあんまり英語が得意じゃなかったみたいだけど、よく飛び込んだなあ・・w)、周辺に飛んでるWifiの名前もアラビア文字だったり、子供の通学路の途中にも、大きなモスクがあったり。

アメリカの普段の生活と比べると俄然、イスラム文化が隣り合って存在している感じがしました。 

 中東の美味しいもの満載!

しかしなにより食いしん坊の陳家にとって嬉しかったのは、エッジウェアロード、ちょっと歩くと右向いても左向いても中東の美味しいものがそこにある、というところでした。

ワンオーダーでびっくりするくらいのボリュームがあるケバブをテイクアウトしたり、歩いていると試食だといってファラフェルをまるごと一個くれたりするお店もあったり。

そんな中で我が家が良く通ったのが、シリア系の小さなデザート屋さんDiwan Damas Deli。ここでアイスクリームを買って食べながら家に帰るのがお約束でした。

道端に出ているアイスクリームのケースから、なぜか毎回、子供はいちご、私はヨーグルトとラズベリー、そしてパパはアラブの伸び〜るアイスクリーム、ピスタチオ味をセレクト。

この伸びるアイスクリームだけ、ロールケーキみたいな形になっていて、切って出してくれます。もちもちした不思議な食感は、サレップという何かの植物の茎の粉が入っているせいだとか。

トルコの伸びるアイスクリーム、ドンドルマとほぼおなじですが、アラビア語ではブーザというのだそう。

お店紹介ビデオがあったので貼り付けとく。


Diwan Damas Deli in London UK serving delicious Ice Cream and Pastry

東レストランと一口にいってもバラエティに飛んでいて、この写真の手前のお店はトルコ、イラン料理屋さん、その向こうはレバノン料理屋さん。

その反対側にはクルドイラク料理屋さん、そしてシリア料理屋さんもあります。

その他にもデザートやケバブの専門店、おやじばっかりがコーヒー飲みながら水タバコをふかしている店・・・・・と、まあ目移りするほどいろんなお店があります。

陳家がいったこのお店Abu Zaadはシリア系。シリアというより「ダマスカス料理」だそうですが、細かい違いはよくわからず。

ラマダン中には、日没になってご飯の前にするお祈りのテレビ中継が毎日あるらしい。

お店には白人の人も時々ちらほら、でもだいたいムスリム系っぽい人達が食べに来ていました。

私達の向こうのテーブルにいたのは、男女混ざった若者グループ。女の子はヒジャブを被ってる子もいれば、いたって普通の格好をしている子も。みんなでセルフィーとったり料理の写真とったりしてました。

ミックスジュース的なもの

ピタパン、フムスなど基本的に地中海系なものが出てきます

「ババガヌーシュ(茄子のディップ)」、「キベ・シャミー(ブルグルというひき割り小麦とひき肉を団子にして揚げたもの)」、「タブーリ(パセリのサラダ)」

そしてメインのお肉。・・って頼みすぎ?!確か最初の数品は前菜セットみたいなのを頼んだのでした。

で最後はしっかりデザートも・・・。名前を失念した、アラブのライスプディングです。

 昔から中東街だったエッジウェアロード。そしてその前は・・?!

一瞬ここがロンドンであることを忘れそうになるエッジウェアロードですが、ムスリムの移民はここ最近始まったことではないらしい。

19世紀後半にはオスマン帝国との交易がさかんになったのを受けてこのあたりにアラブ系の住民がすでにやって来ていたのだとか。

その後1950年代にはエジプト系の移民、そしてレバノン内戦の影響を受けたレバノン人が、イラン革命の影響を受けたイラン人が・・・と、その時々の政局により、異なる地域の移民が続々とやって来て、現在があるようです。

移民政策が急に酷いことになってしまった今のアメリカを思うと、なんだか複雑な気持ちになってしまいました。

そして難民が生まれるのは、中東などに限ったことではない。このエッジウェアロード、中東系移民がやってくるもっと前、18世紀には、フランスのユグノーの移民が住み着いていたんだとか。

 

ユグノー・・なんか世界史で聞いたことあるな・・・カルヴァン派とも言うらしい・・ナントの勅令・・ってなんだっけ?!

・・ものすごく簡単に言うとユグノーはフランスのプロテスタントで、カトリックの国フランスでは迫害されたり色々していた人達。イギリスにも宗教難民として渡ってきたようです。

ユグノーの一部はイギリスの他にも近隣のオランダやスイス、南アフリカなど世界中に移っていったそう。

そしてアメリカにも今でいうレッドステート(オレンジハゲ隠し野郎に投票した州)あたりにどばっと移民したらしい・・みんな昔は難民だったんじゃんねぇ本当に・・・。

(エッジウェアロードを歩いていくと行き着く、マーブル・アーチと呼ばれる門)

 さらに面白いのは、このエッジウェアロードという道そのものの成り立ち。

この道の起源はなんでも先史時代に遡れるとかで、昔ロンドンの北にあった「ミドルセックスの森」に向かうための道として使われていたのが始まりなんだとか。

それこそ狩りに行ったり、食べ物を探しに行ったり、木を切りに行くために歩いていた道が踏み固められて、現在に至る、と・・・。確かニューヨークのブロードウェイもそんな感じで、ネイティブアメリカンが狩りに使っていた道をそのまま使ったんですよね。なんかすごい。

ロンドンは1世紀頃ローマ帝国に支配されちゃうのですが、その時にこの道も舗装整備され、「ワトリング街道」の一部になったんだそうです。

この「ワトリング街道」、ドーバー海峡にも近い、イギリスの南東部カンタベリーから斜めにイギリスを突っ切って、イギリス中西部にあるWroxeterというあんまり聞いたことのない街まで、実に444キロもある道!

本気でローマ人、全ての道をローマに続けさせようとしてたんですねぇ・・・。

こういう古い道は今でもイギリス中に残っていて、歩くこともできるようです。

ローマに続く?道の一部となったエッジウェアロードに、色々な国からの移民が住み着いて、新しい文化を取り込んでいると想像すると、なんともいとをかしいです。 

こちらは地下鉄エッジウェアロード駅。

ここは2005年7月に起きた同時爆破テロの被害を受けた場所でもあります。もう10年以上前になるのか・・・。

 

そしてこれは2015年のロンドン。エッジウェアロードの先にある、マーブル・アーチに設置されていた観覧車乗り場にて。

「市長」とも異名をとる小さいさんは、ロンドンの道端でも向こうから子供が歩いてくると「私あの子と遊びたい挨拶してくる」と突進していくなど、その社交性を発揮しておりましたが、ここでも3人の女の子を見るなり自分からこの椅子によじ登っておしゃべりを始めました。

たまたま隣に座っていたお姉ちゃんと小さいさんの名前が同じだというのでさらに盛り上がり・・。

なんだか色々嫌な方向に進んでいる世の中、子供達が大人になる頃にはどうなっているだろうか、大丈夫だろうか。子供達みたいに、みんな素直に仲良くできればいいのに・・。

美味しいものを食べまくったり、歴史に思いを馳せたり、そして将来を憂いてみたり・・。色々忙しくなれるエッジウェアロード。

今回の旅、日本のガイドブックも参考に持っていったのですが、そういえばこのエリアの記載はゼロでした。でも色々面白いし美味しい場所だから、みんな行けばいいのに!