愉快的陳家@倫敦

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記。

ずぶ濡れ色粉かけ祭り

愉快な陳家の春休み。今年は「うちはキリスト教徒ではありませんし」とイースターは華麗にスルーした。こんなの初めてかもしれない。でも卵に色つけたり草むらに隠したり、素敵なお料理作ったりは実のところ色々面倒臭い。

その代わりと言っては何だが今年もホーリー。インドの色粉かけ祭りには行ってきた。

本来は3月頃に2日間に渡ってやるお祭りらしいが、ベイエリアでは1ヶ月に渡ってありとあらゆる場所でこの祭りをやっている。以前はヒンズーの寺に行ったが、今年は行きそびれ3月の最終日、サニーベールの公園でやっている祭りに3家族連れ立って行って見た。

実際インドのホーリーがどんなもんなのかよくわからないのが本当のところなのだが、少なくともここベイエリアでは、色のついた粉を掛け合ってわーきゃー言って喜ぶのがお約束。主催者はインド関係のみなさんで、今回行ったところはボリウッドダンス教室やミュージカルをやっているダンスカンパニー主催だった。

ダンスカンパニー主催ならではなのか、ここではみんなが踊ったり色の粉をかけあうエリアに「ハリウッドの降雨マシーン」を設置して会場に雨を降らせるという、いかにもボリウッドにありそうな設定がなされており、西洋の音楽とインドのビートをうまいことミックスさせたなかなかイケてるDJの音楽に合わせて、皆がいかにもボリウッド的な感じで踊っている。

ちょっとあまりのずぶ濡れさに、ジップロックに入れた携帯を取り出してまで写真をとる気力がわかず、水のかからない安全地帯に避難してから遠巻きに数枚撮ってみたが、色粉がかかったところに上から水がザーッと降ってくるので、色とりどりの・・・と言うよりは、色粉が水で流れ落ち図工の時間の終わり頃の絵の具の筆バケツ的な様相になっていたw

それでもやはりハリウッド(ボリウッドではないらしい)仕込みの降雨マシーンはすごくて、あ、夕立がきた?と言う感じに実際雨っぽい雨が降ってくる。そして時々それが止むので、その隙になんとか会場を横切り、色粉をもらいに行くのであった。

さてこの色粉であるが、こんな感じに100キロ単位で用意されていたようで、両手を出して色粉のお恵みを〜、と分けてもらう。これを人の顔やら頭やらにべったり塗ったり投げまくったりして色まみれになる。

子供達も最後はこの通り。大人はまるでアバターのキャラのようになった。

f:id:Marichan:20180406172919j:plain

ここの会場は狭くて水も降ってくるしそこにひしめき合ってわーきゃー踊り狂っているので、色粉まみれになって識別不能になった中から自分の子供を探すのはちょっと大変。

人間、着ている服や肌や髪の色で人を認識している部分が意外に大きいのだなあと言うことに気づく瞬間でもある。次回はよっぽど変な髪型にするか、変なサングラスや被り物をしていった方が良いかもしれない。

子供達もずいぶん楽しんだようだが、後半、踊り狂うインド姉ちゃんのエルボーが娘の顔面を直撃して子供のテンションが一気にダダ下がると言う悲劇にも見舞われた。これで本場インドでは酒も入ったりするらしいので、これはかなり危険もあるやもしれぬ。

そのせいで水没の危険を押してようやく撮った子供の写真は表情がかなりドヨーンとしている。エルボー姉ちゃんは謝ったが、周囲の子供達の存在が眼中になかったこの姉ちゃんには「遠い将来子供が生まれたら思い切り育児に手こずるが良い・・」と心の中で呪いをかけておいた(私の呪いは意外と効く)。

さてこの色粉だが、これだけべったり自分についたら落とすのが大変そうなのだが、まずパンパン叩くと結構取れる。今回はそこに水も加わったのでなかなかそうも行かなかったが、それでも洗濯したらホーリーに行ったと言う証拠はびっくりするほど跡形もなく消え去ってしまった。

シミ一つ残さないこのインドのすごいテクノロジーは一体何なんだろう。

そして今回気がついたのだが、顔にかけられた色粉はほんのり何か匂いがする。花のような、何かお香のような。どうも色によっても匂いが違うようで、それが混ざると今度は時々どこかからほんのり運子のような香りとなって漂ってくる。うーん、オーガニック。

この粉、写真のパッケージを見て調べたところgulalと呼ばれるものらしいが、実際自然の原料を使っていたりするらしいので、匂いもそこから来ているらしい。色々ケミカルを使ったものもあるらしいが、最近では「エコフレンドリー」「オーガニック」で「バイオ」な原料を使ったものが増えているらしく、そういうのは水で洗ってもパッと取れるらしい。

インドのgulalメーカーのサイトもいくつか見てみたが、やはり原料などは企業秘密なのか、オーガニックだバイオだとは言っているものの、実際の原料が何かは結局わからず。

そんなこんなで、卵に色をつける代わりに自分たちが色まみれになった春の1日でありました。

前回のはこんな感じで

marichan.hatenablog.com