愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記。

オンラインクラス色々、その3。コースを取ってみて思ったこと。

ずいぶん前になりますが、オンラインで統計学とデータ分析関連の授業をとった時の経験を、2度に分けて書きました。最近は、どんな分野でも勉強しようと思えば、ほぼ無料かとっても安い値段で、いろんなことを家にいながら学べます。これは本当にすごいことだし有難い〜!


marichan.hatenablog.com

オンラインでデューク大学のデータ分析のクラスをとってみて、気づいたこと、面白かったこと等々、書くつもりが書いてなかったので、最後にまとめてみます。

世界中から学生がやってくる

オンラインのコースなので当然っちゃ当然ですが、もういろんな国から受講者が集まります。クラスメートの出身国が地図に表示されるページがあって、見てみるとやっぱり多いのは、インド、それから中国でした。日本からの参加は、片手で数えるくらいだったかな。

年齢層は私のグループ(アラフォー、ってもうフォーの一線は超えましたけどね!)はやはり少なくて、20代が多かった。

テストと採点方法

一度に何百人という人が受講するオンラインコース。毎回講義の後に受けるテストはマルティプルチョイスがほとんどで、その場で正解・不正解がわかる仕組み。クラス内での優劣をつけると言うよりは、ちゃんと理解しているかを確認するためのものなので、正解するまで何回かやり直しできます。それこそ、100回とかw 

でもモノによっては記述式のテストもあり。自分でデータを分析し、その結果をプレゼンテーションにまとめ、実際に自分でプレゼンをやり、それを録画して提出する、というプロジェクトもありました。

こういうのは、どうやって採点するかと言いますと、なんと生徒同士がします(!!)

サイトには生徒が採点する機能が用意されていて、受講生は義務として3人の生徒の回答の採点をする必要あり。

採点に間違いがないように、1人の回答を3~4人の生徒が見て点数をつけ、その平均値だったかが点数になります。点を適当につけて終わりにしないよう、ちゃんとコメントを残す必要もあり。いわゆるピア・レビューみたいなやつですな。

ピア・レビュー・・採点する生徒の学力も色々

さてこのピア・レビュー。授業を提供している側にとっては、何百人の回答を採点する必要もないし、授業をよりスケーラブルに提供するという意味では有効。でも何せどれだけ理解しているのかわからない生徒たちがお互いを評価しあうので、精度的にはかなり疑問というか、ヤバめに感じる時もありました。

特に確率・統計は数学の理解度がみんなかなりマチマチ。そんな中、クレジットのデフォルトリスクの計算などしなくてはいけない。そこで間違ってるんだけど複雑な数式を書いている生徒に、よくわからないもんだからたぶんこれ正しいんだろう(複雑だし・・)と高得点つけてる人が何人もいたり、もう完全に問題を解くのを諦めて、全てめちゃくちゃなことやってる人がいて、どこから修正コメントつけていいのかわからなくなってしまったり。

私もよくわかんないけど、これでいいのかな・・と適当に点数をつけてしまった回答あり(苦笑)

微妙に間違った理解をしたまま突き進んでいる生徒も多い印象だったので、これで「ビジネスデータ分析できます」って言って労働市場に出て行く人もいるかもしれないと思うとちょっと怖くもなりました(苦笑)。一応、大学はサーティフィケイトは出しても、単位は提供していないんですが・・・。

文化も色々

いろんな国から生徒が参加するため、授業やテストの時など、生徒の受け取り方や態度が、オンラインクラスであっても、ああ違うんだなぁ、と思うこともありました。

面白かったのは、フローズンヨーグルト屋さんのオペレーション改善についての課題が出た時のみんなの反応。この時の話は、「食べ物のことしか考えていないエッセイ」に書きました。

note.mu

またデータ分析プロジェクトのプレゼンでは、私は「ユーザーエンゲージメント」の話を少し盛り込んだのですが、その話のつかみにこのクラスを担当していた教授2人をそれこそ10秒ぐらいですが、ネタに使いました。

教授にもよりますけど、こちらの学校の先生はそんなに権威権威してないし、アプローチしやすいし、今回の講師陣も授業スタイルはかなりカジュアル。時にアホなジョークもいえば、変な踊りを踊って見せたりもしていたので、気軽に話題にしたのですが、それを見たインド人の生徒が

Sir○○とMadam△△のことをなぜこんな風に使うのか、失礼だ

というコメントを・・・(汗)!!!

そ、そうか・・国によってはもう教授はサー、マダムと言って近寄りがたい権威。不敬罪的に減点されてしまったよ・・。

働いてから学ぶって、素晴らしい

変な話ですけど、なんだかんだ言って、私も社会人になって日が長い。あんまり頑張っては働いてこなかったほうではありますが、そこで培ってきた実務経験はやはり無駄ではなかったかな、なんて自己満足(?!)に思うことも多々ありました。

やはり働いてから勉強すると、実際の業務と結びつくことも多いし、想像しやすいというのがあるので、理解度が早い。

あと学生時代は、文章でも分析グラフでも、とにかくパッと読んだり見ただけではわからない、小難しいものを提出することで、自分を賢く見せようとするアカデミック病みたいなのがあったような気がするけれど、大人になると、そういうのがいかに無駄か、逆に頭悪く見えるか、ということがよくわかる。そのせいか、同じ勉強する、試験を受けるにしても、背伸びせず、素直に対応できる。学ぶことで見えてくる景色が、学生時代と少し違いました。

学生時代って、とにかくレポートの枚数を増やすために、無駄にスペースを開けたり、余計な言葉をたくさん使ってスペースを稼ぐ・・なんてこと自分もよくやっていましたが、他の学生も当時の私と似たようなことをやっているのを見て、ああ、バレバレだったんだなぁ・・・と気づき微笑ましく思ったり(笑)。

でも逆に学生から、私の文章が簡潔すぎるという指摘を受けたりもしました(苦笑)。でもね、10年ほどシリコンの谷で働いたけど、学校のレポート調の文章なんて書いたら、まず誰も読んでくれないんだよ・・。

どっちにしても、学べることは素晴らしい!

新しい資格、学位を取る!となるとちょっとコミットメントが大変ですが、こういうオンラインサービスを使って、ちょっと隙間時間に新しいことを学べるって素晴らしいことだと思います。

資格まで取らなくても、ちょっとこういう知識を身につければ、あとは実務でどんどん実践すれば良いことですし。自分が学生時代にこういうのがあったら、もっと勉強に対する考え方が変わっていたかなぁ。今の時代は恵まれてるなぁ。