愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

性別判明!


2月【妊娠18週目】

  • もうあっという間に18週です。日本でいうところの5ヶ月か?妊娠初期のころはしんどいし、早く20週ぐらいになってくれーとっとと育ってくれーなんて思っていたけれど、今となっては、ええもう?!早すぎ!もっとゆっくり時間をかけて育ってよー、なんて思ってしまいます。
  • 相変わらず、人のお腹をよく蹴ってくれる小さいちゃん。ぴこぴこ、ぽこぽこと動くので、もうガスと間違うこともなくなりました。やっぱり家に帰ってきてソファに仰向けに寝た時に、小さいさんが動いているのがわかる。なぜか右側ばかりを蹴る小さいさん。一度はシャワーに入って、お腹にお湯がじゃっとあたったところで、どふっ!と蹴られた。
  • 胎教のためというよりは、自分の楽しみのためにピアノをよく弾いている。フルートは、どうしても練習の意味合いがあるので、自分で演奏しながらイライラ、キィー!となることもあるのだけれど、ピアノは純粋に楽しんでできるのと、ぱっと座ってフタさえあければすぐ弾けるのが良い。速い曲、遅い曲、明るい曲、暗い曲、色々弾いてみたけれど、やはりちょっとゆっくり目で、メロディーの音が高めではっきりしている曲が小さいさんはお好きみたい?低音でどかーん!とかなるようなのは全く反応が無いが、モーツァルトソナタでもゆっくり甘めの2楽章とか、ショパンでも例えば雨だれの前奏曲のメロディ部分みたいに、高音でゆっくりポロンポロン、と旋律がなるとお腹の中で踊っている。
  • CDをかけてみると、ノラ・ジョーンズにはちょっと反応していた。ボリウッド系の音楽をひんぱんにかけていたけれど、それには「ん?ん?」と何か戸惑っているようにも・・・?!音楽に反応して動いているのか、ただそういう眠りの周期の時にたまたま音楽が掛かっていたのか。それはまだわかりまへん。
  • 最近、また地元のしょぼしょぼオーケストラからお声がかかり、フルートを吹くことに。この週に久しぶりにリハーサルに出てみた。モーツァルト三昧ということで、そういえばモーツァルトは胎教に良いというではないか、ただしやっぱりしょぼしょぼオケの演奏ではそれも逆効果になるだろうか・・などと思って行ってみたが、3時間の練習中、チイサイさんはびくともしなかった!相変わらずアンサンブルはずれるわ、バスーンはデリカシーの無い音をブホーっと出していたりするので、聞いていてこっちがハラハライライラしたから・・・かもしれない(苦笑)。
  • その3日後、由緒あるドイツのオーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の公演があり、友達と聴きにいった。考えたら初めて聴くヨーロッパのオーケストラの音は、もう比べ物にならないほど素晴らしかった。ショパンのピアノコンチェルトと、ドヴォルザークの新世界というプログラムだったけれど、小さいさんは、ショパンの間じゅう、ずーっとお腹の中で踊りこけていた。これはびっくり。こんなに長時間踊ったのは、今のところ後にも先にもこの時ぐらい。しかし何故か、私が大好きな新世界になったとたん、またびくともせず。3楽章の途中になってまた起きだしてきたけれど、ショパンほどの反応は無く。ピアノの音がお好きなのかしら。不思議!
  • ご飯を食べるとお腹がぱんぱんになる。そしてどうしようもないほど眠くなる。血が全部胃に回ってしまっているのだろうか。妊娠初期にあった猛烈な眠気が復活。
  • マタニティヨガのクラスに行ってみた。市内のヨガスタジオの色んなところでやっているのだけれど、今回行ってみたところは、妙にスピリチュアル過ぎて引いた。ただ単にストレッチとリラックスがしたかっただけなんだけど・・・。他のところにもあたってみよう。
  • 会社内で風邪が大流行。会社のシャトルバスに乗っても、オフィスの中でも、げほげほがほがほすごい音がする。会社付きのデイケアがあるので、そこで子供たちの間に病気が大流行→その親にうつる→親が会社に病気を持ってくる→社内で流行、なんていうありがたくない連鎖も。妊婦は風邪薬とか飲めないので、妙にナーバスになる。でもこうやって見てみると、がほがほ咳をするのにカバーしない人が多い!また咳やくしゃみを手で覆うのもやめましょう!!!バイキンがついた手で色んなところを触られたらそれもまたたまらない。同じキューブに座る同僚もヒドイ咳をするので、私が会議室やら別の部屋に逃げて仕事。病気の時はみんな会社休もうよ。会社来てバイキンまき散らしても何も偉ないで。
  • この週は、出産する病院で2度目の遺伝子スクリーニング検査。といっても、数週間前にやった血液検査の結果をチェックするのと、超音波検査をするだけ。もう18週だし、性別がわかるかもね、ということだったので、今まで謎が多かった小さいさんの正体がわかる!とめちゃくちゃ楽しみにしていたのだった。水を飲んで、膀胱をいっぱいにして病院へ。
  • 今回の超音波検査は、赤ちゃんの成長をくまなく確認して、問題が無いかを調べるものなので、以前よりもかなりじっくり小さいちゃんを観察することができた。最初に画面に映ったのは、明らかに指をしゃぶっている小さいちゃん!小さい人間が動いている!おもわずほへーと声をあげてしまう。横顔には鼻がちょこん、とでっぱっていて、超音波技師の人も「あら可愛い〜!」
  • 赤ちゃんだけでなくて、私の状態も見るようで、胎盤の位置や産道の長さなども確認。そして小さいちゃんを上から下から、右から左から見て行く。脳みそが右脳と左脳に分かれているところ、羊水を飲んで水でいっぱいになっている胃、4つに分かれている心臓、腎臓、そして小さい手に5本の指があるところまでしっかり確認。現在の小さいちゃんの大きさはマンゴーぐらいだというけれど、こんなに色々見られるなんてすごい。
  • 足の指はさらに小さいから見えにくいかな、と下の角度から確認してみると、まるで仏足石のようにぼわーんと足が浮き出てきた。しかし小さいさん、眠いのか結構じっとしていらっしゃるので、角度を変えてもらうのにお腹をゆらしてみたり、トイレに行ってみたり、咳をしてみたり、寝る角度を変えてみたり。技師の人も、それこそ「カモン、ベイビー!動いてちょうだい!」と結構難儀だった。出かける前に良い子にしてるんだよ、とはいったけど、ここまでじっとしてろとは言わなかったぞ。
  • そして最後に性別の確認。じゃあ下のほうからみてみましょう、と角度を変えると、小さいさんがっつりあぐらをかいて、股を固くガード。ひゃー、これは今回わからないか?と危惧したものの、なんとかなだめすかしてあぐらを解いていただく。
  • 結果・・・小さいさんは、「女の子」でした!
  • なぜか自分はずっと小さいちゃんは男の子、と思っていたので、これはちょっと意外な結果。でもまあ、男か女かどっちかだから、女の子と言われてもとっても嬉しかったです。二人でうわー、娘ができるんだぁ、と言っていたら旦那が涙をふいていた。
  • 4D写真も撮ってもらいました。指しゃぶりをしようと親指を口に持っていく瞬間を激写。4Dの写真なんて、赤ちゃんが動くので、見た目まだボコボコに映るし、よその赤ちゃんの4Dを見ても、うーむ、と思うものも多いけど(笑)すでに親ばかなようで、小さいちゃんのは可愛い!と思ってしまう。プリントアウト&DVDに焼いてもらった超音波の写真も、指しゃぶりというよりは鼻をほじっているような感じの写真や、顔に手を当てて「今晩のおかず何にしよ」とスーパーで買い物している大阪のおばちゃん風など、ナイスショットをゲット。
  • 私の両親は、1度目の超音波の写真を見たときから、女の子だと思ったらしく、母などは雛人形まで見ていたらしい・・・その理由を聞いてみると、数ヶ月前の初めての超音波検査の時の写真の小さいちゃんの横顔(っていっても、骨格が映ってただけなのに)が、旦那に似ていたから・・・だそう。「女の子は父親に似るっていうし」・・・そそうですか?!あとは最近の私の写真を見て表情が穏やかだったので、これは女だと思ったそうです。ふーん。でも正解。たしかにそう言われてみれば、4D の写真の顔は鼻がすっと通っているところなどは旦那に似ているのかしら・・・。
  • 病院帰りに早速近くにあったベビー用品のお店や本屋に行って、赤ちゃんの服を見たり絵本を見たりしてイメージトレーニング。まだまだ何をどれだけ用意したらいいのかもわからず、とりあえず見るだけ・・。でも絵本を一冊購入。旦那が夜小さいさんに読んであげました。聞いているのかいないのか、うにうに動く小さいさん。旦那はその日はしばらくは、「娘が生まれるんだ・・」みたいなことを言っては目に涙をためておりました。
  • 今週のお涙頂戴:なんといってもこの週はオリンピックに泣かされっぱなし。女子のアイススケートのSPのカナダの選手の演技で泣き、そしてなによりオリンピック番組の合間に流れるP&Gのコマーシャルが「お母さんありがとう」シリーズだったので、思い切りベタなんですがそれを見るたびに涙腺が・・・。例えばこれ。ほんとベタなんですが、親にとってはいつまでも子供は子供、っていうのです。うわーん。